万博オープン前なのにグッズ店に列、関係者パスの不適切使用か 協会が注意喚起

産経ニュース6/4(水)14:55

万博オープン前なのにグッズ店に列、関係者パスの不適切使用か 協会が注意喚起

万博会場で、午前9時開場直前の東ゲート=5月15日、大阪市此花区(南雲都撮影)

大阪・関西万博で運営スタッフらが関係者入場証(アクレディテーションパス、AD証)を使って開場前に場内に入り、開場と同時に一般の来場者に先駆けてグッズ店に入る事案が相次いでおり、日本国際博覧会協会はスタッフらに対し、AD証の不適切な使用をしないよう通達を出した。万博グッズは数量限定やプレミアム化しているものもあり、こうしたグッズの入手が目的との見方が出ている。

通達は5月9日、万博関係者向けのポータルサイトに、「関係者による9時開場前の列並びについて」と題して掲示された。

文面は以下の通り。

「関係者が9時開場前、一番乗りの来場者の前に公式ショップ、当日登録端末機、パビリオン等に列を作るケースが最近散見されます。これは来場者からの苦情のもととなり、来場者の信頼を著しく損ねる行為です。関係者によるこうした行為は厳禁ですので、関係者の皆様に周知徹底をお願いします」

関係者によると、AD証の入ったストラップを首から下げた運営スタッフらが、万博会場がオープンする午前9時を前に入場。この行動自体はその人の業務に関係があれば問題ないが、一部が開店前のグッズ店に並び、開店と同時に入店。一般の来場者がゲートを入って店舗に到着する前に、目当ての商品を購入する様子が確認されている。

万博では、運営スタッフなど関係者向けにAD証が発行されている。関係者が入退場するために必要で、一般の来場者とは異なり、専用の関係者入場ゲートから万博の開業時間の前後でも入退場できる。

AD証は発行目的のイベントなどの運営・設営や出演のため万博会場への入退場に限って有効であり、発行された目的以外での使用は禁止されている。

会場のグッズ店で販売されている商品は数量限定のものも少なくなく、一部はネットオークションなどで高額で取引されている。協会内では、運営スタッフらがこうした商品を手にするため、AD証を不適切に使用しているとの見方もある。

今回の万博は「並ばない万博」を掲げながら、一般の来場者は入場ゲートやパビリオン、店舗で行列を強いられている。(井上浩平)

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