宮古水産高校で創立130年記念式典 新しい実習船もお披露目
明治時代に国内で初めての水産専門学校として設立された県立宮古水産高校で、18日、創立130年の記念式典が行われ、新たに作られた実習船もお披露目されました。
宮古水産高校は全国でも珍しい、海技士になるための科目やマグロのはえなわ漁の実習がある水産高校で、明治28年に全国初の水産専門学校として設立され、ことし創立130年を迎えました。
18日、生徒や関係者などおよそ200人が出席し記念の式典が行われました。
このなかで伊東道夫校長が「近代的な水産教育の重要性に着目した日本で一番古い水産高校として本校が歩んできた道は水産教育の歴史そのものです」とあいさつをしました。
このあと藤原ふ頭で老朽化した前の実習船に代わる新しい実習船が披露されました。
新しい実習船「りあす丸」は全長およそ65メートル、総トン数699トンで前より200トンあまり大きくなり、学習室や食堂、女子生徒用の洗面所やトイレを整備しました。
3年生の佐藤巧望さんは「前の船より広くなっていて凄いです」と話していました。
また実習船の運航を担当する鈴木宏明教諭は「新しくなった実習機材を使い即戦力となれるよう生徒を指導していきます」と話していました。
「りあす丸」は来年1月にはハワイ沖でマグロのはえなわ漁の実習を行う予定です。