ハーバード大留学生、受け入れ急ぐ香港 中国の狙いは頭脳流出阻止
【香港=伊原健作】トランプ米政権がハーバード大学への攻撃を強めるなか、香港の大学が相次ぎ留学生の受け入れ策を打ち出している。背景には米国から人材を呼び戻し、中国からの頭脳流出を阻止する習近平(シー・ジンピン)指導部の思惑がある。
香港の大学に中国人留学生から相談相次ぐ
「すでにハーバード大の留学生ら数十人から問い合わせがあった」。香港の公立大、香港科技大は日本経済新聞の取材にこう明らかにした。主...
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(更新)- 西村友作中国対外経済貿易大学国際経済研究院 教授ひとこと解説
アメリカから流出する研究者に関し、EUのフォンデアライエン委員長はヨーロッパを「受け皿」にすると表明しましたし、カナダやオーストラリアなど様々な国が獲得に動いています。 一方中国は、大々的に公表していませんが、すでに人材獲得に向けて動き始めているようです。知り合いの研究者に聞いたのですが、アメリカから流出する科学者の受け皿となる新しい研究施設の建設に取り掛かっているようです。また、アメリカを実際に訪問しリクルート活動を積極的に行っているという話も聞きました。 アメリカの発展を支えてきた教育・研究分野の衰退が始まろうとしています。
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(更新) - 山崎俊彦東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授分析・考察
10年ほど前、AIブームが起きた頃、海外で活躍する中国人研究者や大学教員が大量に高いポジションと高い給与を提示され中国に戻りました。私の知り合いも数え切れないほどいます。「頭脳流出」とはいうものの、私自身は人材が世界に出てそこで人脈を作ってくることがとても重要であり、抱え込んでもあまり効果はないと考えます。 「同じ釜の飯を食った」仲間というのはそれだけで人脈となります。私が海外の大学にいたのは10年以上前ですが、いまだに大きな国際会議のランチ会にも呼ばれるし、知り合いが日本に来たときは「Toshi、どうしてる?ご飯でもいこうよ」と連絡をくれます。
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(更新) - 柯 隆東京財団政策研究所 主席研究員ひとこと解説
従来の海外で人材を獲得するリクルートプログラム「千人計画」は海外、とりわけアメリカで批判されている。「千人計画」に選ばれる科学者は技術を中国に流すスパイとみなされる可能性があり、近年、「千人計画」の活動が下火になっている。そのなかで、トランプ政権による自国名門校への攻撃は中国にとって最先端の人材を獲得するビッグチャンスとなっている。まさに、Trump makes China great again! (トランプは中国を再び偉大なる国にしている)
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2025年1月20日(現地時間)にドナルド・トランプ氏が再びアメリカ大統領に就任。政権の行方など最新ニュースや解説を掲載します。