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漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-②に向けての学習状況  その99 泯 僻 黽

2015年10月17日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
 
●「剖判」=開闢 ・・・以前、模試問題で「ホウハン」で出題。以前、秀まろさんに指摘されていましたが、「ボウハン」(漢検第2版)とも読みますので、ご注意ください。「ホウハン」は広辞苑所載。
●熟字・当て字・・・いろいろと掲載したり問題つくったりしていると、どこかで載せているかも。重複していたら失礼・・・(^^;)
・「戦捷木」・・・第2版の本文中に載ってました。紹介したかしら???・・・「なつめやし(棗椰子)」です。
●漢検漢字辞典第2版から・・・
①「泯」:ビン、ベン、ミン、メン、ほろ(びる)、つ(きる)、くら(む)
・「ビン」:ほろびる、つきる ・・・泯滅(ビンメツ)
・「ベン」:くらむ  ・・・眩泯(ゲンベン)←第2版初出!! あやしい!!  *目がくらむ、めくるめく意。
 *あまり混乱させたくないのですが、「ゲンベン」読みは、漢検第2版と大字源のみでした。
  大漢和「ゲンビン」 字通「ゲンビン」 漢字源「ゲンメン」(←「メン」は呉音) ここは漢検サイドの「ゲンベン」で覚えておかないとダメかも(ーー)。
②「僻」・・・第2版では「ヘイ、ひめがき」が追加。熟語は記載なし。
・「ヘキ」: (略)
・「ヘイ」:ひめがき・・・僻倪(ヘイゲイ) =俾倪(ヘイゲイ) =城の上のひめがき(姫垣) *俾倪=睥睨の意もあります*
③「黽」
・「ベン、ビン」:つとめる、はげむ・・・黽勉(ビンベン)
・「ボウ」:かえる、あまがえる  ・・・蛙黽(アボウ)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その98 趨  摶 湛 伯  窕 

2015年10月16日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●27-②受験票到着・・・しかし、毎回毎回、試験会場が違うのは億劫だなあ(ーー)
●リピーターとして今度合格すると、10回連続合格になる(^^)一応、2ケタ台の合格回数になれば中堅リピーターと言えるでしょうか(^^)こういう、キリの良いときに某かの賞というか表彰状というか感謝状というか、漢検さんも何かやってくれればいいのにナ(^^;)
●ま、それは冗談として、点数分布とか自分がどの程度の位置にいるのかがわかるようなデータなり、資料なりを開示するか連絡するかしてくれてもいいんじゃないですかねえ・・・。満点をめざしてはいますが、ちょっと、満点以外の目標というか向上心を刺激するような何かが欲しい気がする。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検漢字辞典第2版から・・・音による読み分け  *1級対象漢字に限らず掲載しています*
①「趨」:スウ、ソク、シュ、はし(る)、おもむ(く)、はや(い)、うなが(す)
・「スウ、シュ」:はしる、おもむく・・・趨向(スウコウ)、趨勢(スウセイ)、趨炎(附熱)、帰趨、疾趨
・「ソク」:はやい、すみやか、うながす・・・漢検辞典には熟語記載なし。
 *第2版で「ソク」音を追加しているのに熟語を載せないのは何か意味、意図があるのでしょうか・・・。
 大漢和:①趨食(ソクショク)=飲食をうながす・催促する、②趨数(ソクソク)=いそがしく迫る ③趨趨(ソクソク)=.行くことの早いさま・威儀少なきをいう。.虫の名(こおろぎ)=促織の異名。
 例によって、字通ではすべて「スウ」音よみ。大字源・漢字源はほぼ大漢和と同様ですが、微妙にことなるところもあります。割愛。
②「摶」:タン、セン、まる(い)、まる(める)、もっぱ(ら)
・「タン」:まるめる、まるい・・・摶飯(タンパン)
・「セン」:もっぱら・・・摶一(センイツ)       *模試か何かで出題したような・・・。
③「湛」:タン、チン、たた(える)、あつ(い)、しず(む)、ふか(い)、ふけ(る)
・「タン」:たたえる、水がみちている、あつ(厚)い、ゆたか、ふける・・・湛然、湛湛・・・
・「チン」:.しずむ、しずめる(類:沈) .ふか(深)い ・・・(漢検辞典には熟語記載なし)*湛湎(チンメン)、*湛冥(チンメイ)など
④「伯」中学:ハク 準1:、おさ、かしら、はたがしら  *準2級レベルの漢字*
・「ハク」:・・・略。
・「ハ」:覇(はたがしら)。諸侯の盟主。熟語記載はなし。・・・五伯(ゴハ)、伯主(ハシュ)、伯者(ハシャ) ←すべて「覇」でも代替可能。
⑤「窕」:チョウ、ヨウ、ふか(い)、あで(やか)、おくゆか(しい)
・「チョウ」:窈窕
・「ヨウ」:窕冶(ヨウヤ)   *模試問題か、音訓シリーズかで、くわしく解説ずみ。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その97 灑 蒻 俶 粥 墅 苴 

2015年10月16日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●27-②・・・
いよいよあと10日ですか・・・もう、試験問題できているんだろうな(^^)ということは、これからの記事の中に出題する熟語などがあっても、もう修正できないだろうな(^^)まだ、読んでいただいている方に幸運が訪れますように👍
●漢検漢字辞典第2版・・・音による読み分け・・・
①「灑」:サイ、シャ、そそ(ぐ)、あら(う)、ち(らす)
・「サイ」:そそぐ、あらう、まきちらす・・・灑掃(サイソウ)応対、灑泣(サイキュウ)
・「シャ」:(=洒)さっぱりしているさま、こだわらないさま・・・瀟灑(ショウシャ)=瀟洒
②「蒻」:ジャク、ニャク、がまのめ、むしろ
・「ジャク」:蒻蓆(ジャクセキ) *蒲で編んだむしろ
・「ニャク」:蒟蒻(コンニャク)
③「俶」:シュク、テキ、よ(い)、はじ(める)、すぐ(れる)
・「シュク」:よい、はじめる、ととのえる、おさめる・・・俶装(シュクソウ)、俶献(シュクケン)←四季折々の初物をはじめて献じる(詩経)
・「テキ」:すぐれる ・・・俶儻(テキトウ)
④「粥」:シュク、イク、かゆ、ひさ(ぐ)
・「シュク」:かゆ・・・豆粥(トウシュク)
・「イク」:ひさぐ・・・粥文(イクブン)
⑤「墅」:ショ、ヤ、なや、しもやしき、のはら
・「ショ」:なや、しもやしき・・・村墅、別墅
・「ヤ」:の、のはら ・・・(辞典には熟語記載なし) *墅=野に同じ。「野」の方でほとんど熟語あり。
⑥「苴」:ショ、サ、つと、あさ、くろ(い)、おぎな(う)、ちり←漢検2には意味の方で載っている。
・「ショ」:つと ・・・苞苴(ホウショ、つと)
・「サ」 :ちり、あくた ・・・(辞典には熟語記載なし)
 (注)「サ」音の熟語は各辞典では「土苴」しか該当する熟語なし・・・おそらく、この「土苴」で「ドサ」と読ませる意図かと思われる。
 ただし、例によって、辞典によって読み方は異なる。
 大漢和:(読み・意味の説明の中にでてくる「土苴」は「サ」で読む項目なので、おそらく)「土苴(ドサ)」=あくた、ちり、かす
 大字源:「ドショ、ドサ」=あくた、肥料にするごみ、一説にかす・くず、本物でないもの。一説に無心のさま。
 漢字源:「ドショ」=「其れ、土苴の如くして天下を治む」(荘子・攘王)←無心のさまの意か。
 字通 :「ドショ」 *字通には「サ」音の記載なし。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その96 磬 慧 景 筴 蔕 倅 噫 萱 縒  藉 

2015年10月15日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢検漢字辞典第2版から・・・音の読み分け・・・
①「磬」(ケイ、キン、は(せる))
・「ケイ」:への字形の打楽器・・・磬鐘(ケイショウ)、磬折(ケイセツ)、鐘磬(ショウケイ)、磬控(ケイコウ)ー磬(は)せる
・「キン」:礼拝や読経のときに打ち鳴らす仏具=磬(キン)
②「慧」(ケイ、エ、さと(い)、かしこ(い))
・「ケイ」:慧眼、慧悟、慧敏・・・
・「エ」:慧眼(エゲン) ←仏教用語。 慧可断臂(エカダンピ)
③「景」・・・現行音は「ケイ、エイ」のみだが・・・
・景迹(キョウジャク) 
④「筴」(キョウ、サク、はし、はさ(む)、めどぎ、はかりごと)
・「キョウ」:はし(箸)、はさむ の意の場合・・・辞典には熟語記載なし。
・「サク」 :めどぎ・ぜいちく、はかりごと・計画 の意の場合・・・辞典には熟語記載なし。
⑤「蔕」(タイ、テイ、へた、うてな、とげ、ねもと)
・芥蔕(カイタイ)、苦蔕(クタイ、クテイ)、根蔕(コンタイ、コンテイ)  *「芥蔕」だけは「カイタイ」のみ。
⑥「倅」(サイ、ソツ、せがれ、たす(け)、にわ(か))
・「サイ」:たすけ、副の意のとき・・・倅車(サイシャ)
・「ソツ」:辞典には熟語記載なし。
⑦「噫」(イ、アイ、ああ、おくび)
・「イ」 :噫乎(ああ) ・噫嗚(イオ)
・「アイ」:噫気(アイキ、おくび)
⑧「萱」(カン、ケン、かや、わすれぐさ)
・「カン」:萱草(カンゾウ)
・「ケン」:萱堂(ケンドウ)、椿萱(チンケン)
⑨「縒」(シ、サク、ふぞろ(い)、みだ(れる)、よ(る)、よ(り))
・「シ」:参縒(シンシ)=糸のふぞろいなさま
・「サク」:縒綜(サクソウ)=入り乱れるさま
⑩「藉」(シャ、セキ、むしろ、し(く)、か(りる)、か(す)、よ(る)、かこつ(ける)、ふ(む))
・「シャ」:藉口(シャコウ)
・「セキ」:狼藉(ロウゼキ)、藉田(セキデン)=籍田、藉藉(セキセキ)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その95 洒

2015年10月15日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●<漢検1級 27-②に向けての学習状況  その80>の「鋸屑(キョセツ)」・・・言葉や文章がよどみなく出てくるたとえ・・・
・はずかしい・・・漢検漢字辞典第1版にも第2版にも「鋸屑(キョセツ)」の意味②として、出てました(^^;)しかし、出典や意味の説明がないと、あっさりと読みすごしそうなところですねえ。漢検漢字辞典を隈なく読んでいる人には簡単だったのかも(^^;)・・・失礼しました。
●漢検漢字辞典第2版から・・・その1(雑談)・・・
・「鸚猩(オウショウ)」という熟語掲載あり。  *「鸚鵡(おうむ)と猩猩(しょうじょう)」のこと。どちらも人のことばをまねる。
・ま、漢検に倣って読んでおいたほうが良いでしょうが、大漢和・大字源では「オウセイ」。漢字源・字通には熟語なし。でも、漢検さんはどこから「オウショウ」を採録したんでしょう???
 *ついでに、漢検辞典に載っていた「鸚哥(インコ)」・・・一応念の為、調べたら、大漢和「オウカ」、大字源「オウカ、インコ」、漢字源「オウコ、インコ」、字通「オウカ」・・・ま、もうどうでもいいけど。ちなみに、「哥」は当て字で「コ」と読ませているのがありますね、哥倫比亜(コロンビア)とか国名で・・・。
●漢検漢字辞典第2版から・・・その2(音での読み分け熟語)・・・
・「洒洒落落(サイサイラクラク、シャシャラクラク)」の「洒」・・・今回、大幅に音読みの種類&音読み分けの熟語ともに増加していました。要注意かも。
①サイ、セイ:すすぐ、そそぐ、あらう ・・・洒掃(サイソウ)、澣洒(カンサイ)
②シャ:さっぱりとしているさま    ・・・洒脱(シャダツ)、洒落(シャラク)、瀟洒(ショウシャ)
③セン:つつしむさま         ・・・洒如(センジョ)
④ソン:おどろくさま         ・・・洒然 ←読みの振りはなかったが、「ソン」の所での熟語掲載なので「ソンゼン」と思われる。ただし、以下末尾の説明にも注意してください。
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<注>
・以上が漢検漢字辞典第2版上の「洒」の熟語ですが(ちょっとややこしくなりますが)、①「洒然」 ②「洒如」についてはちょっと注意が必要かも。
①「洒然」
・大漢和 ①「おどろくさま」のときは「ソンゼン」 ②「つつしむさま」のときは「センゼン」 ③「水がそそぐさま」のときは「サイゼン」 ④「心がさっぱりしているさま」のときは「シャゼン」と読みが分けられていました・・・これは面倒でも非常にわかりやすい。やはり、漢検辞典は不親切・・・間違いではないが説明不足ですね。 *大漢和以外の3辞典の読み・意味は、またマチマチでかなり混乱すると思うので掲載は割愛します。大漢和以外の読みもあるようです。
②「洒如」
・大漢和・大字源ともに「センジョ」。字通は「サイジョ」=恭しい。漢字源は熟語なし。ま、字通は、この際、無視ですね(^^;)
③その他、
・洒洒(シャシャ)=さっぱりと執着しないさま
・洒洒(ソンソン)=寒くておののくさま(大漢和)、冷え込む(字通)、「洒淅(ソンセキ)」=寒い(字通)
・洒腆(センテン)=饗儀を鄭重にすること(=洗腆)(大漢和) *「洗腆」については以前の記事で紹介済み。
のような熟語もありました。ご参考まで。
・「洒」は、文章中の意味によって読み分けをしっかりしないといけない漢字なのかもしれません!!
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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その94 薀 熨 悁 圜 耆 亀

2015年10月14日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●<漢検1級 27-②に向けての学習状況 その90>の記事・・・
・コメントをいただいていた<「駘籍」・「駘藉」>問題、および「哀駘」の内容について補足を加えておきました。興味ある方はご参照ください。
●漢検漢字辞典第2版から・・・
・今、ざっとですが、第2版中で、①音の読み分けをしているもの ②熟語に音読みが載っているもの を中心に学習しています。
・たとえば、「苑」・・・これは準一級レベルですが・・・、
 ①エン、オン:その、庭。物事の集まる所・・・苑台、外苑、御苑、神苑、説苑(ゼイエン)・・・
 ②ウツ:ふさがる、つきる 熟語なし。 ←模試では、「ウツ」で読む熟語を出題した記憶あり。
となっています。こういうふうに、音で分けている場合で、両方に熟語があって、音読みも異なる場合は、そのように回答しないと×なんでしょうね。
・と、いうことで、ちょっと気になったので、大急ぎで、そのような音読み分けをしているところを探しています。まだ1/5ぐらいしか見てませんが、それでもありますねえ・・・。以下、第2版に載っている熟語のみ掲載しています。
①「薀」(ウン、オン)
  薀蓄(ウンチク)(=蘊蓄)
  薀藻(オンソウ)=(水草の場合、“オン”らしい)「きんぎょも」のことに用いられる由。
②「熨」(ウツ、イ)
  熨帖(ウッチョウ)=おさえる意。 ←「ウツ」読み。これはどこかで記事にした記憶あり。
  湯熨(トウイ、ゆのし)
③「悁」(エン、ケン)
  悁恚(エンイ)、忿悁(フンエン)・・・うれえる、いかる意の場合
  悁急(ケンキュウ)・・・いらだつ、あせる意の場合
④「甕」(オウ)
  甕天(オウテン)
  甕菜(ヨウサイ)←これなんかは、現行音にない読み。ヒルガオ科の多年草で茎・葉が食用で特に中国料理で用いられる・・・だって(ーー)。 しかし、こんなの、載せる意味あるのかねえ。
⑤「圜」(カン、エン)
  圜繞(カンジョウ)、圜流(カンリュウ)・・・めぐる、めぐらす意の場合
  大圜(タイエン)・・・まる、まるい意の場合
⑥「耆」(キ、シ)
  耆宿(キシュク)、耆老(キロウ)、耆旧(キキュウ) など・・・老いる、としよりなどの意の場合
  耆欲(シヨク)・・・たしなむ(「嗜む」)意の場合。
⑦「亀」(キ、キン)
  亀卜(キボク)ほか多数・・・“かめ”の意の場合。
  亀手(読みは出ていなかったが「キン」音のところに表示あり。「キンシュ」か。)*模試か何かで「キシュでも可か」と書いた覚えがありますが、「キンシュ」にしておいた方がよろしいですね。・・・「キン」の場合は、ひび、あかぎれの意。

👍👍👍 🐑 👍👍👍 まだまだありそうです、時間が許すかぎり、続けて載せていきたいと思っています 👍👍👍




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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その92 榜

2015年10月13日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢検漢字辞典第2版から・・・標榜の「」・・・だいぶ記載内容が増加しています・・・
<第1版> 音訓:ボウ、ホウ、ふだ 
      意味:①ふだ、たてふだ ②かかげしめす 「標榜」 ③むち、むちうつ *下つき:金榜、黄榜、虎榜、標榜
<第2版> 音訓:ボウ、ふだ、たてふだ、かか(げる)、むちう(つ)、ゆだめ、かじ、こ(ぐ)
      意味:①ふだ、たてふだ ②かかげる、かかげしめす 「標榜」③むち、むちうつ ④ゆだめ、弓の曲がり具合を直す道具 ⑤かじ、舟をこぎ進める道具 ⑥こぐ、舟をこぐ  *下つき:(第1版と同じ)
参考:<現行音訓読み>ボウ、ゆだめ、むちう(つ)、ふだ、たてふだ、かか(げる)、しめ(す)、かじ、こ(ぐ)
・音熟語は①と②の意味の熟語だけなので、なんで、こんなに、訓読みや意味を増やすんだろう・・・ホントに、他の記載内容とのバランスが悪い(ーー)また、増えているようでいて、訓読みの説明などは、実は確とした説明になっていないのでは???
・たとえば、「榜す」の読みが出たとしたら・・・「かかげしめ(す)」なんて回答したら×でしょ?現行読みでは「かか(げる)」と「しめ(す)」は読み分けしているのだから・・・。いいのかな、第1版も第2版も、こんな説明で・・・(ーー) 「榜(しめ)す」「榜(かか)げる」と載せてくれたほうがわかりやすくないですか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<ご参考>例によって、大漢和&字通ベースで以前に調べた音熟語です。
●榜:ボウ、ゆだめ、むちう(つ)、ふだ、たてふだ、かか(げる)、しめ(す)、かじ、こ(ぐ)
・ゆだめ:榜檠(ボウケイ)=ゆだめ
・むちう(つ):榜掠(ボウリョウ・ボウリャク)=むちうつ 、榜服=鞭うって罪にふくせしめる、榜撻・榜笞・榜楚=むちうつ 
・ふだ・たてふだ:榜札=たてふだ、遍く衆人に示すために設けた立札、榜令=立札に記した法令・命令、榜顔=進士の2番目の合格者を示す掲示板、榜花:進士及第者を発表する告示板、榜首=科挙の第一合格者、榜上=合格者を発表する掲示板、榜筆=(榜)額(のための?)の大筆(大筆:大きな字を書くのに用いる大きな筆)、榜字=(榜)額(のための?)の大字(大字:単純な字形の漢数字の代わりに用いる漢字)
・かか(げる):榜額=扁額=榜顔(壁上に額をかける、その額(大))、榜文=告示の文、
・しめ(す):榜示=立札で表示する=標榜・榜標、榜売=価格を公示する 
・かじ:「榜、船櫂也」:榜船=かい(かじ)で船をこぐ、榜声=舟を漕ぐかい(かじ)の音 
・こ(ぐ):榜声=舟をこぐ音 、榜船=こぎ船    *かじ(梶・舵・楫):水をかいて船を進めるのに用いる道具。櫓・櫂などの類。
<その他>
*榜具:拷問の道具、榜捶:刑罰に用いる杖  *榜様・榜例:手本、模範 *榜歌:ふなうた、榜師:舟人、榜人:船頭=榜夫

👍👍👍 🐑 👍👋👋
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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その91 沮

2015年10月13日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●模擬試験問題・・・
・本番までアト2週間ですか・・・みなさん、ラストスパートでしょうか(^^)アクセス状況で、各模擬試験問題へのアクセスが多いですねえ、本番前の訓練に役立てば重畳ですが・・・それにしても「補習版その2」はやらない方が良いと言ったらアクセスが増えるのはどういうことでしょう(^^)・・・「怖いもの見たさ」でしょうか(^^)(^^)(^^)吃驚しないでくださいね👍👍👍
●漢検漢字辞典第2版から・・・「沮」・・・
<第1版> 音訓:ショ、ソ はば(む) 意味 ①はばむ。さまたげる。「沮止」 ②湿気の多い土地。「沮如」(←読みナシ) ①は「阻」が書きかえ字。
<第2版> 音訓:ショ、ソ はば(む)、ふせ(ぐ)、も(れる) 意味 ①はばむ。さまたげる。ふせぐ。「沮止」 ②さわ、湿気の多い土地。「沮如」 ③くじける。ひるむ。 ④もれる。もらす。 (「阻」が書きかえ字の熟語あり。沮止=阻止、沮喪=阻喪 沮(はば)む=「阻(はば)む」とも書く。)
<現行の音訓> ショ、ソ、はば(む)、ふせ(ぐ)、くじ(ける)、ひる(む)、も(れる)、さわ
・「沮如」の読み・・・
 大漢和「ショジョ」 漢字源「ソジョ」 大字源「ショジョ・ソジョ」 字通「ソジョ」・・・どっちでも良いのかな(^^;)
*ただし、一貫しているのは大漢和・・・同じような熟語で「沮泄(ショセツ)=にじみもれる」「沮道(ショドウ)・沮沢(ショタク)=低く湿気のある道や沢」・・・と、すべて「ショ」読み。
*ちなみに、これらの熟語についての他の辞典の読みを列挙すると、
 「沮泄」・・・漢字源「ソセツ」 大字源「ショセツ」 字通(熟語なし)
 「沮道」・・・漢字源(熟語なし)大字源「熟語なし」 字通(熟語なし)
 「沮沢」・・・漢字源「ソタク」 大字源「ソタク」  字通「ソタク」
*漢字源と字通はすべて「ソ」音読みのようですね。大字源は「ショ、ソ」混同タイプ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・以前に調べた、「沮」の熟語と音訓整理・・・ご参考まで。熟語の読みはほとんど大漢和・字通がベースとなってます。中に、「沮」以外にも1級漢字を含む熟語があります。
●「沮:ショ、ソ、はば(む)、ふせ(ぐ)、くじ(ける)、ひる(む)、も(れる)、さわ」
・はば(む):沮遏(ソアツ)=おしとどめる・阻止する、沮抑(ソヨク)=はばみ抑える・抑止 沮礙・沮害(ソガイ)=はばむ 、沮衄(ソジク)=はばみくじける
・ふせ(ぐ):沮短(ソタン)=妨げそしる
・くじ(ける):沮散(ソサン)=心がくじける 、沮靡(ソビ)=くじけなびく・気をのまれる、沮壊(ソカイ)=くじけやぶれる・くじける・はばみやぶれる
・ひる(む):沮喪(ソソウ)=失望落胆する、くじけ弱る・気落ちする、沮胆(ソタン)=胆をつぶす
・も(れる):沮憤(ソフン)=憤りをも(洩)らす、沮漏(ショロウ)=にじみも(泄)れる
・さわ:沮丘(ショキュウ):水を背にした丘(阻丘)、沮道(ショドウ):低く湿気のある道、沮沢(ショタク):低く湿気のある地、沮如(ショジョ):低くて水にひたりやすい土地

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その90 駘

2015年10月12日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢検漢字辞典第2版から・・・
・「春風駘蕩」、「駑駘」などの「」・・・
・今度は第1版と第2版の内容をそのまま載せてみましょうか・・・比較すると、いかに変わっているかが一目瞭然かも。
<第1版> 音:タイ・ダイ 訓:(表記なし) 意味 ①にぶい。のろい。②広くゆったりしている。のどかである。「駘蕩」 下つき:「駑駘」
<第2版> 音:タイ、ダイ 訓:にぶ(い)。ふ(む) 意味 ①にぶい。のろい。②広くゆったりしている。のどかである。「駘蕩」 ③ふ(踏)む。「駘籍」 ④ぬぐ。馬がくつわをはずす。 ⑤「哀駘」は、さえないさま・みにくいさま。 下つき:「駑駘」
(参考)現行の「駘」の読み:タイ、ダイ、ぬ(ぐ)、にぶ(い)、ふ(む)、のど(か)、みにく(い)
・ね、だいぶ変わって内容も増加している一方で、きわめて不親切で説明不足なことが一目瞭然・・・(^^)何をどう理解して覚えれば良いのか、よくわからない記述だと思いませんかあ(ーー)
・ま、とりあえず、試験も近いので、漢検記載の熟語で目新しい「駘籍」と「哀駘」の説明を・・・
駘籍(タイセキ)」:しのぎ踏みにじる(大漢和)ふみにじる(字通) 「兵、相、駘“藉”す」(史記) *他の意味もありますが割愛。 (注)漢検では、タケかんむりの「籍」だが、大漢和(および他の辞典)では、出典も含めて(調べた範囲では)すべてクサかんむりの「藉」。
哀駘(アイタイ)」:(私の調べた辞典では漢検の「さえないさま」という意味は見いだせなかったが・・・←漢字源に「さえないさま。姿の醜いさま。」とあった。
 大漢和:①醜いさま ②複姓  「衛に悪人あり、哀駘它(アイタイタ)と曰う」(釈文:哀駘=醜貌、它=其の名なり)
 大字源:容貌の醜いさま
 漢字源:人名。春秋時代、衛の人。「哀駘」は姓、名は「它」。顔は非常に醜かったが、魯の哀公は国政を担当させたという。
 字 通:(「哀駘」の熟語記載あるも説明なし。)
と、こんな感じです・・・漢検も不親切と言えば不親切ですが、各辞典がこうだと、説明しきれないのかも(^^)
・でも、なんで、こんな中途半端な音訓・意味・熟語の記載になるのか、あいかわらず、不満というか、怒りを覚えてしまう今日この頃・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・以前の「熟語の読み・音訓整理」記事で紹介した(と思いますが(^^;))、「駘」の熟語と音訓整理を、一部重複してますが、ご参考まで載せておきます。
●駘:タイ、ダイ、ぬ(ぐ)、にぶ(い)、ふ(む)、のど(か)、みにく(い)
・ぬ(ぐ):駘銜(タイカン):馬の銜をはずす≒ぬぐ 説文解字「馬の銜を脱する也」
・にぶ(い):駑駘:にぶい馬、のろい馬=羸駘(ルイタイ)
・ふ(む):駘藉(タイセキ):ふみにじる、相掩映する(大)「兵、相、駘藉す」(史記) (参)掩映:① 覆い隠すこと。 ② 照り映えること
・のど(か):駘蕩:とりとめもなく広い、のどか
・みにく(い):駘背(タイハイ)=老寿 *この駘は「鮐(タイ・ふぐ)」に同じ(対象外漢字)。→「鮐背」:ふぐのようなしみのある老人という意味。

👍👍👍 🐑 👍👍👍




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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その89 馘 剥

2015年10月12日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

(今朝の開館前のアビスタ図書館と公園入口の閑散とした風景・・・気持ちの良い朝でした)
●漢検漢字辞典から・・・「」・・・
・以前、「馘首」の「馘」・・・「馘耳」なら、「馘(みみき)る」と紹介しましたが、漢検漢字辞典に「馘耳」以外に、「俘馘(フカク)」も「みみきる」に対応する熟語として載っていました。
俘馘
・大漢和:俘と馘。俘はとりこ、馘は敵を殺して截りとった耳。漢字源:敵を生け捕りにしてその左耳を切り取る。大字源:(ほぼ大漢和と同内容) 字通:生け捕りにすること。左耳を截る。
・だから、「馘耳、俘馘 -馘る」なんて、熟語・一字訓読問題では「みみき(る)」と回答しないとマズイでしょうね・・・。
・ちなみに、「斬馘」とか「馘首」なら、「くびき(る)」でOKのようです・・・。
・ついでですが、「馘」の本字は「クビへん」ではなく「ミミへん」だったようですね、だから、もともとは、「耳きる」が語源なんでしょうね。
●過去問&問題集から・・・
・「剥棗」・・・「ホクソウ」か「ハクソウ」か・・・私のやった問題集では「ホクソウ」だったが・・・。
・漢検漢字辞典第2版には「ハク、表外ホク」とあるのみで、この熟語は記載なし。*第2版では音訓・意味ともかなり増加しています。ただし、「ハク=はぐ、はがす、むく・・・。ホク=とる、撃つ」と音での意味分けをしています・・・第1版には無かった内容です・・・
・さて、
  大漢和「ホクソウ」=棗の実を打ち落としてとる、転じて、陰暦8月の異称
  字通「ハクソウ」=棗の実をわる
  *他の漢和辞典、国語辞典には当該熟語なし。
  *ネットや他のブログでは「ハクソウ」が優勢のような感じ・・・
・ここは大漢和に軍配が上がりそうですねえ・・・。ついでに、「ホク」と読む熟語はこの大漢和の「剥棗」しか見当たらなかったゾ!!
・ついでのついでですが、過去の当ブログの文章題で出した、(戸を叩いたり、訪問者の足音などの音の形容である)「剥啄」・・・これはすべての辞典で「ハクタク」でした・・「剥剥(ハクハク)」も同様に「こつこつ」という音の形容。囲碁を打つ音という説明のある辞典もあった。「打つ」のだから、「ホクタク」とか「ホクホク」とか読むのかと思ったら違うんだ・・・。

👍👍👍 🐑 👍👍👍 今年のトラはおわった(ーー) 某かんとく、「“憂愁”の美」、いや、「“有臭”の尾」でした、何はともあれ、オチュカレ👍
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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その88 娉

2015年10月11日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●「ボクちゃん日記」さんーその2- ・・・「娉」の字のつづき・・・
・漢検漢字辞典第2版では「娉:ヘイ、ホウ、めと(る)、と(う) 意味 ①めとる、嫁にもらう ②とう、おとずれる ③めす、よぶ ①~③の類:聘」となっている。熟語の記載はナシ。・・・毎度のことながら、現行訓読みで「め(す)」とあるのに、なんで、これだけ、意味③の方に記載しているんだろ?もう、ホントに嫌になる(ーー)
・それはさておき、「娉嫁(ヒョウカ)」や「娉問(ヘイモン)」を調べるついでに、「娉」の他の熟語も調べてみた。
<その①>
・ボクちゃん日記にもありましたが、「娉婷(ホウテイ)=美しいさま、美人のこと」。この「婷」は1級対象外ですが・・・「ホウ」音読みの熟語は色々と辞典調べるも、この熟語のみ(しかも、「ホウ」読みは、大漢和と大修館・漢語新辞典のみ。「字通」「大字源」「漢字源」は「ヘイテイ」)。
*大漢和は正確には「ハウ」音表記で「ハウテイ」。
・ま、対象外漢字の熟語しかないので、漢検対策には役立ちませんが・・・。
<その②>
・「娉内」(=妻をめとるのに名を問い礼物を送ること、=結納=娉納=聘内=聘納」という熟語があった。
・実はこれも辞典によって音読みが違う!!しかも、「娉(ヘイ)」の方ではなくて、「内」の方で・・・。大字源・大漢和は「ヘイノウ」、字通は「ヘイナイ」・・・(ちなみに、「内」の表外読みに「ドウ、ノウ、い(る)」あり。)
・まあ、ここまでくるとどっちでも良いんだろうけど(ーー)・・・どうも「納」に通じていて「ノウ」に分があるような気はするが(ーー)

以上、いろいろと混乱させたかもしれませんが、娉=聘で、音熟語で何かでたら「ヘイ・・・」と読んでおけばほぼ宜しいかと思います。(想い出せませんが、過去10年分ぐらいの過去問に一つだけ「娉・・・」という熟語の読みが出題されていましたよ、たしか・・・。)

👍👍👍 🐑 👍👍👍
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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その87 負乗  娉  娉嫁

2015年10月11日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●当ブログ内記事の復習・・・
・ここ、2、3日、ブログ内の自分で作った記事・問題などを復習していました・・・。誤字を幾つか見つけたので修正しておきましたが、まだミスったままのところがあるかもしれない。間違って覚えちゃっている人がいたら申し訳ない<(_ _)>
●過去問のおさらい・・・
・過去10年分ぐらいの1級・準1級の問題をおさらい・・・準1の読み問題は書き問題に置きかえて復習。
・気になったのは一つだけ・・・「尸禄 殃を貽し、負乗 悔を招く」・・・(問題は「貽」の読みですから「のこ(し)」で読み問題自体は何の問題もないのですが、この問題文の意味が良くわからなかった・・・特に後半の「負乗・・・」のところ。
・前半の「尸禄 殃を貽し」は、重要な地位についていながら職責を果たさない人(「尸位素餐」の尸位と同じ意味)がいると殃(わざわ)いが生じるという意味なんでしょうが、後半の「負乗(フジョウ)」が何を意味しているのか、さっぱり連想できず・・・
・各辞典の力を借りてやっと氷解・・・
<大漢和>「負」=小人のこと、「乗」=君子の器、「負乗」=小人でありながら君子の位にある
<字通>「負乗」=小人が出世する
<大字源>小人でありながら身分不相応な君子などの位につくこと
ということで、前半と同じような意味合いの内容・表現ということになるでしょうか・・・。
しっかし、こんな簡単な「負」と「乗」という漢字でも「負乗」となってしまうと、何が何だかわかりませんねえ・・・(^^;)
●「ボクちゃん日記」さんーその1ー
・またまた、「模擬試験問題(特に補習版1~5)」の紹介とそのトライを奨励いただいています。有り難いことですが、(これから取り組む方がいるかどうかわかりませんが)推奨できるのは補習版3~5の3作ぐらいかも(^^;)
・チャレンジャー用(15回分)とあわせて全20回の模擬試験、自分でもトライしてみましたが、「補習版その1」と「補習版その2」が一番難しいと思います。自分で作っておいて言うのもなんですが、これからの方は、この2回分は避けたほうが賢明だと思います(^^;)・・・たぶん、自信を失う恐れのほうが大きいと思います。夏ごろにトライされた方は十分の復習の時間があるからまだ大丈夫でしょうが・・・。
●「ボクちゃん日記」さんーその2-
・ほぼ毎日、記事を拝見して勉強させてもらっていますが、ちょっと前の記事に、(ら行の何番目だったか・・・)
「娉嫁(ひょうか) 娉(め)す(1354)
 娉問(へいもん) 娉(と)う(1354)」
という記事がありました。「娉嫁(ひょうか)」なんて読み、大変勉強になりました。一応、自分でも辞典に当たったところ、漢字源に当該熟語あり、「ヒョウカ」(=男女間の仲立ちをしてめあわす)でした・・・他のいつもの3辞典には当該熟語はありませんでした。
・現行の「娉」の読みは「ヘイ、ホウ、と(う)、め(とる)、め(す)」なのに、あるんですね、こういう音よみが・・・。漢字源と大漢和には、この「ヒョウ」音表記がありました。
・この「娉」は「聘」とほぼ同じ意味で使われているようです。娉問=聘問とか・・・。(漢検漢和辞典でも「類」として「聘」となっていた。)

*この「娉」の字のこと、続きあり。・・・次の記事にて👍

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その85 掫

2015年10月09日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●syuusyuu<第5回模試>
・「17.学びて行わざる、之を名づけて掫囊(シュウノウ)と曰う」(荘子)の音読みを出題しました。
・公開済みの「熟語の読み・一字訓読(その109)」で以下のように整理しておりました。
<掫:ソウ、シュ、シュウ、よまわ(り)>
・よまわ(り):(音熟語なし。)「掫(よまわ)り」 *下記「掫扞(シュウカン)」が該当するかもしれない・・・。
・その他:(大漢和)<Ⅰ.>①まもる(=柝鼓(タクコ)の類をうって夜回りする) ②たきぎ(薪)、あさがら(麻幹) ③地名 ④「趣」に通じる ⑤姓 の意。<Ⅱ.>①うつ(撃) ②なす(「聚」に通じる)③もつ・とる(取) の意
掫囊(シュウノウ)=ふくろの口をとじる(=蘊蓄を外にもらさないこと=学問はあっても実行しないこと)、*「学びて行わざる、之に命じて掫囊といふ」(荘子)。掫集(シュウシュウ)=集まる。掫扞(シュウカン)=まもる。 その他、「軍掫」「師掫」の語あり。
・今回、改めて、各辞典を渉猟したところ、
大字源:「干掫(カンソウ)=撃柝(ゲキタク)=よまわり、拍子木や鼓などを打って夜回りする
大漢和:「・・・陪臣、干掫」=拆鼓の類をうって夜回りをする意。「まもる」意
とあり、「よまわ(り)」に該当する熟語の一つとして「干掫(カンソウ)」があることがわかりました。「ソウ」音読みで宜しいかと思います。ただし、上記公開の中で、字通の「掫干」は「シュウカン」と読ませていますけど(^^;)
・なお、冒頭の荘子の「掫囊(シュウノウ)」・・・大漢和は「シュウドウ」と読んでいました。字通は「シュウノウ」。これは「よまわり」という意味ではなく、(実はよくわからないのですが)「とる、もつ」などの意味の方が該当するかも・・少なくとも、「よまわり」に対応する熟語ではありません。
・漢検漢字辞典第2版では、「ソウ、シュウ、シュ、よまわ(り)」 意味「①よまわり。木を打ち鳴らして夜回りする。②手にもつ 類:取」とありますが、熟語の記載はありませんでした。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その84  塙 塙覈、塙切・・・

2015年10月08日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●syuusyuu<第13回模試>・・・
・「4.塙覈(カクカク)たる助言を得た」という音読み問題・・・
・漢検漢字辞典第2版では、
 音訓「カク、コウ、かた(い)、はなわ」
 意味「1.カク:かたい、かたい土 2.コウ:石の多いやせ地 類:磽 3.はなわ=山のさし出た所」 *熟語は記載なし。 
・各辞典とも、ほぼ、漢検漢字辞典とおなじような内容の記載ですが、ほとんど熟語なし。ここは字通だけが詳しく載ってました。
・字通によれば、
 「“確”と通用し、“塙切(カクセツ)”、“当塙(トウカク)”のようにいう。塙解(カクカイ)=的確な解釈、塙覈(カクカク)=適切、塙然(カクゼン)=明確・・・
・明治の文豪(鴎外など)の文章中にも、よく、この「塙(カク)」は「確」の古字として使われてようで、よく見かけます。塙証(カクショウ)とか塙信(カクシン)とか・・・。(以前の文章題シリーズで出題した記憶があるなあ・・・)
・なお、「コウ(石の多いやせ地の意味)」の熟語は見当たりませんでしたが、もしあるとしたら、塙磽(コウコウ)とか塙埆(コウカク)とかになるんでしょうか(^^;)
・ついでですが、「はなわ」は邦語。人名では「はなわ」とか「ばん」とか読むようです。(大字源)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その83  雋

2015年10月08日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●syuusyuu<第11回模試>・・・
・「8.甘美で深長な言論を「雋永(センエイ)の論」という」という音読み問題を出しました・・・
・「雋」は、「雋:シュン、セン、すぐ(れる) *「シュン」は慣用音」で、通常は「シュン、すぐれる」意味の熟語の方が多いですので注意
・すぐれる意の熟語(すべて「シュン」読み):雋異、雋乂、雋髦、雋哲、雋楚=翹楚、英雋(←漢検辞典) *この雋は「儁、俊」に通じている。
<雋永(センエイ)>について
・漢検漢字辞典にも、意味②として「肥えたうまい肉」とありますが、熟語記載はナシ。
・「雋永(センエイ)」という熟語は、「「雋燕(センエン)=鳥の名」という鳥の肉が甚だ美味であり、ここから「雋永の論=甘美で深長な言論」
 という意味・熟語ができたようです・・・。(大漢和)
・ちなみに、大字源でも「センエイ」で「肥えてうまい肉、転じて言論がすぐれて味わい深いことー雋永の論ー」と記載されていました。
・字通は「シュンエイ」・・・どうも字通は良くないかも(^^;)最近、字通の読みには懐疑的になってしまっています(ーー)  

👍👍👍 🐑 👍👍👍
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