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Conversation

パリ17区のカフェで、お客さんから人種差別を受けました。 久しぶりにヴァイオリニストの出口みのりさんとカフェをしていたところ、後から隣に座ったパリジェンヌが、突然、出口さんに対して【喋るのをやめろ】と言わんばかりに、フランス語でもなく、「口をチャック」もジェスチャーで黙れと示してきたのです  とっさに「Mais Madame...」と二人でフランス語で言い返しましたが、彼女は一切こちらを見ようともせず完全に無視。笑顔で店員さんにオーダーをしていました。 音楽院やコンサートホールといった華やかで自分がウェルカムされている場所で仕事をしていると、自分がマイノリティであるという事実を忘れがちになりますが、やはり乗り越えられない一線があるのだなと痛感させられました。 白人社会の中で黄色人種として生きてきて、今年で19年になります。日々小さなトラウマの積み重ねでしたが、ここまであからさまに差別的な態度を目の当たりにしたのは初めてで、凹んでいます。なんでかって、一部の人にとって、我々の「存在そのもの」が邪魔だからです。 でも、だからこそ、こうした逆風を日々感じているからこそ、我々非西洋人を音楽家として信じて仕事に誘ってくれる同僚たちの存在がどれほど貴重か、改めて強く感じました。そういう人たちを大切にせなあかんのです。 コーヒーが不味くなってしまったので、せめて豆だけ買って帰りました。。
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