カンボジア日本人会役員・青木健太氏に関する考察をします。
前回ブログ:カンボジア在住日本人が抱く疑念 ― 日本人会役員たちの実像に迫る!
でカンボジア日本人会役員達がどのような人物であるのか?を調査する必要があると投稿しました。
私は青木健太氏とは一切の面識がありません。
カンボジア在住の日本人の何人かに「どのような方ですか?」と尋ねたところ、
『金銭問題と女性問題のある人。なぜ日本人補習校の運営委員長になれるのか?』
という声が返ってきました。
一方で、青木氏ご本人は「運営委員長をやってほしいと声をかけられた」と、自らのnoteで発信されています(2025/3/10)。
いずれの情報が正しいのか判断がつかないため、客観的事実だけで調べました。
◆ 青木健太氏の経歴・活動概要
東京大学教養学部中退
NPO法人 かものはしプロジェクト 理事長
主な事業目的:「こどもの虐待や貧困のない社会をつくる」
認定特定非営利活動法人 SALASUSU 理事長
活動内容:「カンボジアで誰も取り残されない教室をつくる」
【資金規模】
「かものはしプロジェクト」は2024~2025年度で寄付・助成金含む年収5.7億円/年規模
「SALASUSU」は2024年度に収益6,600万円、うち約3,000万円が寄付・助成金
【SALASUSU役員】
理事長:青木健太
理事:菅原裕恵、後藤愛美
監事:辻川昌徳、在原伸(※日本人会役員)
◆ 財務上の不審点
2024年以前から決算ではSALASUSUは債務超過の状態です。
さらに2023年・2024年の財務諸表を確認すると、流動資産に「未収金」が計上されています。
詳細を見ますと、その未収金は理事である青木氏を含む経営陣によるものであり、2期連続で続いていることが分かります。
一般的に流動資産は「1年以内に回収・現金化が見込まれる資産」です。2期(2年)にわたって未収であるにもかかわらず流動資産として計上し続けているのは、会計基準上も不適切な処理と考えられます。
この点は、会社経営者や経理経験者であればすぐに違和感を覚えるはずです。
例えば日本国内であれば、税務署や金融機関から粉飾の疑いで指摘される可能性があるレベルです。
通常考えられる経理処理は、経営者が会社にお金を貸す場合 →「負債の部」に記載します。
ところが青木氏は、経営者がNPO法人からお金を受け取って未回収 →「資産の部」への計上をしています。決算段階で処理できていないのは不自然、不審と見られて当然です。
こうした未収金の計上は、以下のように見られてもやむを得ません:
・私的流用の疑い
・債務超過額を圧縮するための粉飾処理
です。
◆2200万円の追徴課税未納の存在
さらに重大な懸念として、カンボジア税務当局からの「追徴課税未納金2,200万円」が計上されていることも明らかになっています。
SALASUSUの年間収益が約6,600万円である中で、2,200万円もの税未納金があるというのは異常な財務状態です。しかも、それが未納のまま残っているという点は、財務管理体制そのものに重大な疑義を抱かせます。
このような状態では、今後寄せられる寄付金が本来の目的である「教育支援」に使われず、未納税金の支払いに充てられる可能性も否定できません。
公益性を謳うNPO法人としては、寄付者や助成元に対する説明責任が強く求められる場面です。
♦沈黙は信頼を損なう
この不審点について私は青木氏に対して、誠実な説明をお願いしましたが、現時点では何の回答もありません。
青木氏の団体は、一般市民や企業・団体の善意による寄付・助成金によって支えられています。
その責任を自覚するならば、財務の透明性と説明責任は不可欠です。
私的流用や粉飾決算と疑われるような状況を放置したままでは、支援者の信頼も大きく損なわれかねません
♦最後に
青木氏の掲げる理念や活動は、社会的に重要な意義を持つものです。
しかしながら、それだけに説明責任や会計の透明性を果たすことは不可欠であり、それを回避したままでは信頼構築は不可能です。
この点においては、過去に指摘された「小市琢磨・日本人会会長の経歴詐称問題」と同様の構造が見えてしまうことも否めません。
沈黙のままで本当に良いのでしょうか?
正直、私、ジェット谷の個人的な見解として申し上げれば、青木氏のビジネスモデルが「子ども支援」という名目で寄付・助成金を集め、その資金の使途が不明瞭なまま運営されている点について、強い関心は別段持っていません。
「恵まれない子どもたちのために何かしたい」という善意を持つ人々の思いを汲み、その代弁者として寄付を受け取るという構図で騙される、慈善の顔をしながら、実態は私的な利益を優先するような人物や団体を過去にカンボジアで多数見てきました。
私は、青木氏およびそのNPOも、そうした例の一つにすぎないのではないか。。。そのように感じています。
しかし、「人から集めた金が使途不明金となっている点」については、「これは報酬だ」「使途不明金の説明は不要だ」と言い切るような姿勢で問題となっているカンボジア日本人会会長小市琢磨の事例と何ら変わらないように映ります。
なお補足として申し上げますと、SALASUSUの監査担当である公認会計士・在原伸氏は、日本人会の現役役員でもあります。
小市琢磨氏、青木健太氏、在原伸氏といった日本人会会長・役員が関与する組織で、繰り返される会計上の不透明な事案が見られることについては、カンボジア在住の一人として、非常に残念であり、今後も注視していく必要を感じています。
P.S-回答が無かった質問メッセージです。
『カンボジア不動産チャンネル』YouTubeのチャンネルでもご一緒に是非御覧下さい。チャンネル登録もよろしくお願い致します。
読者の皆さん、いつも応援ありがとうございます。
ランキング参加していますので下記アイコンをポチッとして頂ければ更新の励みになります。
こういう輩たちを「同じ穴の狢(むじな)」という!
この国の支援系はだいたいわけのわからん人物、組織。
わざわざ日本人がよその国の支援をするような時代ではない。
実業で利益を上げ、余剰資金でやりたければやりましょう。
本当によくわからない人が多いです。こんな分類でしょうか?
1.カンボジアドリームを叶えたい人・・・開発国の支援をしていくんだ、日本では何もできなかったから。
2.開発国支援は「金になる」と聞いているから。
・宗教関係は、その理念でやってますが。
・でも、少数派ですが、地道に支援していて、何も求めない人もいます。
このとおり!
支援で金儲けするのは辞めましょう(含む、JICA支援)。
誰も取り残されない教室、とか主語がでかいくせに原資が寄付金、でかつ規模感も小さい。
焼け石に水だし、よその国の教育がどうのこうの言ってんなよ、と思う。
ごく一部、ほんの僅かな子供のための事業にしかなってないんだよ。
ただ、必要なのは教師の質ってのはまあ賛同できる。
田舎に行くと大学生の形だけの社会活動実績作りのために量産された、廃墟と化した学校が山ほどある。
それよりは多少マシ程度
政策金融公庫も結構な金額をこの手のに出すんだな、、、、
谷俊砲、炸裂!
次報を待つ!!
カンボジアだからと言って許されるものでは決してない!
砲撃で重要なのは、正確な位置へ打ち込むために弾着地点を確認し、修正することです。
些細なものとは考えず、どんどん、谷社長へ情報を届けましょう。
おいおい、資金規模の記事はなんだ!
塾と同じ実験校の教員給料が10万円?700ドル近い給料?
これ、小中高で一番高い高校の給料よりも高い。
そんな給料があるはずがない。
日本の給料と比較して、「こんな値段では」と思わせるのは良くない!
表現が上手いね、でも、これでは「詐欺」そのもの。
700ドル!プノンペンだって「塾」の先生の給料の3人分。
間違った情報は良くない。
SALASUSUのHPからの疑問 寄付の額に応じてとのこと
1000円で辞書が買えます:それよりも必要なのは貸与になっている教科書の購入です。
5000円で机椅子セット:この値段だったら2セット買えます。
100000円で教員一名分の給料:ここに投稿されている人もいますが、700ドルだったら、こうした学校教員3名分の給料です。
実情も何も知らないで、金もうけだけを考えていることが「バレバレ」です。
色々と私的流用の可能性ありますね!谷さん、闇を暴いてください!金に汚い奴らを、成敗してください!