米留学生認定取り消しで 沖縄のOIST 博士課程を受け付け

アメリカのトランプ政権がハーバード大学の留学生の受け入れ認定を取り消すとしたことを受けて、OIST=沖縄科学技術大学院大学は、アメリカの学生などを対象に博士課程への特別出願を受け付けています。

アメリカの大学を巡っては、トランプ政権が、ハーバード大学の留学生を受け入れるための認定を取り消すとしたり、留学希望者の学生ビザを審査するための面接の新規受け付けを停止したりするなど、留学を控えた各国の学生に深刻な影響が出ています。

日本各地の大学で支援の動きが広がっていて、OISTも影響を受けている学生を対象に、特別出願を受け付けることになりました。

一度締め切った博士課程の出願を、アメリカの大学に在籍中か入学予定の人に限って今月2日から再び受け付けていて、国籍は問わず、20人の受け入れを目指すということです。

大学によりますと、影響はアメリカ国内の研究にも及んでいることから移籍を希望する研究者を受け入れる準備も進めているということです。

大学のトーマス・ブッシュ研究課長は「アメリカから優秀な学生や研究者を受け入れ、国際的な研究にとっても日本にとってもよい結果を生み出したい」とコメントしています。

県内では、琉球大学も学生の一時的な受け入れに向けた準備を進めているということです。

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