神戸学院大学の入試で出題ミス 日本史の4択問題で正答の選択肢が2つ存在…「赤本」発行の出版社の指摘で判明
神戸学院大学によりますと、今年2月1日に実施した一般選抜入試・前期日程の「日本史」で出題ミスが起きました。太平洋戦争終結後の経済や社会について、“適切でないもの”を選択する4択問題(配点3点)で、大学が正答としていた選択肢の他に、もう1つ正答が存在するミスがあったということです。 大学入試の過去問題集、通称「赤本」を発行している出版社「教学社」から大学に指摘があり、ミスが判明しました。 日本史は、法学部や経済学部など8学部の入試で選択可能で、約460人の受験生が選択。この設問について受験者全員を正解としたところ、新たに6学部18人が合格となったということです。 大学は「対象者とは個別に連絡を取り、入学希望があった場合には特別な履修プログラムを組み、万全の体制で受け入れる」としていて、状況に応じて、他大学の受験料などを補償するなどの対応もしていくということです。 神戸学院大学は「入試でミスがあってはならず、受験者の皆様には大きなご負担・ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。今回の事態を厳粛に受けとめ、再発防止に努めてまいります」などとコメントしています。