駆け込み寺「1カ月しかもたない」 元事務局長逮捕、補助金4400万円打ち切りで資金難
逮捕された田中容疑者について、清水代表はこれまで2年以上、同法人内で活動をともにしてきたとし、「薬物使用を思わせるそぶりなどは一切なかった。素振り、挙動不審、におい、など一切感じさせるものはなかった」と話す。
一方、田中容疑者は相談者として通っていた20代女性にコカイン吸引を勧めていたとされ、女性は田中容疑者と一緒に逮捕されている。
この相談者からの電話相談に当初、窓口となったのが田中容疑者だったという。ただ、それ以降は清水代表が担当していた。今年2月以降は連絡が途絶えていたことから登録を外していたといい、清水代表は「まさか(田中容疑者が)連絡を取り続けていたとは」と驚き、「言語道断だ」と憤っている。
■「警察は入れない」の真意は
SNS上などでは、清水代表が過去にインタビューで語った「(組織内に)警察を絶対に入れない」という発言について、田中容疑者逮捕の話と結び付け、組織が薬物を隠蔽(いんぺい)しているのではないかといった憶測が拡散。組織に対する批判が相次いでいる。清水代表は「警察官をそのまま通しては、女性らが安心して相談に来られない。あの日は警察を中に入れず、女性に警察への同行を促した」と振り返り、警察に協力してこなかったという印象が広まるのは「とても残念だ」とした。
組織の今後については、「これまで20年以上にわたってこの場所で活動してきたことや、支援を必要としている人たちがいる事実は変わらない」として、活動に理解を求め、個人などからの寄付金などを募り、再建の道を探っていく方針だ。