「 日本郵便の不適切点呼問題、運送事業許可取り消しへ…郵便局のトラックなど2500台対象」と言うニュースがありました。 タイトルから内容をイメージできなかったので本文を読むとこんな感じでした
- 郵便局全国3188局のうち2391局(75%)で点呼の不備を確認
- 国交省が「取り消す方針を固めた」段階(まだ決定ではない)
- 対象は約2500台のトラック・ワンボックス車(軽自動車は別扱い)
- 内部調査で発覚し、日本郵便が自ら報告・公表
ニュースを読んだ人の中には、「ああ、また大企業のコンプライアンス違反か」と感じた方も多いはず。でも、よくよく読むと少し違った見方もできそうです。そこで今回は、このニュースをあえてちょっと"ひねくれて"読んでみました。
① 内部調査で2391局の違反を報告したの、正直えらくない?
世間的には「なんてひどい違反だ」と叩かれてますが、冷静に考えると、これ全部「内部調査」で洗い出して、ちゃんと自分で報告したんですよね。
民間企業でここまで自浄作用を機能させて、かつ全面公表した事例って、そう多くありません。見逃してスルーしても気づかれなかったケースも、たぶんあったはずです。
② じゃあ実際、事故は起きてたの?
何年も点呼をしてなかったとか、記録を改ざんしてたとか書かれてるわけですが、じゃあそれによって重大事故が頻発していたのか? というと、記事には明確な記載はありません。
確かに、4月だけで20件の酒気帯び運転が判明したという事実は重要です。でも、これは点呼を強化した結果「発見できた」件数でもあります。つまり、違反=即危険運転とは言い切れない部分もあるのかもしれません。
③ 郵便局ですら見逃した。じゃあ他社は?
日本郵政グループって、ルールやコンプライアンスにめちゃくちゃ厳しいイメージありませんか?その組織ですら、75%の郵便局で「点呼の不備」が見つかったという事実。
じゃあ、中小の運送会社、個人事業主、フードデリバリー……そこは本当に大丈夫? むしろ今回の件は、「表に出てこない違反」が業界全体にまだまだあることを示しているようにも思えます。
国交省関係者が「大手事業者とは思えない悪質さ」と指摘したそうですが、逆に言えば中小事業者ならもっと…という可能性も。
④ 守られていない法律、意味あるの?
ここが一番"捻くれポイント"かもしれませんが、仮に75%が守れてなかったとしたら、それって法律側にも問題あるんじゃ? と思ってしまいます。
もちろん、安全を守るためのルールには意味があります。でも、現実的に守りにくいルールが形骸化しているなら、そこを見直すことも必要なのではないでしょうか。
形式的な点呼を毎日行って、紙に記録するだけのルーティンが、本当に運転手の命と安全を守っているのか。このニュースは、そういう根本的な問題を考えるきっかけにもなると思います。
ちなみに、原付バイク(8万3000台)は法規制の対象外なのに、なぜかトラック(2500台)だけが厳格に規制されているという制度設計も、ちょっと不思議ですよね。
🔚 まとめ:違反の裏にある"リアル"に目を向けたい
もちろん、ルール違反を擁護するつもりはありません。でも、「違反があったからダメ」「許可取り消し当然」とだけ言って終わらせてしまうと、見逃してしまう論点があるように感じます。
むしろ今回、日本郵便のような大手が自ら問題を掘り起こし、公開し、処分を受ける過程そのものが、他の業界にとっても一つのモデルになるかもしれません。
なお元の記事はこちら
https://news.livedoor.com/article/detail/28895565/