ブタの“日本脳炎ウイルス”感染が判明…検査の10頭全てに抗体、うち1頭は最近の感染か「媒介する蚊に刺されないで」県が注意呼びかけ(高知)
テレビ高知
高知県内で飼育されているブタが、日本脳炎ウイルスに感染していたことがわかりました。ブタの血液を吸った蚊に刺された場合、人への感染の危険性を否定できないとして県が注意を呼びかけています。 【写真を見る】日本脳炎ウイルス(提供:国立健康危機管理研究機構) 日本脳炎ウイルスは、「コガタアカイエカ」という蚊が媒介するウイルスです。コガタアカイエカがウイルスに感染したブタの血液を吸った後に人を刺すことで人に感染するおそれがあります。(ヒト→ヒトはない) 人が感染した場合、高熱や頭痛の症状が出たり、意識障害やけいれんなどを引き起こしたりするおそれがあります。 県によりますと、5月19日、国の感染症流行予測調査の一環で、県内のブタ10頭の血液を採取したところ、10頭すべてが過去に日本脳炎ウイルスに感染していて、そのうち1頭は最近感染したことがわかったということです。 県は人に対する日本脳炎ウイルスの感染の危険性を否定できないとして、注意報を発令。蚊が多くなる時期を前に、予防接種や、必要に応じて長袖・長ズボンを着用し刺されないような対策を取るよう呼びかけています。 高知県内で人が日本脳炎ウイルスに感染し、症状が出た事例は、2010年が最後です。
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