ピースアクションinオキナワ「第42回沖縄戦跡・基地めぐり」に参加しました
2025年3月26日〜3月28日、日本生活協同組合連合会と沖縄県生活協同組合連合会によって開催されたピースアクションinオキナワに、組合員親子6名(大人2名 中学生1名 小学生3名)と役職員3名の9名で参加してきました。
組合員の沖縄派遣は、いばらきコープとして初めてとなります。
戦後80年この節目の年に平和の取り組みが増えたことの意義は大きいと思います。
今回は、全国39生協およそ250名余りの参加があり、テーマ は「沖縄の過去、現在を学び平和な未来につなげよう」でした。
沖縄戦の実相と現在をフィールドワークで実際に見て、触れて、様々な形で沖縄戦の歴史を学び、平和についての考えを深める貴重なものとなりました。
1日目は全体会が行われ、沖縄県知事からのビデオメッセージをいただいた後に、参加者交流が行われ「参加前に学習したこと、ピースアクションに参加した思い」などを交流しました。
全国からの参加なので、愛知県、滋賀県、大阪府、栃木県、埼玉県の方とお話ができました。
那覇市近郊の小中高生のメンバーで行う舞台表現ワークショップで、地域の歴史や文化を継承し、地域に貢献できる人材育成を目指している団体です。
力強い演技から沖縄戦の悲劇と平和へのメッセージが伝わりました。
講話は、玉木利枝子さんが戦場での実体験を伝えられる最後の世代として、行き場のない戦場をさまよいながら、目の前で多くの家族や親戚、友人を亡くした体験を涙ながらに話してくださいました。
分散会では、会沢芽美さんの一人芝居と歌に合わせて沖縄の踊りを教えてもらい皆で踊り交流しました。
2日目は「親子中心コース」のフィールドワークに参加しました。
1.ひめゆり平和祈念資料館→2.平和創造の森公園→3.魂魄の塔→4.首里城
バスに現地ガイドさんが同乗して、移動中もずっとマイクを握り熱い思いが止まりませんでした。
「みんなは、どう思う? どう感じる?」「道理と法律、どっちが大事?」と問いかけがあり、考えることで深く知ることとなり強く心に残りました。
沖縄戦が終わり一面に折り重なる死体を動かすことを許されず、米兵も一緒に埋葬することで許可がおりた、という事情があったそうだす。
一人一人献花して黙とうしました。
中部ブロック、西部ブロック、東部ブロックからお預かりした千羽鶴を奉納しました。
首里城ではパンフレットには載っていない、司令部豪(首里城地下に作られた深さ約30メートルの豪)の入口前などでもお話を聞きました。
3日目もフィールドワークに参加しました。
1.嘉数(かかず)高台公園→2.対馬丸記念館
嘉数高台の展望台からは普天間飛行場のオスプレイを肉眼で確認することができました。
また「銃弾の跡が残る塀」が戦争遺産として保存されていました。
穴があると、どうしても指を入れたくなりますよね(笑)
フィールドワークならではの体験ですね。
《参加者の感想》
◇とにかく充実した3日間でした。ガイドさんのお話に、別な角度で深く考える視点を教えていただきました。息子は「はだしのゲン」を読み返したり、書店で沖縄についての本を探したりしています。たくさんの体験ができたこと本当に感謝しています。
◇交流では、戦争や平和について年代や性別を超えて語り合えたことが良かったです。子どもの頃、戦争について家で話す機会も少なく、また、祖父母に聞かなかったことを今は悔やんでいます。これからは子どもたちと共に知り、考え、話し合う機会を大切にしたいと感じました。
◇参加した子どもは戦争について調べたことを伝えるだけでなく、参加した後は自分に置き換えて考えたり、これから自分はどうしたらいいかなど話ができました。
◇東京大空襲や茨城県の水戸空襲、日立や土浦の空襲、阿見の予科練など地域の戦争の歴史にも興味が広がりました。
この後、「まとめの会」として学んだことや感想の交流を行い、その後「いばらきコープ平和のつどい」でピースアクションinオキナワ報告発表を行います。
多くの方にご参加いただき、現地に行ったからこその声を聞いていただきたいです。
そして一緒に平和について考えましょう!
※「いばらきコープ平和のつどい」の詳細は、いばらきコープのホームページや「ときめきスマイル」でお知らせします。
今回の「ピースアクションinオキナワ第42回沖縄戦跡・基地めぐり」の特設サイトがございます。是非ご覧ください。
https://peace.jccu.coop/okinawa/
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