“暴露系”発信者逮捕 容疑者の投稿についての相談 約50件に

SNSに投稿した私的な情報の削除などと引き換えに会社役員の男性から現金を脅し取ったとして、いわゆる“暴露系”の発信者として活動する29歳の容疑者が逮捕された事件で、容疑者の投稿について警視庁に寄せられた相談がほかにもおよそ50件に上っていることが、捜査関係者への取材で分かりました。

SNS上で「エンターテイナー折原」と名乗って活動していた東優樹容疑者(29)は去年、旧ツイッターのXに30代の会社役員の男性の私的な情報を投稿し、削除などと引き換えに現金300万円を脅し取ったとして恐喝の疑いで警視庁に逮捕され、3日、検察庁に送られました。

容疑者は、SNS上にタレントや著名人の“疑惑”などを投稿するいわゆる“暴露系”の発信者として活動していましたが、捜査関係者によりますと、容疑者の投稿について警視庁に寄せられた相談はこの4年間でおよそ50件に上っているということです。

個人情報をさらされ、名誉を傷つけられたという申告や投稿の削除が可能かどうかの相談、中には実際に脅しを受けたというケースもあったということです。

警視庁は他人の個人情報をさらすなど、過激な投稿によってフォロワーや閲覧数を増やす一方、同様の恐喝行為を繰り返していた疑いもあるとみて捜査を進めています。

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