コカインを使用したとして、警視庁新宿署は5日、麻薬取締法違反(使用)の疑いで、悩みを抱える若者らを支援する公益社団法人「日本駆け込み寺」の元事務局長田中芳秀容疑者(44)を再逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
◆「歌舞伎町の外国人に声をかけて現金で買った」
再逮捕容疑では、先月18日ごろ、都内などでコカインを使用したとされる。捜査関係者によると「自宅でコカインを使った。夜中に来る相談事案に対応するため、眠気を覚ましたかった」と容疑を認めているという。
田中容疑者は同日夕、新宿区の路上で、コカイン1袋を所持したとの同法違反容疑で現行犯逮捕されており、その後の尿検査で薬物の反応があった。また、同容疑者の自宅からはコカインのほか微量の大麻が見つかったという。
また捜査関係者によると、田中容疑者は「10年前に初めて大麻を買った。コカインは3、4カ月前に初めて使った」とも供述。入手先については「SNSで購入すると履歴が残るので、歌舞伎町の外国人に声をかけて現金で買った」と話しているという。
事件では、田中容疑者が最初に現行犯逮捕された際に一緒にいた相談者の20代の女も同法違反(使用)の疑いで逮捕されている。女は「『オーバードーズするくらいならコカインや大麻を吸った方がいい』と田中容疑者に勧められた」と話していた。
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