東京都教育委員会は4日、東京23区の区立中学校の女性教諭(22)が教員免許のないまま授業をしたとして、4月1日の採用時にさかのぼって任用を取り消すと発表した。5月23日付。
◆都教委の担当者「確認徹底の仕組みをつくる」
無免許による任用無効は本年度に入り3件目。都教委の担当者は「次年度の採用に向け、確認徹底の仕組みをつくる」と話した。
都教委によると、女性は中学、高校の国語の免許状を取得見込みで採用され、5月23日まで勤務。3月に区教委の面接を受けた際、免許状を「大学が一括申請している」と話したが、実際は大学も本人も申請していなかった。
女性はその後、区教委に免許状を4月30日に提出すると書面で伝えていたが、本人からの申請書類が都教委に届いたのは5月7日だった。
教員免許状は都道府県教委が交付。新卒の採用教員は通常、免許取得見込みで採用選考を受け、3月中に配属校が免許を確認する。
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