福島第1原発事故による放射線被曝で甲状腺がん発症 当時小6の20第女性が追加提訴

東京地裁が入る建物(今野顕撮影)
東京地裁が入る建物(今野顕撮影)

東京電力福島第1原発事故による放射線被曝で甲状腺がんになったとして、福島県に住んでいた6人が東電に損害賠償を求めた訴訟で、新たに当時小学6年生だった20代女性が3日、東京地裁に追加提訴した。

訴訟は被曝との因果関係が争点で、東電側は「がんを発症するほどの被ばくはしていない」と争う姿勢を示している。

訴状によると、女性は福島県いわき市出身。高校生だった2015年、原発事故の影響を調べるため県が定期実施する「県民健康調査」で腫瘍が見つかり、翌年甲状腺がんと診断され、手術を受けた。医師は「がんは原発事故前からあった」と説明したが、カルテを開示請求した結果、13年の健康調査ではがんの兆候はなかったという。

東京都内で記者会見した女性は「自分のがんは原発事故以降にできたのは明らかだ。事故との因果関係がないという一企業の見解が、医療機関の説明さえもゆがめている」と訴えた。

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