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工事やり直しのため、覆工コンクリートを撤去している様子(写真:和歌山県)
工事やり直しのため、覆工コンクリートを撤去している様子(写真:和歌山県)
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 大幅な壁厚不足で工事をほぼ全面的にやり直している和歌山県の八郎山トンネルで、新たな施工不良が判明した。トンネル底部に設置したコンクリート製「インバート」の厚さが最大で5cm不足していた。インバートの詳細な調査と造り直しのため、トンネルの完成が半年ほど遅れる。県が2025年5月23日に開催した技術検討委員会(委員長:大西有三・京都大学名誉教授)で明らかにした。