新社会人の超早期離職トピックを見て感じた構造的問題
毎年この時期になると思うこと。
4月に就職したばかりの新社会人の超早期退職の話題。
実際、社会人なりたてですぐに「もう辞めたいです」といった相談を受けることはよくあります。
彼らが辞めたい理由として挙げることの多くは「自分が思っていたのと違った」「やりたいことをさせてもらえない」といった、自分の理想と違うという失望です。
これは「社会の仕組み」や「仕事とは何か」ということを知らない・自分事になっていないことに起因しているように感じます。
僕らが毎日当たり前のように好きなものを買えたり食べられたりするのは、それを生産し、流通させ、販売してくれる人たちがいるから。
ゴミやトイレなどで不便を感じないのも、ゴミや下水を運び、処理してくれる人たちがいるから。
僕らはお互いに誰かの仕事によって支えられている。それが社会。
仕事とは自分の好きなこと・やりたいことをするのではなく、出来ること・誰かに必要とされることが前提であること。
そういったことを知らない・理解していない・自分も社会の一員であり担う責務があることが自分事になっていない。
これは彼らのせいというわけではなく、その手前側にある教育や家庭にも課題があるように感じます。
僕自身は組織開発・組織デザインを主業にしていますが、教育領域にも関心があるのは、結局組織で起きている課題を突き詰めていくと教育に繋がり、地続きであると感じているからです。
僕個人として彼らに出来ることは限られますが、みんながキラキラ好きなことで生きている(ように見える)「何者か」にならなくてはならないのではなく、目立つことなく自分が周囲の役に立てることで誰かの為にコツコツ貢献することでもいいんだよということを都度伝えています。
実際、今自分の好きなこと・やりたいことで生きているように見える人も社会に出てすぐにそうなったのではない。
自分のやりたいことを最速で叶えられる人は、むしろ「みんながやりたがらないこと」を率先して引き受けている人だということをもっと知って欲しい。
信頼が高まり、出来ることが増えれば自然とチャンスは回ってくるもの。
最初は焦らずに周囲から「必要とされること」に全力で応えるよう注力した方がいいと思います。
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