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漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-③に向けて その16 逋

2015年11月13日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その16>

(手賀沼公園の方から我孫子図書館を望遠しているところ)
●最近は、音訓整理の再整理と漢検漢字辞典第2版の見直しやチェックを、(手間がかかるので)主として「大字源」で調べているのですが、結局は、大漢和・字通・漢字源も見ないと納得いかないことが多い・・・漢和辞典てのは厄介ですね、一つだけではやはりダメですね。幾つかを調べて「ああ、なるほど、こういう背景・意味なのか」と納得することが多い。前も大漢和と字通の一長一短比較を掲載したけど、それぞれ脩短ありますね。
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●漢検辞典(第1版&第2版)から・・・
<逋:ホ、フ、に・げる、のが・れる、かく・れる、おいめ>
①その1「逋逃」
・記憶に新しい、27―②の読み問題で出題された「それ逋れ逃げ、その国に帰る」・・・標準解答では「のが(れ)」。
・第1版にも第2版にも、意味①として「のがれる。にげる。かくれる。「逋逃」」とあった・・・この「逋逃」の応用で出しているのかあ・・・てことがわかった(^^)
・しかし、この「逋逃」、各辞典で以下のとおり・・・
 漢字源:「にげる」(とらえられるのをさけてにげる)
 大字源:罪を犯して逃亡すること・逃亡した罪人
 字 通:逃亡、亡命者
 大漢和:刑罰をのがれる、のがれかくれる、また、その人。
・送り仮名が「逋“れ”」なので、さすがに「にげ(れ)」はムリがあるだろうけど、「かく(れ)」は微妙だと思うけど・・・現に、漢検辞典でも上記のとおり、「のがれる・・・かくれる」の後に「逋逃」と載せているんだから(ーー)
・とは云っても、第1版では、実は、音訓は「ホ、フ、のが(れる)」のみ掲載、大見出しでは「逋(のが)れる」となっているので、第1版レベルでは、「のが(れる)」にしないとダメという事なのかもしれない・・・ま、この設問の場合は、「のがれる」が適切だとは思うけど、「かくれる」ではダメな根拠が今いち、よくわからない・・・。
・なお、第2版では、音訓「ホ、フ、に(げる)、のが(れる)、おいめ」と増加している。依然として、「かくれる」は意味の方での記載に止まっている。
②その2「逋欠」
・この「逋」を調べていて、第1版にも第2版にも、しらっと「意味② 負債や租税をはらわない。「逋欠」 (←読みは記載なし)」と出ていた。
・この「逋欠」・・・1級受検者ならピンとくると思いますが、読みは「ホケン」 。調べたら、いつもの4辞典ともここは満場一致で「ホケン」でした。・・・「欠伸(ケンシン)」の「欠(ケン)」と同じ読み方ですね・・・ただし、この「欠(ケン)」は、「借り、借りがある(負い目がある)」というような意味での「ケン」です。「逋」の訓読みの「おいめ」に該当しそう・・・。
・なお、「欠(ケン)」読みによる熟語は「逋欠(ホケン)」「欠伸(ケンシン)」以外にも幾つかありますが、それはまたこの次にご案内します。
・ここは、この「逋欠(ホケン)」を覚えておいた方が良いかも・・・今度は、音読み問題で出るかも知れない(^^)

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漢検1級 27-③に向けて その15 輊

2015年11月12日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その15>

(手賀沼公園入口付近・・・朝方は、こんなに様々なカモ類が上陸して朝食を摂っています・・・)
●漢字ペデイア・・・誰かさんが云っていたように「はん!!」てな感じで、よく見ていなかったけど、昨日、「猫の飼い主さん」と「spaceplusさん」のやりとりを見ていて、改めて見た・・・。
・「唳」の標準字体も載ってた・・・
 昨日のJIS上の旧字体・・・ 漢字ペデイア上の標準字体・・
 どちらでもOKでしょう。許容字体の方は「」(戸の中の「犬」が「大」になっている)。
・PCで出てこない漢字の紹介するときには便利ですね・・・使い道があるわ(^^)
 たとえば、国字の「いさざ」も・・・ と出る。「13画目はハネるんですよ」と注意喚起したりしたかったけどいままで面倒でできなかったのも、簡単に表示できる。
●漢検漢字辞典第2版から・・・
<輊(チ、ひく・い、おも・い)>
・「軒輊(ケンチ)」で有名な「輊」・・・よく「輊(ひく)い」の音訓読みで出題されていたと記憶している。
・「輊」は、大字源によれば、「前部が重く低く下がっている車」という意味。「軒輊」=車の前の高低・上がり下がり。
 (「大車の両ながえ(轅)のおわり・・・」と説明している辞典もある)
・第1版では「チ」音のみで、訓読みは掲載されていなかったけど、第2版では「チ、おも(い)」が掲載されていて、“意味①”に「ひく・い」が載って、熟語も「軒輊」と載っている。
・「軒輊」の「輊」・・・「輊(ひく)い」と答えるのか、「輊(おも)い」と答えるのか・・・どうも曖昧だな(ーー)どちらでもOKのような気はするが、この辺、漢検さんや採点者の裁量に任せておくのは危険なような気がする・・・(ーー)

 (注)漢検辞典でも「輊:車の前が重くて下がっているさま」とは記載されている。
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漢検1級 27-③に向けて その14 輒 

2015年11月11日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その14>

●「猫の飼い主さん」が模擬試験5作分を公開済みです。私も大変勉強になりました。この、中だるみの時期に、精力的にここまでの問題を作られるとは敬服します・・・とても貴重な記事・資料といえます。ぜひ、トライしてみてください。
●第5作目の四字熟語「風声鶴唳」の「」は、漢検さんからすると、許容字体であり、標準字体は「」となるようです。(JISの旧規格から拾ってきました。画像処理で拾って反映させているので、猫の飼い主さんのブログへ直接お知らせできるかどうか、わからなかったので、当ブログでお知らせする次第・・・ご容赦ください。)・・・本件、および模試第1~5作の詳細は「猫の飼い主さん」のブログをご覧ください・・・
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●漢検漢字辞典第2版から・・・
<「輒(チョウ、すなわ・ち、たちま・ち)」・・・27-②文章題の読みで出題された「輒(すなわ)ち」・・・>
・漢検2でも「チョウ、すなわ・ち」しか、音訓読みでは載っていない。「たちま・ち」の読みも知っていた人は今回迷ったかも・・・。
・大見出しで「輒(すなわ)ち:①そのたびごとに。いつも。②たやすく。すぐに。」と載っている・・・ので、文意からしたら、やはり「すなわち」の方なんでしょう・・・。
・また、大見出しの熟語として「輒然(チョウゼン)」が掲載されていて、「①直立して身動きしないさま ②にわかなさま。突然。 類:忽然 」。
・この「輒然」の②の方の意味が「たちま(ち)」に該当しそうです。 類義語で、「忽然、突然=輒然」なんてのに注意が必要かも(^^;)
・ところで、この「輒然」、
 *大字源・字通では、意味①の方しか説明なし。(ちなみに、この意味①の熟語は、有名な荘子の「輒然として我が四肢形体有るを忘るるなり」が、ほとんどの辞書の出典となっている。問題集なんかにもよく出ている文章ですね。)
 *大漢和には(さすが)、意味①と②の両方の説明がありました。
 *漢字源が面白くて・・・
  意味 ①べたべたとくっついている ②密着して一体となったさま ③すぐ、とつぜん。・・・だって。
・・・これだけじゃ理解に苦しむと思いますが、漢字源は親切に「「輒」は、車の両脇に取り付けた耳たぶのような形のもたれ木」と説明あり・・・これだと、なんとなく、意味①や②は理解できますねえ(^^)
・車ヘンの字は、このように、本来、車のどこの構造のことなのかを理解するとわかりやすいものが多い・・・「輒」以外にも、また、追々、お知らせしたいと思います。面白いですよ👍(^^)👍
 <その他、ご参考まで>
・「すなわち(そのたびごとに、たやすく、無造作に などの意味)」に該当すると思われる熟語:輒死、輒殺、輒事、輒悔・・・
・「たちまち(にわか、すぐさま、即座に などの意味)」に該当すると思われる熟語:輒尽=ただちに用いつくす、輒時=すぐさま、たちまち

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漢検1級 27-③に向けて その13 躄 躅

2015年11月11日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その13>

(手賀沼公園入口付近&我孫子図書館脇の紅葉と黄葉です。今秋は遠出しなかったな・・・。)
●漢検漢字辞典第2版&四字熟語辞典から・・・
・前号の「貉」、現行音読みには無い音読みでの熟語をお知らせしましたが、まだありましたね。
①「躄(ヘキ、いざ(る))」・・・「ヒャク、ビャク」
・漢検2では上記「ヘキ」音のみ掲載(現行読みも「ヘキ」のみ)、しかし、四字熟語辞典では「悶絶躄地(もんぜつびゃくじ)」・・・音で「ビャク」音読みになっている。
・4辞典を調べたら、大漢和と漢字源に「ヘキ」以外に「ヒャク」音があった・・・ヘキは漢音、ヒャクは呉音(漢字源)。
・「躄地」そのものの熟語や読みは載ってなかったけど、「躄」の別体字である「足+辟」字のほうで、「「足+辟」地」とあり、「びゃくち」とあった。だから、「躄地」はやはり「びゃくじ」と読んでOKなんでしょう。
・現行音読みにない熟語でも出題されるのかどうか、未だによくわかってませんが、要注意ですねえ。
・ちなみに、「躄(ヘキ)」の熟語は以下のようなものがあった。「ヒャク・ビャク」音の熟語は上記以外には無かった。
「躄行」「躄歩」「跛躄」「蹇躄」「躄疾」「躄躄(ヘキヘキ)」=大字源:ゆっくり移動する・いざって行く。大漢和=行きなやむ・行くことの速くないさま
②「躅(チョク、ふ(む))」・・・「タク」
・漢検2では上記「チョク」音のみ(現行読みも「チョク」のみ)。でも、広辞苑では「芳躅」で「ホウタク」。
・広辞苑では、「(「躅」は足あと。ホウチョクとも)よい行跡・故人または他人の事跡の尊敬語。」という説明。
・「躅」には音で、「チョク」以外に「タク、・・・」と色々の音あり。大字源に「①チョク:・・・②タク:あしあと、事跡、手がかり」と音分けがあった。
・でも、本件はそれほど厳密な音分けになっていないようですので、「チョク」でも「タク」でも良いのかもしれない。漢検サイドに立てば、「チョク」で読んでおいたほうが無難かもしれない・・・。
・他に、「タク」音での熟語・・・「躅路(タクロ)=行いのあと(迹)」というのもあったけど、字通では「チョクロ」だし・・・ただ、字通の「チョクロ」の意味は「こみち」だって(ーー)・・・ま、色々な読み方や解釈があるんですねえ。もう知らん(ーー)

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漢検1級 27-③に向けて その12 貉  趾 跛

2015年11月10日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その12>

●漢検漢字辞典第2版から・・・
①貉(カク、むじな)・・・四字熟語辞典には「大貉小貉(タイバクショウバク)」で「バク」音あり。
・第2版では「カク、むじな」だけ。現行の音訓読みも一応、「カク、むじな」だけ。でも四字熟語では「バク」音。
・四字熟語じゃ(あまりにも簡単すぎて)出ないだろうけど、もし、読みで出たらどうすんだろ???「・・・バク」と書かないとバツでしょうねえ・・・。
・「貉」には現行音には無いが、「バク、ハク、バ、マ」音などがある。
・「バク、ハク」音は、「えびす、異民族」を指す場合に使う音・・・蛮貉(バンパク)=蛮貊、貉道(バクドウ)=貊道=北方異民族のやり方・・・
・「バ」音は、「軍事の祭り」に関連するときの音・・・貉祭(バサイ)=軍中の祭・いくさまつり
・「マ」音(たぶん呉音)は、熟語なし。
・その他の熟語・・・貉貉(バクバク)=悪いさま、貉睡(カクスイ)=(むじなのように)よく眠ること、貉縮(バクシュク)=なわ・ひもでからめる・・・
・「貉子」:小さいむじな、人を罵る語。・・・字通は「カクシ」、大漢和は「バクシ」・・・もう!!、(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
②趾:シ、あし、あと、ねもと
・別に大したことではないが、意味の②に「あと、あしあと、又、物事のあと。」とあって、そのあとに「趾骨」「遺趾」となっているぞ(ーー)
・「趾骨」は、意味①「あし。くるぶしから下の部分」の後に載せるべきでしょ?
・現に、大見出し項目の「趾骨」では「あしの指をかたちづくる骨」とあるんだから・・・。
・単なるミスでしょうけど・・・こういうのが少しでもあると、他のところも気になってしまうんだよな(ーー)
③跛:ハ、ヒ、かたよ(る)
・「跛行」、「跛立箕坐」の「跛」
・漢検2は、音による意味分けはしていないが、大字源・漢字源・大漢和では、
 ア.「ハ」音:足が不自由なこと(辞典には露骨にいやゆる差別用語が列挙されています)
 イ.「ヒ」音:片足で立つこと
 という意味分けになっている。
・漢検2では、
 意味① 片足が不自由なこと。「跛行」
 意味② かたよる、かたむく。片足で立つ。(熟語掲載なし)
・「ハ」音の熟語は「跛行」以外にも幾つかありましたが、「ヒ」音の熟語は「跛倚(ヒイ)」ぐらい・・・意味は、大漢和:①片足で立って物によりかかる、偏倚する ②偏頗なこと (字通では「よりかかる」のみ)
・だとすると、「跛立箕坐」の「跛立」は「ヒリュウ」と読むんじゃないのか、と思って調べたら、大漢和と大字源に「跛立」の熟語があって、「片足で立つこと」となっていた・・・じゃ、「ヒリュウ」?・・・と思ったら、大漢和「ハリュウ」・・・書いて説明してあることと読みがあってないじゃん、どうした大漢和!!・・・他の熟語(掲載割愛)でも「片足で立つ、かたむく」意の熟語で「ハ」読みになっているものがあるので、「ハ」「ヒ」音分けは、それほど厳密ではないのかも・・・ま、いいのかな(ーー)しかし、そうなると、学ぶ方は一定の決まり・法則もないわけだから、苦労することになるが・・・。とりあえず、「跛倚」だけ「ヒイ」と覚えておくか(ーー)

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漢検1級 27-③に向けて その10 謫居 誣

2015年11月09日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その10>

(手賀沼公園入口の朝の風景です・・・湖の方には早くも釣りをしている人がいるのですが、見えませんねえ・・・)
●吉田松陰全集から・・・
・第10巻目にとりかかっている。7巻と8巻は、主として松陰の書簡集だった・・・面白くなさそうだったので、これらの巻は後回しにしていたのだけど、某かの発見はあるもの・・・また新しいことを学習できた。
・手紙の末尾の常套文句(現今ではメールなどのやりとりでの最後の文句)で「どうぞご自愛ください」とか「ご自愛願います」とかの「自愛」・・・松陰の書簡集には、「せっかく御保嗇ください・・・」とか「時、春寒、愛嗇を加えられよ・・・」とか「御自嗇専一に・・・」とか、「嗇」の字を使って、色々と書いてあった・・・何となく格調の高い言葉の響きがありますねえ・・・今度使ってみようかな(^^)
●漢検漢字辞典第2版から・・・
①謫居(タッキョ)・・・漢検では「タッキョ」のみ。大漢和・字通・大字源は「タクキョ」。・・・
②誣告(ブコク) ・・・漢検では「ブコク」のみ。漢字源「ブコク・フコク」大漢和「フコク」大字源「フコク・ブコク・フコウ」
 *誣言は「フゲン・ブゲン」(漢検2)と、両読みになっている(ーー)。ついでに、他に掲載されている熟語の読みは、「欺誣(ギフ)」「讒誣(ザンブ)」「誣謗(フボウ)」など・・・・これらも、辞典を調べれば複数の読みになっているものも在るかもしれない(ーー)
 *ボクちゃん先生がいうように、なんかハッキリしてほしいよな(ーー)

👍👍👍 🐑 👍👍👍




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漢検1級 27-③に向けて その7 賈 待賈

2015年11月07日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その7>

●27-③の受検勉強(“点取り”試験のための学習という意味)を開始する前に、残りの吉田松陰全集からの語彙ピックアップ作業を完了させようと思って、今、同全集の第4巻と第7巻を借り出して読み出している。第8巻と第10巻もまだ読んでいなかった・・・。この4巻で全10巻すべて読むことになる。「書籍などからの熟語抜萃」カテゴリーで、そのうち、記事にして案内しようかと思っている。単なる熟語じゃ記憶に残りづらいので、なるべく、前後の文章と一緒に収録したいと考えている。(実は遅遅として進んでいないので、こうやって公開して宣言してプレッシャーを与えることでなんとか前へ進ませようとしています(^^;)) *目標:11月中には残りの4巻すべて読了&収録!!
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●漢検漢字辞典第2版から・・・
・引き続き、第2版から・・・
・今回は「明らかに“音分け”で読むような意味・熟語だと思われるのに、“音分け”していないもの」を問題にする(^^;)
①賈:コ、カ、あきな(う)、あきな(い)、う(る)、か(う)、あたい
・賈人、賈船、書賈、商賈、良賈、賈衒・・・第2版に掲載されている熟語。すべて「コ」音読みで、「あきな(う)~か(う)」までの訓に対応する熟語。
・残りの訓の「あたい。類:価」となっていて熟語の掲載はなし。調べたら、
「賈貴(キ)」=高価 *字通のみ「コキ」
「飾賈(ショク)、賈()を飾る」=掛け値をする。*字通はなし。字通以外はすべて「カ」音読み。
「待賈」・・・これは「タイコ」と「タイカ」の両方の読みがあるが、大漢和の説明が“音分け”を明確に分かりやすくしている。漢字源もほぼ同様の説明だった。
 ア.「待賈(タイコ)、賈(コ)を待つ」=良い商人が現れるのを待っている(→賢者が聘を待って仕える意味)
 イ.「待賈(タイカ)、賈()を待つ」=“一説に”「タイカ」と読み、良い価(売値)を待って売る(→時機を待って仕える意味)
・このように、「価」に類する場合は、「カ」音の模様・・・ただし、漢検第2では、他の所ではしているような「音分け」の説明はしていない・・・なぜなんだろう・・・???
 (注1)字通は、「待賈(タイコ・タイカ)」となっているが、意味は「善賈(ゼンコ)を待って売る」だから、明らかに「コ」音読みの説明の方だと思われる。ただ、「タイカ」の方の説明はなし。この辺が、音分けしていない混乱のもとかも・・・(ーー)
 (注2)大漢和の、イ.の説明は「タイカ」読みが“一説”のような書き方をしているが、「待」の方に載っている「待賈」を見ると、同様の説明あるも、今度は「タイコ」の方が“一説に(タイコ)と読み・・・”となっている。どうしたんだ、大漢和!!どっちが“一説”なんだ!?
 (注3)この熟語は、「論語・子罕褊」にある孔子の言葉だそうだけど、そういう有名な文句でも意味や読みの解釈が分かれているんだ・・・しっかりしろよ、論語の研究者!っていうか、漢文学者?古典の学者さんたち?・・・なにしろ、その辺りの学者や研究者さんたち!

👍👍👍 長くなりそうなので、①の「賈」のみで、今日はおしまい 👍👍👍


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漢検1級 27-③に向けて その6 諍 諳 誦  

2015年11月05日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その6>

●「27-③に向けて」と銘打っているが、いまだに気合いが入らん・・・しかし、表題のとおり、「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」。・・・肝に銘じるためにも常に冒頭に掲げている。なにしろ、普段使いはしない漢字や熟語が相手だから、継続の努力を怠れば確実に実力は低下する。
●1か月やらなければ10点ぐらいはアッと云う間に失う、しかし、失った点を回復するためには、その2倍から3倍の時間がかかる・・・ということで、なにしろ、この学習はやり始めたら、ずっとやり続けなければなりません・・・だから、「生涯学習」なんだけど(^^;)
●と、つまらぬことを云ってないで、今日もコツコツと調べて学習した内容を記事にして書いておこう👍
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●漢検漢字辞典第2版から・・・最近、批判が習性になってしまったような(^^;)漢検さん、ごめんなさいネ。トメハネ崩し字、厳しくしないでネ👍
①諍:ショウ、ソウ、いさ(める)、うった(える)、あらそ(う)、いさか(い)
第2版でも、「諍論」は「ジョウロン」だった・・・ま、広辞苑も「ジョウロン」なんだけど。以前、記事にしたとき、ボクちゃん先生に聞いたら、漢検さんに照会してくれている状態だったと記憶しているが、その後、進展あったのかしら・・・相変わらず埒あかないのかな(^^)
・この「ジョウロン」・・・大漢和・字通・漢字源の3辞典ともに「ソウロン」 (大字源は当該熟語記載なし)。
・他の、「諍」のつく熟語は調べた限りでは、すべて「ソウ」音読み。一体全体、どういうことなんだ!・・・と、言いたい気分がずっと続いている。
・漢検サポーター?教育サポーター?になると、こういうこと、何かわかったり教えてくれたりするんでしょうかね・・・。
②諳:アン、そら(んじる)、な(れる)、さと(る)
・第2版で、「諳(な)れる」が訓読みに“昇格”していた。でも熟語は載ってなかった。
・そらんじる・・・諳記、諳誦(アンショウ・アンジュ)は掲載されている。
・「諳(な)れる」の熟語・・・諳練・諳錬=熟習する、十分になれ覚える(大漢和)
・「諳(さと)る」の熟語・・・諳暁=知りさとる、そらんじさとる(同)
③誦:ショウ、ジュ、とな(える)、よ(む)、そら(んずる)
・暗誦、誦習、愛誦、吟誦、口誦、伝誦、念誦(ネンジュ)、諷誦、復誦、朗誦・・・と、たくさん、熟語が載っていた。
・問題にしたいのは、「誦経」。
・漢検2では、「誦経(ズキョウ・ジュキョウ)=声を出して経文を読むこと。又、経文を暗誦すること。」と大見出し項目で、この読みのみが掲載されている。
・「誦経」には2通りの読み方があって、もう一つは「誦経(ショウケイ)=経書を読むこと(漢字源・大字源)」。*漢字源・大字源では「誦経(ズキョウ・ジュキョウ)」の方は「仏教用語。仏教の経文を声を出してとなえる」と書いてある。
・漢検2の方は、片一方しか載せていない・・・これで良いのだろうか・・・。良くないんじゃなかろうか(ーー)

👍👍👍 🐑 👍👍👍

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漢検1級 27-③に向けて その5 衍 袱

2015年11月05日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その5>

●宇江佐真理の、髪結い伊三次シリーズ第14弾「竈河岸(へっついがし)」が新刊で出たので、例によって、図書館に新刊購入依頼した。今度は、男性の司書だったので、何もいわずに、PC検索していたのを傍で見ていたら、「へっつい」ではなく「かまど」で探し当てたようだ(^^)でも、大したもんだ、準1級レベルだ・・・司書の人も、めざせ!漢検“1級”!・・・ナンチャッテ👍
●前に紹介した「猫の飼い主」さんの模擬試験問題・・・精力的に、現在、第3作までアップされている(第4・5作も完成しているらしい)・・・10作ぐらい、作られる予定だそうだ。タダでできるんだから、やらない手はありません。トライをお勧めします。チャレンジャーの方にとって適度な内容(ちょっとだけ難しい程度)だと思います👍
なにしろ、漢検さんだと5000円とりますからね(^^)認定は出来ない分を差し引いても3000円ぐらいの価値はあると思う(^^)
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●漢検漢字辞典第2版から・・・
①「衍」:エン、はびこ(る)、あふ(れる)、ひろ(がる)、ひろ(い)、おお(きい)、し(く)、あま(り)
・この「衍」は訓読みがたくさんありますねえ・・・厭になるくらい・・・。
・第2版では、熟語として、「衍曼(流瀾)」、「蔓衍」、「敷衍」、「衍義」、「衍字」、「衍文」・・・。
・これらの熟語は「ひろい、おおきい」以外の訓読みに該当していて、それぞれ、その意味のところにこの熟語が載せられています。
・ただ、下付き熟語として「大衍」「墳衍」とあって、何の説明もナシ・・・この辺が不親切というか訳のわからないところ(ーー)
・「大衍」なんて、「ひろい」「おおきい」と誤解しそう・・・そういう意味もあることはあるが・・・
・「大衍」=①50(という数の意味。・・・筮竹が50本あることからいう由。易筮の数の50(本)という意味。) ②広大な沢地 ③暦法の名(唐の時代に作られた「大衍暦」)・・・と、3つほど、意味があるようです。
・「墳衍」=低い平らな土地
(注)「衍」には、現行訓読み以外に、このように、「さわ、いけ」「しま=沙衍=中州、しま」「低い平らな土地」などの意味があります。
・ついでに、「ひろい」「おおきい」に該当しそうな熟語は、
 「衍大」=大きい、広大。「衍沃」=ひろびろとよく肥えた土地。「衍奥」=深く広い。 
 などがありました。
②袱紗の「袱」(フク、ホク、ふくさ、ふろしき)
・第2版で、「袱紗(フクサ)」「袱(フクサ)」と載っていた・・・後者は「袱(ふくさ)」じゃないの?訓読みでしょ?
・いつもの4辞典をしらべても「ホク」音での熟語がない・・・というか、そもそも「ホク」音がどの辞書にも載っていなかった・・・
 *大漢和・漢字源「フク、ブク」、字通・大字源「フク」のみ・・・。
・なんで、「ホク」音なんてあるのか・・・と、訝んでいたが、「卓袱(料理)」で「シッポク」があったのを忘れていた(^^;)
・卓(シツ)、袱(ホク) ともに唐音らしい・・・唐音は4辞典には載っていないのかしら???

👍👍👍 🐑 👍👍👍



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漢検1級 27-③に向けて その4 薔 薇

2015年11月04日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その4>

●漢検漢字辞典第2版から・・・
①薔薇の「薔」(ショウ、ソウ、ショク、ばら、みずたで)
・漢検辞典では、上記すべての音・訓は掲載されているが、熟語は「薔薇」のみ。
・「ばら」という意味では、「薔薇(ショウビ・ソウビ・ばら)」とか「薔棘(ショウキョク)」=ばらのとげ。・・・「ショウ」「ソウ」音。
・「みずたで」という読みも載せているが、なんの説明・熟語もなし・・・調べたら、「みずたで」の場合は、どうも「ショク」音の模様。大漢和・大字源では、「ショク」音で、「薔虞(ショクグ)」で「みずたで」。
(注)字通にも、「薔虞は蓼なり」との説明があるが、字通だと「ショウ」音のみなので、「ショウグ」と読むのかも知れない・・・。

②薔薇の「薇」(ビ、のえんどう、ぜんまい)
・漢検辞典では「蕨薇(ケツビ)」と「紫薇(シビ・さるすべり)」の2熟語が掲載されている。「蕨薇」の意味・説明は載せていないので不親切。これは「わらびとバラ」ではなく、「わらびとのえんどう(野豌豆)」のこと。
・ほかに、「薇(のえんどう)」の熟語・・・薇蕨(ビケツ)、薇藿(ビカク)=のえんどうとまめの葉(「藿」は対象外。「霍」で代替されることがあるので「薇霍」とも書くかも・・・。・・・「漿酒霍肉」の「霍」もそういう意味ですね。)。
・また、上記の紫薇(シビ・さるすべり)以外に、「薇花(ビカ・さるすべり)」「白薇(ハクビ)・薇草(ビソウ)=ふなばらそう」などの当て字になる熟語があった。
・なお、「ぜんまい」は邦語。「薇(ぜんまい)仕掛け」「薇(ぜんまい)秤」などが漢和辞典に載っていた。

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漢検1級 27-③に向けて その2 萵 苙

2015年11月03日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その2>

(寒々としてきた手賀沼・・・もう、冬・・・)
●たまには違った分野の本も読もうと、たまたま新刊蔵書となった、「リーマン予想とは何か」(中村亨)と「出雲大社の謎」(瀧音能之)を借り出して、“飛ばし読み“した。
・読書カテゴリーに記載するほど読み込んでないので、「読書」の方には載せない・・・。
・「リーマン予想・・・」は、素人むけにNHKドキュメント番組で放映されていたのを光TVオンデマンドで何回も見たので興味があった。「ゼータ関数の非自明なゼロ点はすべて一直線上にあるはずだ」っていう予想・・・ははは、衒学的だな。TV番組ではある程度わかりやすく説明してくれていたけど、この本、分かりやすいんだろうけど、素人にはやはりムリ・・・数式ばかりだった(ーー)。ま、数学者たちが寄って集って150年かかっても、まだ証明できていないモノホンの予想だから、一介の素人にはとってもムリな話だな。でもまあ、数式を眺め読み飛ばしても面白かった。
・「出雲大社の謎」・・・こういう、古代の謎もの、大好きなんですが、この本はいかん(^^)気持ちはわかるが、いくつもある謎について、「謎は謎として・・・」と次に進んだら、結局、謎だらけじゃんか(^^)・・・著者はその道の専門家ですから、いい加減な事は言えないのでしょうが、ちょっとなあ・・・という感じでしたねえ。
・ま、図書館でタダだから、2冊とも読んだ甲斐はありました👍
●漢検漢字辞典第2版から・・・
①「萵苣(ちしゃ・ちさ)」の「萵(ワ、カ)」・・・
・音読みでは、漢検2では「ワキョ」。漢音・呉音ともに「ワ」音らしい・・・でも、「カ」音もあり。ただ、「カ」音ありとしているのは、漢検2と大漢和・大字源のみ。漢字源は「ワ」音のみ。 *字通には「萵」の字、見つからず。
・で、「萵苣」の音読みは、
 「ワキョ」・・・漢検2、漢字源
 「カキョ」・・・大漢和、大字源
・漢検2では「ワキョ・カキョ」となっていないので、「ワキョ」と覚えておかないといけないんでしょうね(ーー)
2016.2.14訂正補筆:漢検2で「苣」の項(316頁)では『「萵苣(カキョ、ちさ、ちしゃ)」に用いられる字』となっている!!
②「苙(リュウ、よろいぐさ)」
・「よろいぐさ」の熟語は「白苙(ハクリュウ)」ぐらいしか見つけられなかった。漢検2には熟語なし。
・で、漢検2の意味②に「おり。飼育するかこい(囲い)。」とあった。熟語はなし。
・たしかに、漢和辞典にも「豕(いのこ)の類を飼育するかこい=畜柵」との説明はあった。熟語は見当たらず。孟子の中に、「・・・放豚を追い、その苙に入る・・・」という文章あり。この「苙(リュウ)」がそういう意味なんでしょう。・・・このくらい、説明しておいてくれなきゃ、漢検2の意味②って、現行の訓読みにもないのに、それこそ、載せておく意味なんか、ないんじゃなかろうか(ーー)

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漢検1級 27-③に向けて その1 耄 芸

2015年11月02日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

(前方遠くに利根川が流れています・・・水量調節の門・・・こういうのを「樋の口」、漢字一字で「閘(ひのくち) 」というんでしょうか。「水閘(スイコウ)」とか「閘門(コウモン)」とか・・・。)
●単身赴任の最後のころの2年間ぐらいは新聞をとるのをやめていたけれど、この頃は自宅でたまには新聞を見ることも・・・。昨日の朝日新聞を見たら、「イグ・ノーベル賞」の事が掲載されていました。2015年度、久しぶりにイグ・ノーベル「文学賞」が出たんですねえ・・・それがものすごく面白かった、中身は紹介なかったのでしらないけど、テーマが「すべての言語に「はあ?」という言葉が存在するらしいことを発見」だって、ダハハハハ(^^)なんか、面白くないですかあ(^^)・・・特に、この“らしい”ってのが、イグ・ノーベルらしくっていい!!久しぶりに大笑いした記事でした(^^)。ちなみに、本年度、日本も、なんと、「医学賞」を受賞していて「キスによるアレルギー反応の改善効果」だって・・・ハハハハハ、ああ、馬鹿らしくって面っ白いなあ(^^)ほかにも、「生理学・昆虫学賞」で「自分の体25カ所をハチに刺させて痛みの大小を比較」だって・・・、ホント、笑いが止まらん!!!
●さて、まだ、あまり気合いが入らない状態ですが、ぼちぼちと、27ー③に向けての学習というか、「27-②に向けての学習状況」の続きでも書いていこうかと思います。主として、漢検漢字辞典第2版の内容について・・・また、批判的になってしまうかもしれませんが(^^;)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検漢字辞典第2版から・・・
①「耄」・・・「耄(としよ)り、耄(おいぼ)れる、耄(ほう)ける、耄碌(モウロク)」の「耄(モウ、ボウ)」 
・「モウ」は呉音、「ボウ」が漢音。
・過去問で出た「耄耄(モウモウ)=老いぼれるさま、よぼよぼの様子」(漢検2)・・・対義語か類義語の問題だったような。
・いつもの他の4辞典では「耄碌(モウロク)」を除き、ほとんど「ボウ」音読みだったゾ・・・漢字源で「昏耄(コンボウ・コンモウ)」と「モウ」音読みが一部ありましたが・・・。
・「耄耄」も、大漢和・大字源で「耄耄(ボウボウ)=白髪のさま」だった・・・です。
・ちなみに、「耄」は70歳、80歳の老人のことらしいですが、大漢和では、「90歳、100歳」までも意味することが書いてありました。
・それにしても、漢検さんは、どこから「モウモウ」としているのでしょうかねえ・・・「ボウボウ・モウモウ」としないで「モウモウ」とのみ、読みを振っているので、確信犯というか自信があるのでしょうが・・・(ーー) 「ボウボウ」と読んだらバツ(×)になるのかしら(ーー)
②「芸」・・・「芸(かおりぐさ)、芸(くさぎ)る」の「芸(ウン)」  *芸術の「芸(ゲイ)」(本来は「藝」(対象外))とは違います*
・訓読みのところでは「かおりぐさ」とは書いてなくて、意味①のところに「書物の虫よけに用いる。ヘンルーダ。かおりぐさ。」とある。
・一方、熟語の方は、意味①の「かおりぐさ」のところに、「芸閣」「芸帙」「芸香」と載せてる。
・それなら、なぜ、訓読みのところに「かおりぐさ」と載せておかないのか(ーー)相変わらず、アンバランスで良くわからない記載が目立つ(ーー)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その106  瞞

2015年10月23日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●あと、自分の模擬試験問題(補習版1~5)までやったら受験対策はおしまい・・・模試1~15までやったけど、自分で作ったにもかかわらず、1~2問は落してしまった模試もあった・・・当日は心技体を万全にしてトメ・ハネ・クズシ字撲滅で臨まないとダメだな、こりゃ・・・(^^;)
●漢検漢字辞典第2版から・・・まだまだ見落としているものがありました・・・最後まで頼っていただいている方へ最後まで情報提供👍
・「:バン、マン、モン、だま(す)、あざむ(く)、くら(ます)、は(じる)」
・第1版:「マン、バン、だま(す)、あざむ(く) 意味 ①だます。あざむく。瞞着。欺瞞。②くらい。はっきり見えない。」
・第2版:「マン、バン、モン、だま(す)、あざむ(く)、は(じる) 意味①「マン」・・・同上・・・ ②「モン」はじる。瞞然。←読みは振っていないが、位置づけから「モンゼン」か・・・。」
・目新しい「モン」音が追加されており、音による読み分けで、「モン」の方に、熟語も「瞞然」というのがありました。
・例によって、4辞典で検証しましたら、
 大漢和:瞞然(モンゼン)=はじるさま
 字 通:瞞然(マンゼン)=どぎまぎして恥じるさま    *字通にはそもそも「モン」音ナシ   
 大字源:瞞然(モンゼン)=はじるさま
 漢字源:瞞然(マンゼン)=面目なく知らぬふりをする   *漢字源の意味は、3辞典とちょっとちがう。この記事の最後の方に記載している内容にマッチしている模様。
 と、「モンゼン」と「マンゼン」読みが混在でした・・・漢検サイドの誘導的な書き方からすると「モンゼン」と読んだ方が良いかも👍
 出典は、ほとんどの辞典が「・・・子貢、瞞然として慙じ、俯して対えず・・・」(荘子・天地)から・・・。

・なお、ちょっと混乱するかもしれませんが、大漢和・大字源には「瞞然」は「モンゼン」と読み、「瞞瞞然」は「マンマンゼン」と読むように振ってありました・・・「瞞瞞然(マンマンゼン)」の場合は、「目を閉じるさま、見て見ぬふりをするさま、目を閉じたさま」という意味のようです。漢字源・字通にはこの熟語掲載はナシ。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その105 蠡 蠱 麗 

2015年10月22日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●「完全征服(準1)」「完全征服(1級)」
・一番最初に購入した、この2冊、今でも、毎回読み返しています。最初、この2冊とDSだけでチャレンジして127点だったからな(^^;)
・明日中には、1級も読み直し終了予定・・・
・何遍読んだかわからないけど、まだまだ新しい発見がある
①「頃刻」・・・文章題で出た「キョウコク」。読み問題であったけど、「ケイコク」としか出てなかったぞ(ーー)狡い漢検・・・
②「剥棗」・・・「ホクソウ/ハクソウ」どちらの読みでも良い模様・・・両方の読みが載っていた。
③他にも、幾つか、どちらで読んでも良い熟語の読みが出ていた・・・改めて勉強にはなりました。
●ここからは、この時期、読んでも混乱しない自信のある方だけ読んでください・・・混乱させたらごめんなさい(^^)
①「蠡」・・・「管窺蠡測」の「蠡」・・・この蠡、「ひさご」とも「ほらがい」とも説があるようですが・・・
・漢検漢字辞典第2版では、「レイ、ラ、リ、ひさご、にな、ほらがい」・・・音による読み分けはナシ。熟語も「蠡測(レイソク)」ぐらい。
・「リ」はネット等でも良く見かける「谷蠡(ロクリ・ロクレイ)」・・・人名のようですが。
・「ラ」は、「にな」の事だと思って、前に紹介した「蝸螺(ララ)」みたいな熟語があるのかなと思って調べた。けど、無かった。代わりに、
「蠡蠡(ララ)」=連なるさま、行列をいう(大漢和)。列をつくってハッキリしているさま(大字源)。列なる(字通)。漢字源だけは同じ意味で「レイレイ」読み。なお、「蠡蠡(レイレイ)」読みの場合は「むしばまれて絶えかかるさま」(大漢和)とあった。いづれにしても「にな」とは関係ないようですが・・・なお、出典は「・・芷圃の蠡蠡(ララ)を覧る・・・」から。 *芷(シ):よろいぐさの類。対象外漢字。
・その他、大漢和に「蠡蚌」とあり、「蠡」は「螺に通ず」とあったので、たぶん、これは「ラボウ」と読むのかも知れませんが、読みを振っていないので、不確かです。
・「蠡測」以外の「蠡(レイ)」読みの熟語・・・蠡酌蠡升(=一升入りのひさご)、蠡帽(=矢石を防ぐかぶと。形が蠡に似ているからいう由。) 蠡牛(レイギュウ)=蝸牛(カギュウ、かたつむり)というのもありました(大漢和・字通)👍
②「蠱」・・・蠱惑の「蠱」
・読みは「コ、まじな(い)、そこな(う)、まどわ(す)」ですが、たまたま「蠡」の近くにあったので見てたら「ヤ」音の熟語あり。
・「蠱媚(ヤビ)」=なまめいて美しい(大字源)、妖艶にして容儀の美しいさま(大漢和)。
③「麗」・・・常用漢字の「麗」・・・華麗、麗人、麗日、麗沢 など
・「麗(レイ)」の熟語は漢検漢字辞典にもたくさん載ってますが、音の読み分けが「レイ」と「リ」。「リ」は「①はなれる ②「高句麗」古代朝鮮の国名」と出ているだけで、「リ」の熟語は他に載っておらず・・・。ちょっと気になったので調べたら、幾つか発見しました。
・「麗視(リシ)」=斜視 *「麗」は「離」の意。・・・。大字源。
・麗姫(リキ)=人名(=驪姫)、麗黄(リコウ)=離黄=ウグイスのこと(高麗(コウライ)ウグイス)、魚麗(ギョリ)=①陣形の名称、②詩経の編名。
*「麗沢(レイタク)」は大字源では「レイタク・リタク」両読みでした・・・麗沢大学に失礼かも(^^;)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その102 鱶 免 淹数 数  

2015年10月19日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●見落としあるかもしれないが、漢検漢字辞典第2版の読み込みは終了・・・ということにしよう。
●今回は、第1版と第2版まで手を広げて学習したからなあ・・・1、2点はアップするかな(^^;)
●あと1週間、
 ①漢検・四字熟語辞典の復習(3回目)
 ②広辞苑の熟語の復習(主として、語選択問題・同義語類義語問題への対応のため)(2回目)
 ③当ブログ内の演習問題などの復習(2回目)
 ④熟字・当て字群の復習・・・漢検辞典内のもの+α
 をやりましょうか・・・って、こんなにできるか!!また、本、借りちゃったし(^^;)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検漢字辞典第2版から・・・
①「鱶」・・・和語・邦語で訓読みは「ふか。①サメ類の大形のもの」。
・意味の②に「ひもの、干し魚」とあった。熟語は記載なし。
・大漢和・大字源に「鱶魚」という熟語あり・・・魚のひもの、いしもちの乾物、ほしうお・・・の意味らしい。
・んで、この熟語の音読みは「ショウギョ」です。
②「免」・・・中学レベル:メン 高校レベル:まぬか(れる) 準1レベル1:ベン、ブン、ゆる(す)、や(める)、う(む)
・第2版で、音読み「ベン、ブン」が追加、意味で「うむ、子をうむ」が追加。熟語は記載なし。
・音熟語の記載なく、「免(う)む」とでも出題するんだろうか(ーー)音熟語なく、掲載することに意味があるんだろうか(ーー)
・準1レベルなので、1級で出るかどうかわからんけど、この「ベン、ブン」の熟語・・・大字源によれば、
 「免尽(ベンジン)」・・・つとめはげむ意。
 「免身(ブンシン)」「免乳(ブンニュウ)」=分娩、子をうむ 意。
 (注)「免身」は「メンシン」と読めば「自分一身の罪を免れる」意。
●その他・・・雑知識・・・
①「淹数」について
・同義語は「ちそく(=遅速)」となります。
・ただ、「淹数」が同義語問題で出題されるかどうかは疑問・・・広辞苑にはこの熟語は載っていないので・・・(私の記憶では広辞苑に載っていない熟語で同義語・類義語問題で出題された例(ためし)は無かったような気がするので)。・・・なお、「淹速(エンソク)」も「淹数」と同義です。
・「淹数」の読み:「エンサク」「エンソク」両論あり・・・大漢和・大字源は「エンサク」。字通・漢字源は「淹速」のみ。「ソク」で読むと主張しているものは「数(ソク)」音に「はやいという意味あり」としているようですが、「数(サク)」にも「はやい、すみやか」という意味ありとしている辞典(大字源)があります。
②「数」について・・・スウ、シュ、ス以外の「サク」「ソク」音について・・・
・「数数」の読み・・・
 ア.当て字で「数数(しばしば)」、訓で「数(しばしば)」とあるように、「たびたび、しばしば」の意味では「サクサク」
 イ.一方、「はやい、すみやか」という意味のときは「ソクソク」(=あくせくする、せかせか忙しいさま)
 と読むようです。
・「多言数窮」・・・四字熟語で「タゲンスウキュウ」・・・「多言なれば数(しばしば)窮す」と読んでいるようです(漢検四字熟語辞典も)。・・・混乱させるようですが、大字源によれば、「しばしば窮す、しばしば行き詰まる」意のときは「サクキュウ」、この孟子の言葉は「スウキュウ」読みで良いみたいですが、意味は「道理が行き詰まる」という意味で「「数」は道理の意」との事(大字源)。
・「数罟」・・・目の細かい網という意味・・・
「サクコ」「ソクコ」両方の読み方があるようです。

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