コメを始めとした食品価格の高騰などを受け、安価で栄養バランスの取れた食事を提供し、学生の食生活を支える群馬県内各大学の学食が値上げを余儀なくされている。保護者からの仕送りやアルバイトで生計を立てる学生にとっては大きな痛手だ。学食を運営する生活協同組合や業者も度重なる原材料価格の高騰を受け、苦渋の決断を迫られた。
群馬大生協は3月末までに、三つのキャンパスにある食堂で、みそ汁を除く全メニューを値上げした。値上げは2カ月連続。原材料価格の高騰で2月末にも価格を上げていたが、米価の上昇が想定を大幅に上回り、米を使用するメニューを中心に、再値上げを決めた。
ライスは全4サイズ(小~特大)で10~70円、丼もの(小~大)は20~80円値上げした。学生が手に取りやすいカレーライスは一度は価格を据え置いたが、最終的に全サイズ(小~大)で10~30円上げた。...








