集中するためのポモドーロタイマーに、集中力を奪われたこと。それとポモドーロ・テクニックの真実。
こんにちは。私です。
こちらでは、ポモドーロタイマーを導入してみたけど戸惑っている話とポモドーロ・テクニックって世の中で言われているほど簡単じゃないよ、という話をします。
みなさん、ポモドーロ・テクニックをご存知でしょうか。
起業家フランチェスコ・シリロ氏によって開発された時間管理法です。
内容を簡単にいうと「25分作業(ポモドーロ)して、5分休む」。
このセットを何回かしたら、15分ほどの長めの休憩をとる。
再び「25+5分」のセットに戻る。
という形で作業をしていくというものです。
今や定番化しているとも言えるこのテクニック。
私は面倒くさがって挑戦してきませんでした。
それを今になってやってみようと思いました。
理由は、先日記事にしたこちらの本です。
この本に出会って、真剣に時間の使い方を考えるようになりました。
つい先延ばしにしている本当にやりたいことや、やらなきゃならないことに向き合おうと思いました。
とはいえ、人間そう簡単に変われるわけでもなく、つい関係ないSNSを見たり、部屋の片付けを始めたり、まとまった時間が取れないからと手をつけなかったりしてしまうわけです。
そこで、時間を区切ってしっかり管理しようとポモドーロ・テクニックに目をつけました。
そのためにポモドーロタイマーも導入してみることにしました。
購入したのがこちらの製品。
六角柱の形をしており、側面に書かれた数字の方向に倒すと、その時間のタイマーが起動する。といったものになっています。スマホやiPadのタイマーを使おうとすると、他の機能(web閲覧やゲーム等)に気を取られてしまうから、専用のタイマーを買ったわけです。
話は脱線しますが、この製品の欠点を話しておかなくてはなりません。
画面の質が悪いです。ちょっと角度をつけると画面の数字が全く見えなくなります。
デザインが格好良く、機能性もあるので、そこだけものすごく残念です。
もしかしたら購入を検討される方がいるかもしれないので、これだけは書いておきます。
さて、閑話休題。
早速タイマーを使って25分を測り始めました。
結果、どうなったか。
タイマーが気になって仕方がなくなりました。
見ないようにとすればするほど、視界の中で異様に存在感を放つタイマー。
集中するための道具に集中力を奪われる。本末転倒も良いところです。
そもそも、25分集中する、ということ自体が難しい。
集中できないから他のことやり始めたりするんじゃないか?
それに気づくと、一つの疑問が浮かんできます。
「ポモドーロ・テクニックって本当に有効なの?」
疑問を解決するため、私はインターネットの海に船出しました。
すると「ポモドーロ・テクニックで生産性が上がる」と称賛する声が多く見られる一方、「ポモドーロ・テクニック」で検索をかけるとサジェストに「嘘」「意味ない」といった単語が出てきます。
こうなってしまうと、インターネットの情報は信用できません。
じゃあどうするか。
ポモドーロ・テクニックを開発した本人に聞いてみましょう。
というわけで、こちらを購入します。
なんとこちらの本、開発者本人フランチェスコ・シリロ氏の著書。
こうなったらガッツリそのテクニックとやらを調べて、真偽の程を確かめてやろうという算段です。
実際に読んでみました。
すると、ポモドーロ・テクニックの奥深さが詳細に書いてあります。
詳細を書くとそれだけで大変な文量になってしまうので(実際に本一冊になっているわけですし)かい摘まみます
そもそも、ポモドーロ・テクニックを完遂するためには、やることリストやポモドーロを完遂できたかのチェックリスト、ポモドーロを中断させた事象を書き込むリストなど、さまざまなツールを必要とします。
そして、どうしてポモドーロを中断してしまったか、それらの中断事象を振り返り、次のやることリストに載せたり、ポモドーロのリストに載せたり、そう言った振り返りの工程も必要となっています。
つまり、よくネットなどで紹介されている、単純に「25分作業して5分休めばいい」というのはポモドーロ・テクニックの上澄をすくっただけの付け焼き刃にしかなっていないということです。
そして、私にとってポモドーロ・テクニックは非常に実践するには難しい。
そのため生活に取り入れることは諦めることにしました。
皆さんも、ポモドーロ・テクニックを取り入れる際は、しっかり勉強をして、正しい方法を身につけてください。
ちなみに、せっかく買ったタイマーですが、5分計として活躍しています。
やりたくないこと(資格勉強や難航している記事の執筆など)を始める際、5分だけやろう、というときにこのタイマーで5分を測って始めるようにしています。おかげさまでタイマーをセットしたらそのモードに入るという姿勢ができてきたので、これはこれでいい買い物をしたと思えるようになりました。
ということで、長くなりましたが、私とポモドーロテクニックに関してのお話でした。
それでは。


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