大阪の寮で暮らす島根出身の学生にコメ180キロを寄付

コメの価格高騰が続くなか、奥出雲町の生産農家が大阪の寮で暮らす学生や生徒を支援しようと、寮を運営する松江市の団体に180キロのコメを寄付しました。

コメを寄付したのは、奥出雲町の農家、内田圭二さんなど3人です。

30日、島根県出身の大学生や専門学校生、およそ50人が暮らす寮、「大阪学生会館」を運営する松江市の島根県育英会を訪れ、奥出雲町で生産された「仁多米」、180キロを寄付しました。

受領式では、台車に30キロ入りの米俵、6つが並べられ、内田さんは、「私たちが作ったコメを食べて、勉学に励んで下さい」と述べました。

寄付されたコメは、寮の朝食と夕食で使われるということで、およそ1か月分に相当するということです。

内田さんは、「学生や生徒を支援できればと思います。地元への思いを感じながら食べてほしい」と話していました。

また、「島根県育英会」の清原正義理事長は「コメの価格が高騰するなか、とてもありがたいです。農家のみなさんの思いを、寮の学生や生徒にしっかり伝えたい」と話していました。

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