Transvestitism Story

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4:選択

「怖がらなくてもいいぞ藤崎君・・・そのまま続けてくれないか。」

(課長だっ・・・でも何故?・・・・)

声の主は先程メールをよこした上司の矢口課長だった。

(バレてるっ・・・)

いっぺんに顔が熱くなるのが自分でも分かる。
夜更けに会社のオフィスで女装してしかも思い切り自慰行為にふけっていた自分を見られるなど想像できない恥ずかしさだ。
いやこのままでは恥ずかしいどころか会社での立場も危ない。

(でも何で帰ってきたんだろう? ・・・それに何で私だってことが分かったの?・・・・声?・・・)

「慌てなくてもいい、君の趣味は薄々知っていたんだ。 ただここまで美しく変身するとは思っても見なかったがね。」

そう言うと矢口はソファーから立ち上がり彩香の方へ近づいてくる気配。

(・・・どうしよう・・・・どうすれば・・・あ~~~~っ・・・全部台無しだ・・・こんなことになるなんて・・・)

彩香の体は椅子に張り付いたままぴくりとも動くことが出来なくなっていた。
矢口の気配はもう彩香の真後ろまで来ている。「絶体絶命」まさにその言葉が彩香の頭を回っていた。

「いや驚いたよ、酔い覚ましにシャワーを浴びようと戻ってきたら君がこんな姿で恥ずかしいことをしてるんだから。」
「驚いたが・・・その・・・あまりに綺麗で嫌らしくってなぁ・・・ しばらくソファーで眺めさせてもらっていた。」
「全く気づかない様子だったなぁ。 夢中でオナニーにふけっていたからねぇ。」
「君だって事に気づいたのはしばらくしてからだった。 以前Yシャツの奥にうっすらと見えたブラジャーらしい影が気になっていてね。」
「それを思い出したんだ。 そう思って聞いみれば声もなんとなく似ている。」
「さぁ怖がることは無い。 私は誰にも言うつもりは無いよ、そのかわり顔を見せてもらうよ。」

矢口の両手が彩香の肩を掴み、椅子に座ったままの姿勢でくるっと回転させられた。

(だめっ!)

反射的にうつむき目を強くつぶった。

「さぁこっちを向いてみなさい。 顔を上げるんだ。」

無駄な抵抗だとは分かっていた。矢口は彩香の顎に手をかけると、優しいが抵抗を許さない力でゆっくりと引き上げた。

「ほぉ~~~~っ。 美人だなぁ女性的な顔つきだとは思っていたがこんなにもなるもんかねぇ。」
「目を開けなさい。 私を見るんだ。」

逃げ出せない、抵抗を許さない響きの声だった。
彩香は観念してそっと瞳を開くと、ぼやけた男性が立っているのが見える。
あまりに強く目を閉じていたせいだろう、だんだんと矢口の顔に焦点が合ってくる。

「こりゃ~凄い。 どこから見ても女じゃないか。」
「髭も見えないが、元々薄いのかね?」

『・・・・。』

「黙っていたら分からんじゃないか、怖がらなくてもいいと言っただろ? 答えてごらん。」

優しい声の響きだった。

『だ・・・脱毛したんです・・・。』

やっとの思いで口にした声はカラカラに乾いており、ろれつが回らないとても小さな声だった。

「そうなのか・・・こんなに近くで見ているのに本当のOLみたいだぞ。 おっと、驚かせてしまったから中断してしまったな。」
「いやすまん、さっきの続きが見たいなぁ。 今度はこのままやってくれないか。」

『えっ・・・。』
『無理・・・・です・・・・・・恥ずかしくてできま・・・・せん。』

「だめだぞ藤崎君、私は君の上司だ。」
「プライベートで楽しむのはかまわないが、会社のオフィスでこんなことをしていいわけがないだろう?」
「それに会社が許してもこんなことが広まれば困るのは君じゃないのか?」

矢口は反対側の椅子をこちらに向けて腰を降ろすと、さとす様な口調で話し始めた。

「君さえ言うとおりにすればこのことは私の胸に収めたままでいよう。」
「それに今後も会社の中で自由に楽しんでかまわないぞ。 今まで通りにだ。」

『・・・・・。』

選択の余地は無かった。彩香はうつむいて小さくうなずいた。

「よ~~し、それでいい。 これで君も私も楽しめるってわけだな。」
「じゃあさっそく見せてみなさい。」

見せてみなさいと言われても、こんな目の前で自慰行為にふけるなんて出来るはずもない。
たとえ恋人にでも男としてオナニーを見られるのは恥ずかしい。
ましてや女装をした上で会社の上司の目の前とは、これ以上の辱しめがあるだろうか・・・
でも彩香はやるしかなかった。
このことをバラされでもしたらもっと恥ずかしい思いをすることになる。 会社だって辞めなくてはいけないかもしれない・・・

(仕方ない・・・・ブラウスの上から胸を揉んで感じる素振りを見せよう・・・)

『んっ・・・んっ・・・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・・。』

「どうした? さっきまでの感じと違うぞ? もっと大胆にならないとだめだ。」

『・・・・。』

「そうか、恥ずかしくて硬くなってるんだな?」
「わかった、じゃあ今度は私が相手をしよう。」

そう言うと、矢口は立ち上がり彩香の座っている椅子をくるっと180度回転させた。
先程肩に手をかけられた状態。 矢口に背を向けた状態である。

『えっ?』

思う暇も無かった、後ろから抱えられるような形で矢口の両手が彩香の胸を掴んだのだ。

『あっ・・・だめっ・・・・やめて・・・。』

「んっ? なんだ藤崎君。 胸があるじゃないか。」

一瞬止まった腕がもう一度確認するように全体を揉み始める。

『やっ・・・あっあぁぁ・・・・んんっ・・。』

「どうしてだ? なんで胸があるんだ? 説明しなさい。」

『あっ・・・ホっ・・・ホルモンしてるんです・・・んっ・・・あぁ・・・。』

「そうか凄いぞ。 女になりたいんだな? そおかぁ・・・さわり心地もいなぁ。 うんうん。」
「でも普段は胸があるように見えんが・・・。」

『あっ・・・んんっっく・・・・いつもは・・・・あんっ・・・Aカップのブラで押さえてるんです・・・。』

「そぉ~かぁ・・・なるほど。」

会話をしながらも矢口の手は止まろうとはしない。ブラウスの上から首筋、胸と脇の下と執拗に這い回っている。

『あひっ・・・いやぁ・・・かっ・・・感じちゃう・・・。』

今まで自分で慰めてはいたが、彩香として誰か他人に触られるのは初めてだった。
体中を駆け巡るほどの快感と恥ずかしさで彩香は細い眉を寄せて声を押し殺すのが精一杯だった。

「我慢しているな? いかんぞまだ理性が働いてるなぁ。 気持ちよくなりたいんだろ?」
「こうされたかったんじゃないか? 夢がかなったんだ。 もっと自分を解放しなさい。」

スーツの上着を剥ぎ取られ、ブラウスのボタンが上から外されてゆく。

『いやぁぁぁ・・・恥ずかしい・・・だめっ・・だめぇぇ・・・・』

言葉は嫌がっても体は逃げることが出来なかった。 むしろ矢口が脱がせやすいように身を浮かせ自らスーツの袖から手を抜いたのだ。
ブラウスのボタンを外され胸元から矢口の手が入ってくる。

『あっ・・あんっ・・・課長・・・だめっ・・・。』

矢口の手を迎え入れた乳房はブラジャーの中で大きく波打ち汗でぬめっていた。

「いいぞ、だんだんと緊張が和らいできたね。 その調子でさっきのように悶えてくれないか。」

『あんっ・・・・さっきの・・・ようにって・・・んんっ・・・あぁ・・・。』

「『駄目です、会社ですよ。』 とか言って感じてたじゃないか。 いつもこんな風にされるのを想像しながらオナニーしてるんだろ?」

『いやっ・・・恥ずかしい・・・そっ・・・そんなことない・・・・あああぁ・・・・。』

「嘘はいかんよ藤崎君。 そんな色っぽい声を出してさっきより感じてるじゃないか。」
「言う通りにしなさい。 いつもしているように感じるんだ。」

『・・・は・・・はい・・・。』

「よしよし、いい子だ。」

矢口はブラウスの下へ滑り込ませた手をブラジャーの上から胸に這い回せながら、
左手で彩香の首筋から鎖骨のあたりをまさぐっている。

『だっ・・・だめです課長・・・会社ですよ・・こんな・・・・やめ・・いっ・・・いけません・・・あっ・・・いやっ・・・・。』

「いいぞ藤崎君。 そうだその言い方が感じるぞ。」
「香水もいい匂いだ。 たまらない・・・。」

首の後ろから髪を分けて耳の直ぐ下に矢口の唇が吸い付いつくと舌で首筋を下から耳へと舐め上げた。

『あぁああああ・・・だっ・・だめぇぇ・・・。』

それまで押し殺していた喘ぎ声が濡れた唇から吐き出されてしまった。
いつも想像の中で描いていた光景、今それが現実となって彩香の体を這い回っている。
ブラウスのボタンをはだけ肩口から半分剥かれた状態で、背後から揉まれ舐めまわされている自分。
先程まで頭の中をグルグルと回っていた会社での立場や、
これからどうしようなどということについて考えるだけの余裕などもう無くなっていた。

(どうにでも・・・・もう・・・どうにでも・・・おねがい・・・)

とまらない欲求を抑えきれないまま、彩香は体重を矢口に預ける形で自らの欲望のまま悦楽のよがり声を上げ始めていた。


つづく・・・

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【 彩香のOL遊戯:第一章 】 01:プロローグ  02:変身  03:秘め事  04:選択  05:快楽  06:契約  07:感触  08:始まり

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