「0 ÷ 0」= ?
● 「0 ÷ 0」= 不定形
一方、「0 ÷ 0」はもっとややこしい問題です。
先ほどのルールに則って考えるのであれば、「0 ÷ 0」は「0 × □ = 0」を満たす数を考えればよいのですが、これは「すべての数が答えになってしまう」ことになります。
たとえば、0 × 1 = 0 でも、0 × 5 = 0 でも、0 × 100 = 0 でも正解です。逆に言えば、答えが一つに決まらないということになるのです。
このように、「結果がいくつにもなってしまって、1つの答えを出すことができない形」を「不定形」と呼びます。厳密な定義はもう少し複雑なのですが、「いっぱいあるから不定形」と考えるとクリアになるでしょう。
この違いについて説明します
ここで一度、整理してみましょう。
| 式 | 意味 | なぜ? |
| 3 ÷ 0 | 未定義 | 0で割ることができず、逆算しても答えが存在しないから |
| 0 ÷ 0 | 不定形 | すべての数が答えになってしまい、1つに決められないから |
「未定義」は、「そもそも意味を持たない計算」、一方「不定形」は「意味はあるけど、1つに定まらない」計算です。