交流サイト(SNS)で、デマや中傷がどんどん拡散していった。突然向けられた理不尽な悪意だった。怖くて外にも出られない。「こんなことになって、ごめん」。兵庫県議だった竹内英明さん(当時50歳)は何度も繰り返し、今年1月に亡くなった。
「24時間、仕事をやっていたような夫の精神が削られていきました。生きる力を奪っていったのです」。竹内さんの妻(49)が毎日新聞の取材に応じた。
竹内さんは同県姫路市議を経て、県議として5期目を迎えていた。行財政改革に通じ、県政の埋もれた課題を掘り起こすことで定評があった。
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