大学生活後期「ENFPにお持ち帰りされたINFJ」
短期留学で仲良くなったユダヤ人がこっちへ逆に短期でやってきて、引っ掻き回してからの帰国で、日常がようやく戻ってきた頃の話。
その前に、この頃の急変化について少し言及しておく。
まずは、バンドを組んでいたESTPカップルの教員採用試験による離脱と、ドラム先輩の院試、同級生ENFJの就活が重なって、所属していた二つのバンドメンバーの大半がいなくて途方に暮れていた。医学部医学科のショボいISFJ♀のサークルメンバー(以下ショボちゃん)と二人で。
ISFJ「さすがに二人じゃ、どうにもなんないよね。サポメン頼むにも、私たちってあんま人脈ないしねー」
と嘆いていたら、丁度その時に、話を理解した例のユダヤ人が得意げに自らのノートPCを広げて
ユダヤ人「ヤー、これで解決だ」
と電子音楽の導入を促して、からの、ショボちゃんと三人でドハマリしていたせいで、三年後期は散々な成績となり、俺は単位落としまくりで卒業の危機となり、ショボちゃんも留年寸前まで追い込まれることに。
そして、ユダヤ人の帰国からの、年度末のゼミでの先輩を見送りする卒業記念飲み会での翌朝に事件が発生する。
二個後輩のENFP♀が俺と同じベッドで寝ているんだが…
どうも、その日、調子に乗って飲みすぎていたらしく、軽く意識が飛んでしまったようである。こういう時はゼミ仲間のISFPか同級生ENFJがうちまで送ってってくれるのがいつものお約束なのだが、今回はこのENFPが送ってってくれたみたいで…
二人とも昨日のままの服を着てるし、着衣の乱れもないしで、ほっと一安心。なんだが…
こいつ、なんで俺と一緒に寝てんだよ?
と当然の疑問もさておき、とりま二日酔いで頭が痛いので、水を飲みに行くべく冷蔵庫を開けたところで、ENFPが目を覚ます。
ENFP「おはよーございますー。私も水くださいー」
呑気にこんなことを言ってくるこの女にさらに頭が痛くなりつつも、水を渡しながら言う我輩。
俺「送ってくれたのはありがたいんだけど、さすがに一緒のベッドで寝るのはどうかと思うけどね…てか、君じゃなくてISFP辺りが送るって言わなかった? だいたいにお互いが飲みつぶれた時は互いがって打ち合わせになってるんだしブツブツ」
って、二日酔いでボーっとした頭で言ってたら
ENFP「なに言ってるんですか。私達、付き合ってるじゃないですか?」
はっ? こいつこそなに言ってんの?
ENFP「昨日、私が告ったら先輩オッケーしてくれたじゃないですか?」
えっ? 記憶に全くないんだが…
ENFP「教授も先輩らも皆、知ってますよ?」
どゆこと?
ENFP「教授に先輩のことを話してたら、先輩が酔った状態でやってきて、教授がせっかくだから告白すればって感じで(以下略」
二重で頭が痛い…
ENFP「家までの間に、先輩、私のことが気になってたとか言ってましたよデレ」
俺氏、失態…そんなことまで言ってたのか…
いや、この子も俺同様に1年の早い段階で、教授から直々にスカウトされた子で、好奇心と行動力がパナいのか、なぜか1年でゼミに参加したりするんだよね。
そのせいか、秋には一個下のESTJと付き合いだしてからの、一ヶ月で即別れてって謎のムーブをかましてたりするんだが…ゼミ内での立ち位置は悪化はしていない模様で、あら不思議。
そこから、その頃にユダヤ人とつるんでた俺とショボちゃんに興味を持ったのか、よく絡んでくるようになって、ライブ用に作ったトラックを聴いてもらったり、または単純にわからないとこをよく質問にきたりしてたとこから、お互いに意識するようになったと。
まあ、俺に好意を持ってるのはなんとなくわかってたが、さすがに今から付き合っても1年しかってことで、距離を置いていた。逃げ回っていたと。そこを上手にハントしてきたと。
さすが恋愛強者(゚A゚;)ゴクリ
ENFP「いやー、でも、私のことが好みとかまでは想像してなかったなーデレ 先輩、綺麗な人と付き合ってたって聞いてるし、ショボちゃん先輩やユダヤ人の子もかなり可愛いしで、私なんかってちょっとって引いてたんですよねー。思いきって告って正解でしたーデレ」
これ、どういうことかと言うとこういう事。
ショボちゃんはドラム先輩の彼女だし、ユダヤ人は同族だから異性としてあんま興味なかったのもあるんだが、それ以上に、このENFPは凄い特徴があって…
上野樹里にそっくり←私的ドストライク
まずは、凄い美形というわけではないのだが、絶妙に好きなラインをきっちり全体的に整えて抑えてきてるルックス。
次に、好奇心の塊で、それに全部応えられる自分という構図で、自分にとっては特にウザくはないから、ESTJのように嫌にはならないどころか、むしろ、ネタ提供してくれるまである。向こうからしたら、可能性の塊で、好奇心だけで快感を得られるまであるとか。
最後に、ゼミの他学年から聞いた情報だと、結構、感情的になりやすく、わけのわからないことでキレ散らかし、その日一日空気が悪くなる(本人は次の日にはケロッとした顔で何事もなかったように話しかけてくるとかで不気味とか)とは聞いてはいるんだけど、なぜか自分の前では穏やかで感情が爆発することなく、するとしてもポジティブな方の爆発しかしない=嬉しいとか楽しいとかで、本人からしてみても快適そのものらしい。
あと、おまけで、キャーキャー騒ぐ癖があるんだけど、声が絶妙に低いからかうるさくないという。まあ、キーキーとうるさいのは殺意覚えるしね。
つまりはこういうことで
ショボちゃん 80 70
飲み会でのお持ち帰りがきっかけで、付き合いが始まりましたとさ。正確には泥酔状態の俺相手に、教授やゼミ生が面白がって、告らせてってのが真相っぽいが…
だからか、以降、しばらくはからかわれるかなと覚悟してたら…
そんな様子もまるでなく…
当たり前のように俺とENFPが受け入れられてるんだが…
理由はというと
同級生ENFJ「あのさー、あたし、就活で忙しいのにENFPさんの恋愛相談にしょっちゅう乗ってたのよ。ほんといい迷惑だったんだけど。てか、てめー、サークル内でもどの子に対してもびみょーに距離取って、どっちつかずでいろんな子の気を引いてたの、アレわざとか?」
教授「ENFPさんに君の好きなタイプはとか、彼女はいるのかってずっと聞かれてたから、やー、はっきりと聞かなくてもわかるよねwww 君、ユダヤ人の子とずっとつるんでたから、そこが懸念かなって。だから、帰国したら速攻だったねwww」
ISFP「相談ありますって深刻な顔で来るじゃん? 俺への告白かなってちょっとは期待するのよ。でも、いつものように、お前のことでさー、俺にも少しはくれよー(´;ω;`)ブワッ」←お前、汚い髪止めろよ
ESTJ「あいつ、わけわかんないんすよ。付き合ってる時から俺に、あの先輩って凄い目立ってないですか? 凄いんですか? 外国人と一緒でヤバくないですか? 教授と同レベルで議論しててかっこよって、ずっと先輩の話ばっかしてくるから、ウザくなって捨てました。なのに、別れてからも、その俺に先輩のことばっか聞いてきて、アレなんなんすか? 一体?」
と、こんな感じらしい。
そういえば、ENFPとの初対面は短期留学後の発表で、その頃にはESTJと付き合ってて仲良く一緒に座っていた。こういう発表は馬鹿らしいので、他の面子に任せて、ボーッと過ごしてたら、教授がおもむろに
教授「俺君凄かったのよ! アメリカの教授やギフテッドを相手に論戦してて負け無しだったの! なんと30戦25勝5分け! 今度うちに短期留学にくるIQ150のユダヤ人の子にも楽勝で(以下略」
したら、ENFPの目がぐわっと見開いて、こっちをガン見。彼氏のESTJにも明らかにわかるくらいに、興味がこっちに移ったっぽい。
ENFP「やー、あの時は噂に聞いてた先輩ってこっちかーってなってwww ESTJ先輩には悪いことしちゃいましたねwww」
ESTJと付き合った理由は「微妙に目立っていたESTJと俺を勘違いしてアプローチかけた」ってものらしく、これにはESTJもおかんむりで
ESTJ「マジで、俺、いい迷惑だったんですよ! 見えないかもしれないけど、ENFPのやつって頭いいから、なんで俺より頭いいこいつが俺を天才扱いで寄ってくるのか当惑してたんですよ」
頭いいらしいので、聞いてみると
ENFP「先輩が合格したっていううちの県の私立、私も受かってますよ。うちは裕福じゃないから、私立は行く気なかったんですけど、塾が費用出してくれるって言うから、試しに受けたらテヘヘ」
それ試しじゃねーから! お試しで塾負担にはならないからね! 絶対に受かる子にしか塾から費用は出さないから!
ん? ってことは、ここにきたのって…
ENFP「地元の国立以外は選択肢になかったですねー。まあ、余裕のA判定だったんで、受験勉強もロクにせずに部活と恋愛ばっかしてましたねテヘ」
ツッコミどころしかないけど、とりま、彼氏の前で「過去の恋愛」をちらつかすのってどーなの?
呼吸するみたいに、さらっとこういうのも言ってくるし…
ENFP「ESTJ先輩はあんま上手くなかったですよね。自分勝手で、自分さえ気持ちよければいい人で」
うん、もういいや。なんかいろいろ諦めた。
な感じで、卒業まで付き合ってた。特に、喧嘩も口論も言い合いもなく、それどころか空気が悪くなることすらなく、お互いが快適なままに、俺の卒業までを過ごしたとさ。
そして、約束通りに別れることに。
ENFP「うう😭 私ら、遠距離恋愛とか絶対に無理なタイプですもんね😭 お互いに辛いだけだってわかってるから、これがベストですよね😭 塾に就職してワンチャンあるかなーって思ってたんですが、それだと、今度は私が就職先限定されますしね😭」
これどういうことかと言うと、ENFPは1年の頃から志望業種がはっきりしていて、そのため、教授に相談に行ってからの「君、凄いわね。うちのゼミに来ない」っていつものスカウトって流れだったらしい。
2年前の教授「今年は君以来の逸材ゲット!」
サトシばりに嬉しそうにしてる教授。これそういうことだったのかって、ENFPと付き合いだしてから理解した。
で、このENFPの就職先ってのが都市圏に集中してるから、地元に帰るかこっちに残るかの選択肢の自分とは噛み合わないって理解していた。
とはいえ、そこらへんを説明しただけで理解して飲み込めるのが並外れていて、あの教授、こいつもアメリカに連れてって遊ぶんだろうなって容易に想像がついた…
別れてからは、お互いにお互いの生活に戻り、どっちも特に未練もないという謎の心理ムーブをお互いにしているという。
でも、その後にたまに会う機会があったら
ENFP「先輩、こっちこないですかー? 結局、なんだかんだ言って先輩と一緒にいた時が一番落ち着いていたんですよねー」
と、会うたびに恋愛強者な匂いがプンプンさせてくるENFP。敢えて聞かないけど、お前、俺が何人目で、今が何人目だってさすがに俺も興味が湧いたレベルで、派手なんだろーなと。
思いつつ、浮気はなく、一回一回が全部きちんとした恋愛なんで、まあ、ご自由にとも思いつつ、ふと思ったのが
俺もこいつが一番居心地が良かったという記憶が残っている。
とまあ、俺にしては珍しく平和な過去のお話。
オチはない。


コメント
2やっぱENFPってすげぇな(遠目)…
やべえよあいつら