『日本駆け込み寺』事務局長がコカイン所持疑いで逮捕…責任問われる代表“謝罪と辞任” 「100%信頼できる右腕だった」「23年間の重みを崩すな」

ABEMA TIMES

[2025/06/01 15:32]

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 公益社団法人「日本駆け込み寺」の事務局長、田中芳秀容疑者がコカインを所持していたとして逮捕された。日本駆け込み寺は、DVや多重債務、ストーカーなどの問題を抱える人や、新宿・歌舞伎町のいわゆる「トー横キッズ」と呼ばれる若者を支援する団体だ。

【映像】家宅捜索される田中容疑者の家(実際の動画)

 田中容疑者が、相談を受けていた20代女性と一緒にいたところ、2人の行動を不審に思った警察官が職務質問し、コカイン所持が発覚した。女性は「オーバードーズするならコカインなどを使った方がいいと田中容疑者に勧められた」と話しているという。

 その後の調べで、女性もコカインを使用したとして逮捕された。捜査関係者によると、田中容疑者は「自分で使うために持っていた」と容疑を認めている。この問題は、国会でも公益法人の信用に関わると問題視されている。

 人々を救い、支援するはずの「日本駆け込み寺」で、なぜこのような事件が起きたのか。『ABEMA Prime』では、団体を立ち上げて23年の玄秀盛(げん・ひでもり)代表に、今後の活動について話を聞いた。

■「100%信頼できる右腕だった」

田中容疑者

 玄氏はまず、「田中が犯したコカイン所持・使用で、ご迷惑をおかけしたのは申し訳ない」と謝罪する。玄氏が代表を務める一般社団法人「青少年を守る父母の連絡協議会」(青母連)でも、田中容疑者は共同代表を務めていた。「ともに約2年前からホスト問題に取り組み、今国会で風営法改正までできたが、喜びは一瞬にして悔しさに変わった。家族会や応援していただいた方々に、合わせる顔もない。田中に全権を任せていた責任を感じている」。

 逮捕を知ってから、現在までを振り返り、「いろんなテレビ局が来た。憎しみばかりが出てきて、『23年間何をしてきたのか』と崩れ落ち、まだ会見も一切できていない。謝罪行脚で、今日は仙台青母連へ行ってきた。ABEMA Primeの生放送には怖さがあるが、しっかり謝罪すべきであると感じている」と話した。

 田中容疑者の言動に、違和感は見られなかったのか。「全くなかった。私は週4日ほど出ているが、毎日本人ともミーティングしていた。もう1人の代表と、3人で話していても気づかなかった」。田中容疑者は「100%信頼できる右腕だった」として、「広報物やウェブ、LINEなどの担当だったが、機材が警察に押収されていて使えない」といった影響を明かす。

■5月31日に代表辞任…田中容疑者に「逃げ得は許さない。うちの23年間の重みを崩すな」

批判の声

 そして玄氏は、「5月31日で引責辞任する」と表明した。「東京都や行政などから、『どう対処するのか』と言われている。『田中が出てきたら謝罪会見する』と言ったら『甘い』と言われた」。現在「日本駆け込み寺」は、玄氏と清水葵氏が代表だが、「5月31日以降は、清水と2、3人の女性が活動し、私は退任後の残務整理をする。6月いっぱいで資金が止まるため、オーナーには退去と伝えてある」と説明する。

 現状の拠点は「相談に乗れるような状態じゃない。開ければ傍観者もホストも来る。子ども食堂も同様だ。電話が鳴りっぱなしで、スタッフは耐えられない」のだそうだ。「嵐のような非難は『辞めろ』が圧倒的だ。とにかく辞任して、一兵卒として退去などの残務整理を行う」。

 23年間の経験から、「辞めて済む問題ではないと重々わかっているが、辞めざるを得ない。ただ一兵卒としてできることは頑張るという一条の光で、いまに至っている」と吐露する。

 田中容疑者に、いま言いたいことは何か。「なぜ、そういう風に至ったのか。謝罪会見を開いて、質問から逃げないで欲しい。弁護士から『辞めます』と言われ、『逃げ得は許さない。うちの23年間の重みを崩すな』と返した」。

(『ABEMA Prime』より)