今回は、数比べの問題にチャレンジしてみましょう。
分数と小数の大小を比べる方法は小学校で習うのですが、大人になった今でも覚えているでしょうか?
ぜひ、試してみてください。
問題
どちらが大きいか答えてください。
3/5と0.7
解答
正解は、「0.7」です。
3/5も0.7もどちらも1には少し足りない数ですが、どうやって比べれば、正確な大小が分かるのでしょうか。
次の「ポイント」で、比べ方を確認してみましょう。
ポイント
今回のポイントは、「数の形式を分数か小数かに統一すること」です。
分数形式で比較する方法と小数形式で比較する方法、どちらをとっても正解にたどり着けますよ。
ここからは二つの方法それぞれを解説していきますね。
分数形式で比較する方法
この方法では、0.7を分数にして3/5と比較します。
0.1は、10分の1を表す小数です。ということは、0.7はその7倍である10分の7、分数形式で表せば7/10になりますね。
あとは、3/5と7/10の大小を比較しましょう。
分数どうしの数の比較では、まず分母をそろえてから、分子の大きさを比べます。
分数では、分子と分母に同じ数を掛けても数の大きさは変わりません。この性質を利用して、3/5の分子と分母に2を掛け、分母を10にしましょう。
3/5
=(3×2)/(5×2)
=6/10
6/10と7/10の分子を比較すると「6<7」なので、7/10=0.7の方が大きな数だと分かります。
小数形式で比較する方法
この方法では、3/5を小数にして0.7と比較します。
分数を小数にするには、「分子÷分母」を計算します。
3/5
=3÷5
=0.6
0.6と0.7を比較すると、0.7の方が大きいことが分かりますね。
なお、この分数を小数にする方法ですが、問題によっては、「分子÷分母」が割り切れない場合もあります。そんなときは途中まで計算して大小を比べれば大丈夫ですよ。
<例>
1/9と0.2の大小を比べる場合
1÷9=0.111... ←途中まで計算すればOK
0.2より小さいので、1/9<0.2
まとめ
分数と小数は異なる形式の数ですが、小数を分数に直したり、分数を小数に直したりすることは可能です。
分数と小数を比べるときは、まずはどちらかの形式に統一してみましょう。
<今回のポイント>
小数→分数:10の倍数を分母を持つ分数に直す
分数→小数:分子÷分母を計算する
どちらの方法がやりやすいかは問題によっても変わってきますので、「この方法ではちょっとやりにくいな」と感じたら、もう一つの方法に切り替えるとよいですよ。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
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