【Kindleニュース】KDPで広告が利用できるようになったので試してみました!
KDP(Kindle Direct Publishing)でいつのまにか広告が利用できるようになり自書の宣伝が可能になりました!(以前は大口ユーザのみで個人では利用できないようでした)
KDPはKindle(Amazonで販売する電子書籍)の個人出版のことです。過去に出版の方法などをまとめていますのでこちらをご覧ください。
では早速を試してみたいと思います。必要なものはクレジットカードだけです。
Amazon Adsに登録
広告はAmazon Adsによるものとなります。Amazon Adsは検索結果ページなどAmazonのサイト上に表示される広告です。
事前作業としましては著者セントラルページを作成が必要なようです。こちらの作成方法は前回のnoteを見て頂きたいです。
では始めてみます。KDPの本棚からマーケティングに移動します。
中ごろにあるAmazon Adsで"Amazon.co.jp"を選んでAdsコンソールに移動をクリックして下さい。(日本で宣伝する場合)
Amazon Adsの規約に同意します。
こちらがAmazon Adsの管理画面(キャンペーンマネージャー)です。
最初に広告費の支払いの設定が必要になります。左の"管理"から"請求"に移動します。
請求先となる自身の情報を入力します。
住所などを入力し"続行"を押してください。
支払設定の画面になりますのでクレジットカードの情報を入力して下さい。
これで支払い設定は完了です。では実際に広告となるキャンペーンを作成します。
キャンペーンの作成
最初の画面(左上のamazon adsのロゴクリックするとホームに行きます)の下部にある"キャンペーンを作成する"をクリックします。
今回はスポンサープロダクト広告を試してみます。純粋に商品を広告するもので、商品が3つ以上あると販売主自体を宣伝するスポンサーブランド広告も使えるようです。
最初に広告グループの設定を行います。(グループの名前も変えることができますがそのままでも構わないようです)広告する自身の商品を選んで追加します。
次にターゲティングの種類を選びますが、設定が面倒な方は自動の"オートターゲティング"でも構いません。今回は"マニュアルターゲティング"でどのような場合に広告を表示するか指定したいと思います。
マニュアルターゲティングのうち最初は検索された内容に応じて表示される"キーワードターゲティング"を試してみたいと思います。
下の方に自動で商品に関する推奨キのーワードが表示されます。こちらでもいいですが今回は手動で入力してみます。"リストを入力"タブをクリックします。
自由にキーワードを入力します。何か入力すると下の方にサジェストが出てきて、この中にある方が検索されやすいキーワードとなりますが、無視しても構いません。今回は「AI ChatGPT」にしてみます。
入力しましたら"キーワードを追加"ボタンを押します。
右側に「部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」の3つ追加されました。
3つの違いは今回の場合、完全一致は名前の通り「AI ChatGPT」で検索されたときにしか広告は表示されませんが、部分一致は「生成AI ChatGPT」などキーワードを含んだ検索がされたときも表示されます。フレーズ一致は、同じ意味の検索語句「人工知能 ChatGPT」など語句が含まれなくても同じ意味であれば広告が表示されます。Amazon Adsだけの用語ではないので詳しくは検索してみて下さい。
そして肝心の入札額ですが、入札額の意味はWeb広告はオークションのようになっており「この金額なら広告を出してもいい」という人が競い合って広告が表示できるか決めるようになっています。
この推奨で入力された値で言いますと部分一致は7円で入札。入札額が高いものが優先的にページに表示され、クリックされればその入札額を支払うという流れになります。(この後の動的な入札なしの場合)
部分一致より完全一致の方が料金が高いのは、広告の目的にあった顧客にたどり着く確率(コンバージョン率)が高く、こちらの方にお金をかける人が多いためだそうです。
金額は自由に変更できます。今回は金額はとりあえずそのままで、完全一致は高いので消して試してみました。(×ボタンで消せます)
次にその下にのキャンペーンの入札戦略を決めます。
入札戦略はAmazonが自動で入札額を調整するというものです。一番上の"動的な入札"が推奨されていますが、これを選ぶと上で設定した入札額以上の金額で入札されることがあります。(最大100%なので約2倍の金額まで)
これが嫌な方は下2つのどちらかを選んだ方がいいと思います。今回は動的な入札で試してみたいと思います
あとは1日の予算と開始日・終了日を決めてキャンペーン開始を押すだけです。
終了日がデフォルトで半年後となっているのでお試しの方は必ず変えて下さい。1日千円でも半年だと3万円×6か月で最大18万円課金されてしまいます!
これでキャンペーンの作成は終了です。
広告はすぐに開始されるわけではなく審査があります。数時間で終わりました。キャンペーンマネージャーでステータスが有効となればOKです。(クレジットカードの支払いエラーなどで有効とならない可能性もあります。)
であとは広告が自動で表示されるのでクリックされるのを待つだけです。
が、1日経ってもうんともすんとも言いません…(データなしのまま)
恐らく入札額が安すぎて、表示すらされないようです。入札額を変えたいと思います。キャンペーンマネージャーからキャンペーンを選んで下さい。
広告グループを選んで下さい。
左側のメニューの[ターゲティング]を選んで下さい。
ここで最初の入力と同じように入札額を変更できます。
1日後、やっとインプレッションが付きました!
ただクリックはされていません。1日3インプレッションでは少なすぎるので、さらに入札額を上げてみます。
数日後、ようやく1クリックされました!
支出は44円でこれが広告費となります。30円程度で入札額を設定しましたが、自動入札で上げられたようです。ちなみに購入はされていないので売上は0です。
※表示される各種の指標を変えるには"∨"ボタンを押して変えて下さい。
感想
微妙な終わり方ですが、とりあえずこれがAmazonで自書の広告を出す流れとなります。感想としては恐ろしく"辛く"感じました。
私の本は100円~300円で、Unlimitedで読まれても100円以下の利益。そうすると入札は50円程度が限界ですが、その程度の入札額では全く意味が無いようです。(数日で1クリックではちょっと少なすぎます…)
ただ今回の検索キーワードは「AI ChatGPT」という激戦区、レッドオーシャンに飛び込んだためにこのような結果になったのかもしれません。キーワードは複数で比べてみたり、全く関係ないキーワードで試してみるのも手かもしれません。
ちなみにXの広告は1クリック100円以上かかります。(時間帯など条件によっても変わりますが)
ただX広告の場合はインプレッションによりアカウント・ブランドの認知に繋がるので、そういった目的のある方はX広告の方がおすすめかもしれません。(フォローされることもあります)
X広告に興味ある方はこちらも読んでみて下さい!
次回
長い記事を読んで頂きありがとうございました。次回はキーワードではないもう1つの「商品ターゲティング」などを試してみたいと思います。
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