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漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-②に向けての学習状況  その82 愬

2015年10月07日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●模擬試験問題の学習・・・
①ひと様が作成した模擬試験問題(20作ぐらい)の復習&見直し・・・完了。
②自己作成の模擬試験問題20作の復習&見直し・・・完了。・・・しかし、自分で作ったにもかかわらず、幾つかできなかったものがあった(^^;)やはり、何度も見直したり復習しないとダメですね、この分野は・・・。年々衰えていくように思える記憶力低下にも厭になる(ーー)
●模擬試験問題から・・・
・本日記「漢検1級 27-②に向けての学習状況」の中でも、時々、作成した模擬試験問題の熟語などに簡単な説明・解説を試みていますが、本試験が近づいた今、お伝えしておいた方が良いと思うものをいくつか紹介しておきます。
・<第10回模試>で「9.愬愬(サクサク)とおそれびくびくする」という音読み問題を出題しました。
・「愬(ソ、サク、うった(える)、おそ(れる))」で、「うったえる」(=訴に通じる)意味の場合は「ソ」 、「おそれる」意味の場合は「サク」と読むようですのでご注意ください・・・といっても、漢検辞典では熟語の記載はありませんが。四字熟語で「膚受之愬(フジュのうったえ・フジュのソ)」ぐらいでしょうか・・・。
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ご参考:<熟語の読み・一字訓読(その100)>
<愬:ソ、サク、うった(える)、おそ(れる)>
・うった(える):(すべて「ソ」音よみ) 愬告=告訴、愬苦=訴苦、愬訟=訴訟。譖愬、往愬、赴愬・・・
・おそ(れる) :愬怒(サクド)=おそれいかる、愬愬(サクサク)=おそれるさま、びくびくするさま
・その他:愬風(ソフウ(大漢和)・サクフウ(字通))=風にむかう *愬→「遡」に通じ、「風に遡(む)かう」意とする。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その78  菘

2015年10月05日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●採取した含羞草か合歓・合歓木・・・勢いよく育ってます(^^)

●さて、超難問です・・・難問というか、ここまでくるとクイズだな、こりゃ・・・でも、もしかしたら、植物にチョー詳しい人なら簡単なのかも。
・同義語問題:「大青」=「スウラン」
 *ヒント:草の名、藍の一種。アブラナ科の越年草。葉から藍色の染料をとるため栽培された。
●手を触れたところだけ、葉を閉じます(^^) かわいい・・・(^^)

●漢検漢字辞典第2版から・・・
・「菘(すずな)」の「菘(シュウ、スウ、すずな、とうな、つけな)」の字
・第2版では、「つけな」以外、すべて掲載されている。音熟語は掲載なし。
・「すずな」は和訓(邦語)。「とうな」は「唐菜」、「つけな」は「漬菜=唐菜、白菜の類」のこと。(大漢和その他から)
<熟語その1>
・大漢和「菘圃(シュウホ)=すずなの畑」、「菘菜(スウサイ)=蔬菜の名。とうな。」「菘藍(スウラン)=草の名。藍の一種。」「菘芥(スウカイ)=からし菜」・・・「菘圃」だけ「シュウ」読みですが、他は慣用音の「スウ」読みでした。他の辞典もほぼ同様。
・ただ、大字源には「スウラン」ではなく、「菘藍(タイセイ)」とあったのが気になったので、「たいせい」でいろいろ調べた。
・広辞苑や大言海を調べても埒あかず、大辞林にまで調査を広げたら、「大青(タイセイ)=アブラナ科の越年草。中国原産。葉から藍色の染料をとるために栽培された。漢名:菘藍、大藍。」とあったので、これかあ!!・・・と判明した次第。そのあと、「大青」で広辞苑をよくよく読んでみたら、同じようなことが説明されていて、最後のほうに「菘藍、大藍」とも書いてあった。(大言海には「大青」なし)
<熟語その2>
・模擬試験問題で「・・・春初の早韮、秋末の晩菘は菜食の味として勝れる・・・」(字通)という音読みの問題を出題した記憶が・・・。
・下付きの熟語は多くは「字通」からですが、ほかに、「温菘」「青菘」などがありました。例によって、音読みの振りはありませんでしたが、慣用音の「スウ」で読んでおけば良いと思っています👍
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●スウランの答「菘藍」
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<追記>27-①向け 実践問題 ー文章題その16ー
2015年5月16日 森鴎外「伊沢蘭軒」の文章題で「... 菜の花に菘字(シュウジ)を用ゐたのは、医家だけに本草綱目に拠つたのである・・・」という問題を出しました。これは原典振りによると、「シュウ」と読んでいたようです。ご参考まで。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その77 麕

2015年10月04日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

(手賀沼公園にある広島原爆記念碑を囲む花壇の花です・・・)
●27-②受検対策・・・
・今、他の方が作られた過去の模擬試験問題群を復習しています👍自分でネット上で集めたり貰ったりした模試問題は20模試を超えていますが、バインダーに綴じてあるので、それを再度やったり読み返したりしています👍最近、どうしても「音読み」に拘ってしまうので、気になった熟語は辞典類で精査していますが・・・。
・これが終わったら、いよいよ、自分の作った模擬試験問題および過去のブログ記事の復習に入ります👍
・最近、ブログのアクセス分析で「アクセスされたページ」を見ると、だいぶ広範な記事が読まれているようです・・・最近の模擬試験問題もアクセス多いですが、中には、だいぶ前にアップした実践問題シリーズや(驚いたことに)「熟語の音訓読みシリーズ」も読んでいただいているみたいです。いよいよ、みなさん、真剣に取り組んでいるようですねえ(^^)
●漢検漢字辞典・・・
①ビルシャナブツ(毘盧遮那仏・毘廬舎那仏)
・(その74)で出題した「びるしゃな」・・・広辞苑では「毘盧遮那(仏)」、漢検辞典では「毘廬舎那」です(^^;)梵語の音訳(当て字)だから、どっちでも良いんでしょうが・・・。一応、念のため。
・ついでに・・・、
 「ロザンの真面目」のロは「廬(山)」、「ロセイの夢」のロは「盧」ですねえ・・・ややこしいというか、似たような字で面倒(^^;)
②「馬尾毛(ばす)」
・熟字・当て字の巻末新出で紹介しました・・・「馬爪(ばず)」と読みを混同しないように・・・。もっとも、こっちは当て字ではないけど。
・「望潮魚(いいだこ)」と勘違いさせようとして「望潮(しおまねき)」を出題するぐらいだから用心しておいたほうが良いかと(^^;)
・「馬柵(うませ)」「馬塞(うませ)」「馬塞棒(ませぼう・ませんぼう)」とは勘違いしませんよね。
③「麕(キン、クン、のろ、くじか、むら(がる))」
・漢検には「麕至(クンシ)」「麕集(クンシュウ)」・・・「むら(がる)」意味の時は「クン」で読んでいます。
・他の辞典でも「クン」読みが大勢ですが、大漢和は「キン」読みなんですよねえ・・・。
●広辞苑・・・
「参差(シンシ)」の「差(シ)」・・・「たが(う)」意味のときは「シ」読みですね。
・「差池(シチ)」・・・前にも紹介したことがあると思いますが、出典は詩経の「燕燕、于に飛び、其の羽を差池(シチ)す」から。羽をばたばた、互い違いに羽ばたくさま・・・というような意味でしょうか。
・他に、(他の辞典調査で)
 「差馳(シチ)」=たがいに順序をもって馳せる
 「差差(シシ)」=ひとしくないさま、ふぞろい
という熟語があります。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その75 孛

2015年10月03日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●「孛」(ハイ、ボツ、ほうきぼし)について
①漢検漢字辞典
・漢検漢字辞典第2版では、音訓は上記と同じ。意味として、①草木がしげるさま ②光りかがやくさま「孛孛」(*読みなし)③ほうきぼし(彗星)
・もう文句言うのは飽きましたので、諄諄は言いませんが、意味の順番として①がねえ・・・(ーー)と、思いましたが、もともとは、この「孛」が会意文字で「草の芽のように勢いよく起き立つことを示す、芽や子供が発育するように勢いよく発すること(漢字源)」ということらしいので、漢字のそもそもの成り立ち・意味からいったら一番重要度が高いという意味で①番目に載せているのかもしれませんねえ・・・それにしても説明が足らんが・・・。
②当ブログの「孛」の音訓整理・・・「熟語の読み・一字訓読 (その79)&(その80)」より・・・
・以前、以下のように掲載しました。
「<孛:ハイ、ボツ、ほうきぼし> *「ボツ」は慣用音
 ・ほうきぼし:孛星(ハイセイ)=孛彗(ハイスイ)、妖孛(ヨウボツ)、飛孛(ヒボツ)、彗孛(スイボツ)・・・
 *「ハイ」と読むときは大きなほうき星、「ボツ」と読むときは小さなほうき星・・・と、どこかで読んだか見た記憶が・・・不確かです。」
・今回、調査の精度がだいぶ上がりまして、随分といい加減な記事だったと反省しています・・・始めのころは自ら辞書を引くことはあまりなく、ネットや問題集などの問題や解答・解説を鵜呑みにして、そのまま整理してたようです。
③今回の調査結果
ア.先ずは熟語の音読み・・・
 孛星:「ハイセイ」(大漢和、漢字源、大字源) *字通は熟語なし
 孛彗:「ハイスイ」(4辞典とも「ハイスイ」)
 妖孛:「ヨウボツ」(大字源) *字通は熟語あるも読みなし。他の辞書は当熟語なし。
 飛孛:「ヒハイ、ヒボツ」(大漢和)*字通は熟語あるも読みなし。他の辞書は当熟語なし。
 彗孛:「スイハイ」(4辞典とも「スイハイ」)・・・上記「音訓整理」の「スイボツ」とは読まないようです。
・以上より、「「ハイ」と読むときは大きなほうき星、「ボツ」と読むときは小さなほうき星」というのはいい加減な説明のようです。
・ただ、字通に意味の④に「ほうき星の光の短いもの」との説明があったので、「小さいほうき星」というのはこの辺の解釈から来ているのかもしれません・・・(なお、他の3辞典には、ほうき星の大きい、小さいなどの説明は見当たりませんでした・・・)。
イ.漢検漢字辞典の「孛孛」の読み
・当熟語を載せている辞典はすべて「ハイハイ、ボツボツ」両方の読みを記載していました。
・意味は以下のとおり。
 大漢和:明らかでないさま、一説に光の四出するさま。 大字源:明らかでないさま、一説に光の四方に広がるさま。 字通:光るさま。
ウ.漢検漢字辞典の「意味①草木がしげるさま」
・重要度の位置づけは冒頭に触れたとおりのことなんでしょう、たぶん。
・でも、この意味に該当する熟語は4辞典ともに(いくら探しても)見当たりませんでした・・・まだ見落としがあるのかもしれませんが(^^;)
エ.他の意味、熟語
・「孛」は「勃(ボツ)に通じる」とか「悖(ハイ)に通じる」とかで、以下のような熟語がありました。ご参考まで。
 孛如(ボツジョ):大漢和:顔色を変えるさま・顔色のさかんに輝くさま、漢字源:①むっとして顔色を変えるさま ②さっと意気込むさま、字通:孛如=勃如
 孛然(ボツゼン):大漢和:①暗いさま、また光り輝くさま 大字源:①光り輝くさま ②暗いさま・明らかでないさま ③むっとするさま・顔色を変えて怒るさま=勃然
 孛轆(ハイロク)=雷声、雷の音 (大字源、字通) 
 孛戻(ハイレイ)=道にそむく(字通)
 孛老(ハイロウ)=役者の一種・老翁に扮する者(大漢和)、ふけ役(字通)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その66  対義語・類義語 袙 衵

2015年09月28日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●模擬試験から漏れた問題候補・・・解答は本記事末尾・・・
<対義語・類義語>
<対義語>
1.掲揚 2.正史 3.恭謙 4.煽動 5.諷経
<類義語>
6.煩悩 7.応器 8.書物 9.僧侶 10.重祚
<語群>
(ふと、てっぱつ、かんきん、きょうごう、こうのう、はいし、かんし、ふくへき、じんろう、うんちつ)

●漢検漢字辞典第2版から・・・
・「あこめ」の「袙」・・・もともとは「衵」の誤用とか・・・
・現行の読み:袙:ハ、バツ、うちかけ、あこめ
・第1版:バツ、ハ、あこめ 意味①はちまき。昔の軍人が額に巻いて飾りとした布。「袙頭」②あこめ。衣服の一つ。「衵(ジツ)」の誤用。
・第2版:意味の②を③に移行して、新たな②として「うちかけ、胸と背をおおう衣。」と追加。(音熟語の記載なし)
<「袙頭」の読み>
・大漢和「バツトウ」、漢字源「バクトウ」、字通 なし、 大字源 なし *漢字源の「バク」は音で記載あるも、他の辞書には「バク」音なし。
・大漢和の説明に、「はちまき:武人の頭に巻いて貴賤を表す飾り」とあった。その出典として「諸侯の首飾りを絳袙で貴賤を表す・・・」(後漢書)とあった・・・「絳袙」の読みはありませんでしたが、大漢和なら、たぶん「コウバツ」と読むのかも・・・。
<意味②うちかけ・・・の音熟語>
・「腹当て、裲襠」として「袙腹」の熟語あり。ただし、大漢和「ハフク」、大字源「バツフク」。

<参考>「衵」:ジツ、なれぎぬ、ふだんぎ、あこめ  ・・・「衵服(ジツフク)」とか・・・。

<対義語・類義語>解答
1.降納 2.稗史 3.驕傲 4.諫止 5.看経 6.塵労 7.鉄鉢 8.芸帙 9.浮屠 10.復辟

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その65 莅

2015年09月27日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢検四字熟度辞典・・・
・以前は460頁ぐらいのこの辞典、読みこなすのに1週間は優にかかっていたけど、最近は3日ぐらいで読みこなせるようになった。
・しかし、前回(27-①)、「妍姿(艶質)」を「妍資(艶質)」と痛恨のミスを犯したので、今回、目を皿のようにして読み直した。
・本番の1週間ぐらい前になったら、もう一度読み返す予定・・・。
・さ、今度は自分でまとめた「広辞苑」所載の熟語群の復習にとりかかろうかな・・・
●漢検漢字辞典第2版から・・・
「莅」
・第1版では「リ、のぞ(む) 意味:のぞ(臨)む。その場に行く。また、つかさどる」
・第2版で、意味に「行う」が追加されていた。
・現行の「莅」の読み「リ、のぞ(む)、ゆ(く)、おこな(う)」
・対応する音熟語が載っていないので、出ることはないと思いますが、念のため、以前、公開した音訓整理を下記します。

・のぞ(む) :莅職(リショク)ー莅(の ぞ)む
・ゆ(く)  :莅盟(リメイ) ー莅( ゆ )く 
・おこな(う):莅国(リコク) ー莅(おこな)う 

*莅職:職につくこと。同様な意味で、他に「莅官(リカン)」=任官、「莅決(リケツ)」なども「のぞ(む)」ことと理解。
*莅盟:会盟に参加する意なので「ゆ(く)」と理解。「会盟に行って会議にのぞむ」ような意味で「のぞ(む)」意もあるかも。
*莅国:=治国の意。他に、「莅政(リセイ) 」も同様な意味で「国政をおこなう、政治をおこなう」と理解。
<周辺知識>「莅莅(リリ)」:中国語関連ですと「①水声 ②樹木の声音」のような意があるように書かれていますが、漢検DSか何かで「木木の梢が触れ合う音」と書いてあったような気が・・・。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その63  犂

2015年09月25日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

(旻天・・・旻(ビン、そら、あきぞら)・・・ですねえ)
●記録更新・・・
・閲覧数、閲覧者数ともに、ここ2、3日で、またまた記録を更新。どうしちゃったんだろ(^^)。27-②まで、あと1か月、そろそろ、皆さん、本腰を入れて受検対策でしょうか(笑)
・これからの方で、弊ブログを活用される方は、(老婆心ながら)公開している模擬試験問題の第1~15回&補習版(その1)&(その2)は「やらない」方が良いかも・・・ちょっと難度高く、復習するにしては時間が足りず、却って混乱してしまう気がします(他にやるべきことがあると思います)。
・直近の<補習版その3>~<補習版その5>の3つぐらいは取り組まれても良いかもしれません。本番の訓練になると思います。
●漢検漢字辞典第2版から・・・「犂牛の喩え」の「犂」
・第1版に比べて、大幅に増えていますよ・・・要注意かも。
・第1版「リ、レイ、すき」→第2版「リ、レイ、リュウ、すき、す(く)、まだらうし、くろ(い)、しみ」
・「り、レイ」の音に対応する意味として
 ①すき、からすき ②すく、たがやす ③まだらうし 「犂牛(リギュウ)」 ④くろい、うすぐらい 「犂黒」 ⑤しみ。老人の皮膚に出る斑点。
 (①・②の熟語は大項目で「犂耕(リコウ)」「犂鋤(リジョ)」 *下付きで「鋤犂(ジョレイ)」
・「リュウ」に対応する意味として
  おそれおおのく 「犂然(リュウゼン)」 ←「おそれおののく」は“現行”の訓読みにはありませんが、各辞典によれば意味・読みとしてあります。(こういうところが怪しいですね、以前から、現行の訓読みに対応しない熟語でも音読み問題には出題されていますから。)
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・以下は私が調べた「犂」(以前の記事にも掲載しているかもしれません。再掲示かも。)
<(犁):リ、レイ、リュウ、す(く)、すき、まだらうし、しみ、くろ(い)>
・す(く):犂田(リデン)=田畑をたがやす
・すき  :犂鋤(リジョ)=からすきとくわ、犂嘴(リシ)=犂頭=すきの頭、*「犂」=牛に牽かせて土を耕す具
・まだらうし:犂牛(リギュウ)=黄と黒のあまじった毛色の牛。「犂牛の喩え」「犂牛の子」
・しみ:犂老(リロウ)=老人のこと(「犂」は老いて面に生じる犂色のあばたをいう)=黎老(レイロウ・リロウ)←「黎」字だが、この「黎」は「犂」のこととも。
・くろ(い):犂黒(レイコク)=黒いこと。犂旦(レイタン)(=黎明) ←この「犂」は、「至り及ぶ、天明に至り及ぶ意。ただし、一説に「黒、夜が明けきらずなお暗い意」」とある。
*犂頭鮫(リトウコウ)・犂頭鯊(リトウサ)=さかたざめ ←犂頭に似ているから。
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*「くろ(い)」という意味のときは「レイ」と読むようですねえ。
*なお、「犂然(リュウゼン)」は私の以前の調査から漏れていました(現行訓読みに対応する熟語を中心に整理していたせいでもある)。
*今回、各辞典を調べ直しましたが、大字源に、
 「犂然(リュウゼン)」=ふるえおののくさま
 「犂然(レイゼン)」=はっきりしたさま
と、意味によって2種類の音対応の異音同語の熟語がありましたので注意。ただし、漢検さんは「リュウゼン」しか載せていないので、まさか、「レイゼン」の意味の方での出題はないとは思いますが・・(^^;)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その62  語選択問題  瓔 聊

2015年09月25日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●模擬試験から漏れた問題候補・・・解答は本記事末尾・・・
<語選択問題> *すべて漢検漢字辞典所載熟語です。広辞苑にも全部あり。
1.火傷や切り傷のあとにできる皮膚のひきつれ
2.寺院・仏寺、また、小さな神社・小社 
3.浅い水中を歩いて餌をとる鳥類の総称
4.情け容赦のない役人のたとえ
5.意地っ張りで人に従わないこと、強情なさま
(語群)
(じんし、ようそ、しょうきんるい、さいし、そうよう、かきんるい、ごうふく、かいそくしゅ)
●漢検漢字辞典第2版から・・・
①「瓔珞」の「瓔」(ヨウ、エイ、くびかざ(り))
・第2版で、「くびかざ(り)」が追加。
・第1版・第2版ともに、「瓔珞(ヨウラク)」「珠瓔(シュエイ)」「鈿瓔(デンエイ)」の熟語記載あり。
・「ヨウ」「エイ」の読み分けがあるので注意したほうが良いですね。「ヨウ」の方は仏教用語だからかな?
・ちなみに、「珠瓔(シュエイ)」=真珠の首飾り、「鈿瓔(デンエイ)」=螺鈿細工の黄金の首飾り  って感じでしょうか。
②「聊(いささ)か」「聊爾(リョウジ)」「聊頼(リョウライ)」の「聊」
・現行読みは、「リョウ、みみな(り)、たよ(る)、たの(しむ)、いささ(か)」
・第2版で、意味の④に「④耳なり 聊啾(リョウシュウ)」が追加されていた・・・「聊(みみな)り」の訓で、模試出題したような・・・。
・これは本番でも新出問題候補かも・・・(^^)

<語選択問題>解答
1.蟹足腫 2.仁祠 3.渉禽類 4.蒼鷹 5.剛愎(「剛腹」は×)  (注)「剛腹」:胆力のすわっていること。度量の大きいこと。)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その61 書き問題  雍

2015年09月24日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●模擬試験問題から漏れた問題候補(^^)
・試しにやってみてください👋 回答はこの記事の末尾に👍
・書き問題
 ①僭越ながら、小才、つまりカタカドを披露する
 ②ウワバミのように酒を飲む
 ③折角の老婆心がトジに終わる
 ④トクとご覧あれ
 ⑤余った飯をモタイの中に入れる
 ⑥人生のカンサンを味わう
 ⑦カマを掛けて本心を聞き出す
 ⑧陶磁器のカマ元を訪れる
 ⑨人の話にハンジョウを入れてからかう
 ⑩わずらわしくごたごたと乱れることをハンジョウという
●漢検漢字辞典第2版から・・・
<雍:(現行読み):ユ、ヨウ、やわ(らぐ)、いだ(く)、ふさ(ぐ)>
・第1版:ヨウ、ユ、やわ(らぐ) 意味①やわらぐ。なごむ。 「雍雍」「雍和」 ②ふさぐ。さえぎる。「雍防」 「雍らぐ」(やわらぐ):やんわりと包む、なごやかにむつみあう
・第2版:意味の③に「③いだく、保つ 「雍樹」」が追加されている。
・「雍樹」って・・・読んで字のごとく「樹をいだく」ことではありますが、正解は「小児を抱くこと」(大漢和・大字源)。大字源に「抱かれた子が木にぶら下がった形に似ているので「樹」という。」と丁寧に説明がなされていました。なお、雍樹=擁樹 です。
・ほんの1、2行増やすだけなんだから他の余計なところを削って、このくらいの完結明瞭は熟語の説明ぐらい入れておいてほしいもんだ。
(当ブログの「音訓」シリーズが<その200>までで中断していますが、この夏までにほぼ全部の1級漢字の音訓を調べ終えてA4ノート5冊分になってます。そのうち、まだWP化できていない部分に「雍」がありました。改めて見直したら「雍樹」もありました。また、そのうち、このシリーズも再開しないと・・・27-②終了してからですが(^^;))

<書き問題の解答>
①片才 ②蟒(蠎)・蟒蛇 ③徒爾 ④篤 ⑤瓮・甕・罍・缸・罌 ⑥甘酸 ⑦鎌 ⑧窯 ⑨半畳 ⑩煩擾

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その60 説郛 俑 枋

2015年09月23日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●ボクちゃん日記・・・
・今日の記事に「叢書=セップ(説郛)」とあった・・前の私の記事でグダグダ文句をいった「説郛」。
・私なんかの記事と比べたら、とても簡潔明瞭でわかりやすい記事内容・・・ありがとうございました(^^)ジャイアンツ、がんば👍👍👍
●漢検漢字辞典中の四字熟語から・・・
・文句はひと休みして、たまには、為になる情報を・・・
・以前、漢検・四字熟語辞典になくて漢検漢字辞典に掲載されている「四字熟語」が出題されたので、その後、「四字熟語・漢検漢字辞典から」シリーズにまとめましたが、漏れていたのを見つけました。試験形式でどうぞ・・・。
①才学(ユウチョウ)・・・物事にすぐれまさっていること
②落成(カンシ)  ・・・書画に筆者が自筆で署名したり印を押すこと。また、その署名や印。
*回答は末尾にあります*
●漢検漢字辞典第2版から・・・
①「兵馬俑」の「俑」・・・
・第1版「ヨウ、ひとがた 兵馬俑、俑を作る( 注:「作俑」のこと)」→第2版 「トウ、いた(む) 意味:いたむ、いたみ」が追加。熟語なし。
・わざわざ追加したのだから、なんらかの意味があるんだろう、熟語も何かあるんだろう・・・と思い、3辞典を調べましたよ、漢検さん!!
・大漢和・字通・大字源ともに、たしかに「トウ」で「いたむ」、「痛に通ず」というような説明はありましたが、熟語は一つも見つけられませんでした・・・ということは、それほど、一般的な意味・熟語はないということですよねえ・・・なんで載せてんの???
②「枋:(現行音訓)ホウ、ヘイ、まゆみ、いかだ、え」
・「ヘイ、え(柄)」が追加されていた。でも音熟語はなし。
・最初の方の模試で読み問題で出した記憶が・・・確か、枋国(ヘイコク)だったか、宰相の意味だったような。え(柄)・・・「政柄を握る」とか「権柄」とかの「柄」・・・漢検さん(出題者)がお好きな類の語彙ですよねえ・・・もしかしたら、その関係で「枋(ヘイ、え)」は要注意かも。

<四字熟語の解答>
①優長
②款識・・・「落成の款識」、つまり「落款」のこと。「色紙に落款を押す」こと。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その59 曼  揄

2015年09月23日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢検漢字辞典第2版から・・・
①曼理皓歯、衍曼流爛、曼陀羅、曼衍、靡曼、曼殊沙華などの「曼」
 ・現行読み:バン、マン、ひ(く)、ひっぱ(る)、なが(い)、うつく(しい)、ひろ(い)
 第2版では、
 ・音:マン、バン、訓:ひ(く)、なが(い)、ひろ(い)、うつく(しい)
 ・意味:①ひく、ひっぱる ②ながい、ひろい、ひろがる 「曼曼」 ③うつくしい 「曼姫」 ④梵語の音訳 「曼殊沙華」
 となってます。文句ばかり言いたくないけど、
 ア.訓で4つも載せているなら、なんで、あとひとつ「ひっぱ(る)」も載せておかないんだろう・・・(ーー)
 イ.②~④までの音熟語は載せているのに、なぜ、意味の重要度順にしているはずの①の音熟語を載せないんだろう・・・(ーー)
 ホントに整合性がないというか、理解に苦しむ記載方法・内容ですねえ・・・
 *①の熟語、興味ある方は、当ブログの音訓シリーズで探してみてください。・・・といってもなんだから、一応、私が調べた熟語群を以下に貼っておきますね。
 ・ひ(く)・ひっぱ(る):曼声:ゆたかに長くひく声、曼嘯:声をながくひく、ひっぱる
 ・なが(い):曼寿=長寿、
 ・うつく(しい):曼睇(うつくしい流し目)、曼姫(マンキ:=美姫)、曼詞(美しい言葉)
 ・ひろ(い):曼曼(はるかなさま)、曼衍(果てしなく広い)、
  *「曼」・・・曼衍、靡曼、衍曼流爛、曼理皓歯など「ひろ・い」「うつく・しい」意味が一般的。
  *他に、曼頬(豊かな頬)、曼理=曼膚(ゆたかな柔肌)
②揶揄の「揄」(現行読み:ユ、トウ、ひきだ(す)、からか(う))
 ・(第1版も第2版も同じ) 音:ユ 訓:(記載なし) 意味①からかう、なぶる 「揶揄(ヤユ)」 ②ひく、ひきだす 「揄揚」
 ・これも、
  ア.この辞書の冒頭にある「この辞典の使い方」や「この辞典の決まり」ってのを読んでも、なぜ、訓のところに「ひきだ(す)、からか(う))」を載せないのか、よくわからない・・・。なんか、おっかしいんだよなあ。
  イ.「揄揚」は(私の調査では)「ほめあげる、引き上げる」意味なので「ひきだ(す)」という意味でいいんでしょうが、それよりも「揄策(ユサク)=策(はかりごと)を引きだす」の方がわかりやすい熟語例だと思うんだけど、どうなんだろう・・・。 この辺の選定基準みたいなものも、何も書いてないと思うので、よくわからない・・・。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その58 臾 簸

2015年09月23日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●トラ・・・
・中村GMに合掌・・・ついでに、某(亡?)監督にも合掌・・・したい。さ、勉学の龝だ、勉強に集中しよっと👍👍👍
●模擬試験問題シリーズ・・・
・<補習版その5>を配信。これで一応、このシリーズは終了~👍全部で20回分の模試を作っっちゃった(^^)・・・我ながらよくやったもんだ、と自賛🎶🎶🎶 なかなか、ここまでのブログはないんじゃないかニャ~(^^)
・持てる知識・情報の90%以上は注ぎ込んだと思うので、すべて熟された方は(勿論、復習して自家薬籠中のものにすればですが)本番でも相当の高得点がのぞめるものと思います。1か月後の本番での大いなる成果報告を心からお待ちしております、ははは👍👍👍
●漢検漢字辞典第2版・・・
・再度(2回目)の読み込みを完了・・・なにしろ、手元になく、図書館通いでの読み込みなので時間がかかった。買って自宅でやっても良かったんだけど、手元にあるのと、手元になくて図書館でやるのとでは、ヤル気や集中度が全然違いますからねえ・・・。27―②は、とりあえず、第2版は購入しないで、これで対処してみたいと思います。・・・たぶん、もう、3回目の読み込みはやらないと思うけど・・・。
①「縱臾」の「臾」
・第2版で、意味③として「すすめる、そそのかす」・・・「縱臾(ショウユ)」が追加されていた。コメントで問題提起されていたけど、漢検も「ショウユ」と振っていたんだ。先に見ておけばよかった(^^;) ・・・「縱臾(ショウユ)ー臾(すす)める」でいいですね・・・。
 *意味の「①ひきとめる」も追加されていた・・・と思う。
②簸(現行読み:ハ、ひ(る)、あお(る))
・「簸」の項目での大見出しでは「簸る(ひる)」しか載ってなかったけど、「水」の項目のところで「水簸(スイヒ)」と出ている。
・第1版、第2版ともに「スイヒ」・・・おっかしいんじゃないの???・・・音訓で音の場合はカタカナ表示、訓の場合はひらがな表示にしているはずなので、これ、「スイひ」と読み書きすべきなんじゃないかなあ???・・・音に「ヒ」音なんてないし、他の熟語・・・たとえば簸屑は「ひくず」とすべて訓読みだし・・・←これは、広辞苑等、他の辞典類から。
*念の為、音で「ヒ」と発音するようなものがあるのかどうか、いつもの3辞典を渉猟しましたが、すべて「ハ」音のみ。「ヒ」音なんてなかった。
*また、3辞典ともに、「水簸」という熟語は載ってなかった・・・新しい熟語なのかな???広辞苑等の国語辞典にはありましたけどね・・・でも、国語辞典では音訓分けの表示になってないので「スイヒ」なのか「スイひ」なのか、よくわからない。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その57 蛆

2015年09月23日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●トラ・・・
・「果たして今季の阪神において、監督で勝った試合がいくつあったか-。和田監督には、もっと激しくタクトを振るい、果敢に勝負してほしい。」・・・デイリー、よく言った(^^)・・・でも遅いよ、云うのが!!もう知らんけど(ーー)
●唐招提寺・・・とっても恥ずかしい話
・漢検漢字辞典を読んでて「招提(ショウダイ)」の熟語に出会う。そういう意味だったことを初めて理解した(^^;)
・子供の頃のマル暗記(受験)教育の弊害がこんなところに・・・「トウショウ・ダイジ」という韻で棒暗記してた(^^;)
・広辞苑も一応見たら、しっかりと「唐招提寺(トウ・ショウダイ・ジ)」となっていた・・・ああ、はずかしい(^^;)
●当て字でも書き問題に・・・
・27-①で「変梃」とか「斑気」とか、書き問題で出題されてたけど、当て字だったんだ・・・満点阻止問題というよりも「足元掬い」問題だろうけど・・・狡(こす)いやり方だね、もっと真面に勝負できないのかね(^^)
・当て字関係もちょっと注意してみておいた方が良いのかな(^^;)・・・バカらし。
●漢検漢字辞典第2版から・・・
・「蛆」・・・ショ、ソ、うじ
・「①うじ ②蝍蛆(ショクショ=むかで)に使われる字」だって・・・。*大漢和では「ショクソ」ですけどね(^^)
・これもなんだかなあ・・・って感じですねえ。
・こんな対象外の「蝍」の字を載せるよりも、「蛆虫(うじむし、ショチュウ)」とかで載せておいたほうが良くない?
・「蝍」の熟語は各辞典にいろいろ載ってて、虫の色々な名前に使われていて、それはそれで面白かったけど、本題でないので割愛👍
・蛆虫(ショチュウ)で、
*「蓼虫(リョウチュウ)は苦さを知らず、蛆虫(ショチュウ・うじむし)は臭さを知らず」も載せておいたほうが良いと思う。
・以下、「新・手賀沼散歩(26-③対策 補習) 0207 2015年02月07日 | 新・手賀沼散歩(漢字修練) 」の再掲・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●「蓼虫(リョウチュウ)、葵菜(キサイ) に徙(う つ)るを知らず
 たで虫は、手近に葵(あおい)という甘菜があっても移らない・・・人の好みは変えられないことの喩え。
=関連熟語=
●「氷蚕(ヒョウサン)は寒さを知らず、火鼠(カソ)は熱さを知らず、蓼虫(リョウチュウ)は苦さを知らず、蛆虫(ショチュウ・うじむし)は臭さを知らず」
*火鼠(かそ、ひねずみ、ひのねずみ):中国に伝わる怪物の一種。火光獣(かこうじゅう)とも呼ばれる。火鼠の毛から織って作った火浣布(カカンプ)は、火に燃えない特別な布。この火浣布とは実際は、鉱物性繊維の石綿のことらしい
(参考)「竹取物語」で、かぐや姫が阿倍御主人(あべのみうし)に出した難題が「火鼠の皮衣(ひねずみのかわごろも)」を探すこと。
*氷蚕:中国の想像上の虫。山中の霜雪中に生まれるという。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(注)「蓼虫(リョウチュウ)は苦きを知らず、蝍蛆(ショクショ)は臭きを知らず」というのもあるようです。
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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その56 慫  嘯  汎氵疌

2015年09月22日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●いつの間にか庭に飛んできて芽吹いていた含羞草か合歓木、どっちなんだろう・・・よくわからない(^^;)鉢に植え替えて観察中・・・。

●手を触れると、こんな感じで葉っぱを閉じちゃいます・・・今のところ、只の艸だけど、なんか可愛い👍

●模擬試験問題・・・19回分まで配信済み・・・残るはあと1回。いつでも配信できますが、あと1~2日で漢検漢字辞典第2版の再読み込みが完了する予定なので、そのあと、発信したいと考えています。いづれにしても近日中配信!!
●漢検漢字辞典第2版から・・・
①慫慂の「慫」
・第2版で「おどろ(く)」の訓読みが追加されていて、対応する熟語も「慫兢(ショウキョウ)」と記載されていた。(第1版では「すす(める) 慫慂」のみ。)
・今度は漢検の辞典に文句があるわけではありません。他の辞典によって「慫兢」の意味が以下のように微妙に異なっていました(^^)
 「字 通」・・・あわてる。
 「大字源」・・・おどろき、おそれる。
 「大漢和」・・・おそれて安んじないこと(おどろく・おそれる意)。
・前にも評価しましたが、「字通」は意味を端折って書いていることが多くて意味が通じにくいことがよくあります。今回のこの熟語も、全然わかりませんねえ・・・。
②「虎嘯」の「嘯」(現行読み:ショウ、シツ、うそぶ(く)、うな(る)、ほ(える)、しか(る))
・第2版で「シツ、しか(る)」が追加。「類」として「叱」。熟語記載はなし。
・これも、ここまで追加したなら熟語を一つでも載せるべきでは???
・「類」で「叱」とあるから、おそらく「嘯咤」とかあるのかなと思って調べたら・・・ありました。
 「大漢和」&「角川・大字源」・・・「嘯咤(シッタ)」「嘯叱(シツシツ)」・・・ともに、「しかる」意。・・・これは他の辞典も「シツ」で統一されていました(^^)  *「字通」には「嘯」の字が見当たらず(掲載されていない)。
③<模擬試験問題 補習版その4>で出題した「汎氵疌」・・・
・第1版・第2版とも、この「汎氵疌」の熟語のみ掲載されている。「氵疌=水を形容する語」とのみ説明・・・不親切。
・「汎氵疌」の意味・・・
 「角川・大字源」・・・音のかすかなさま。一説に激しい波の音。
 「大漢和」・・①かすかな声のさま ②波の激しい音 *大漢和の①・②の意味の違いは出典の違いから。それぞれの意味で使われている文章・詩が載っていた。
 *「字通」は(例によって)「氵疌」の字、見当たらず。
・ちなみに、「汎」は「泛」ともとの説明あり、「泛駕之馬」の「泛(ホウ)」に音が通じているんでしょうね・・・となると、この音は「くつがえす」とか勢いのあるとかいう意味だと思うので、「かすかな音」というよりも「激しい波の音」の意味の方がしっくりくるんだけど・・・。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その55 剔

2015年09月22日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●辞典類の渉猟・・・
・よく、漢字の世界は「奥が深い」というけど(私もそう思っていましたが)、最近は、学習すればするほど、そういう思いよりは、むしろ「なんていい加減な世界なんだ」と思ってしまうのはどういうことでしょう(^^;)
・最近は、「漢検漢和辞典第2版」を読み込むために、気になった熟語などがあったときは、「大漢和」(索引巻)「字通」「角川・大字源」の3つの辞典を図書館の狭い机に並べて、それらを調べながら読み進んでいる。(大漢和は、全12巻なので、索引1冊だけを机上において、その都度、該当する巻を書架から引っ張り出して調べる・・・だから、朝早く、開館と同時に大漢和が所蔵されている書架のすぐ近くの席を確保するようにしている(^^;))
・しかし・・・、<その54>の「頌礼(ヨウレイ?ショウレイ?)」もそうだけど、コメントでの指摘・質問にあった「縱臾(ショウユ?ショウヨウ?)」なども、辞典によって読みが違う・・・他にも、この種の音読みの相違がある熟語はたくさんある・・・その道の研究者や専門家は何しているんだと、八つ当たりしたい気分に、時々なる(^^;)・・・この辺の問題を整理してある書物なり論文なり、あるんでしょうか?誰か教えてくれないかな(^^)
・次の「爬羅剔刔」の「剔」も、同じような問題を孕んでいる・・・。
●漢検漢字辞典第2版・・・
・「爬羅剔刔」の「剔」・・・現行の音訓:「テキ、テイ、えぐ(る)、のぞ(く)、そ(る)」
・第2版で、音で「テイ」、意味として「そる、毛髪をそる」が追加されている。 熟語は掲載なし。
・・・なるほどね、剃髪の「剃」に通じているんだろうな、じゃ、「剔髪」=「テイハツ」と読むんだろうな・・・と思って、念のため、3辞典を調査。
・大漢和「テキハツ」、字通「テキハツ」、大字源(「剔髪」そのものは無くて)「剔去=そりおとす意」で「テイキョ」・・・←大漢和はこれも「テキキョ」!!(だたし、意味は「のぞきさる、えぐりのぞく」としているので、一応「テキ」でも理解はできる) なお、漢検漢字辞典第2版では「剔去」は「テキキョ」で「テキ。えぐる、えぐりとる、のぞく」の意味の方の熟語で記載されています。
・また、ご丁寧にも、字通では「剔髪=剃髪」となっていて、「テキハツ」!! 
・一体どうなってんでしょう・・・何を信じれば良いのかわからん・・・(ーー)

・もし、問題で「剔髪」「剔去」なんかが「読み問題」や「音訓問題」なんかで出たら、どう回答したらいいんでしょうか・・・。

👍👍👍 🐑 👍👍👍
 




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