H17<初>学林朝礼
学林本科生と海外修養生、学校の都合がついたKOJU東京生が参加しました。
方便品と壽量品のご供養のあと、本科40期生の山田さんが、今月の会長先生のご法話のかみしめをしてくれました。
「恩を知る」という表題で、恩を知るとは、私自身が存在するのはなぜか?その因(理由)を押いいただいて(ぬかづいて、額に手をかざし、ありがたく頂くという意味だそうです)、それに下がる心だと教えて頂いています。
具体的に言うと、私たちを生かして下さっている大いなる力「仏」への恩、この生命を産み、育んでくれた「親」への恩、精神的な成長を促してくれた人生の「師」への恩・・・
つまり、恩を知るとは、「おかげさま」を知る事であり「感謝」することだと教えて頂きました。
山田さんは、自分を本科生へと送り出してくれたお父様への恩を話してくれました。
電気関連の会社を営んでいるお父さんは、山田さんが本科生になる事が決まった時「電気の事なら教えてやれるんだけどなぁ」と寂しく言われていた事を、妹さんの成人式の際実家に帰った時に、お母さまから聞かされたそうです。
自分の知らないところで、様々な人の想いを受けて「生かされて生きてきた」自分を知ったそうです。
皆さんも年末年始にご実家に帰省された方もいらっしゃると思います。ご家族の方とのお正月はいかがでしたか?私は今回名古屋の実家には帰れなかったですが、妻の実家である福島に帰る事が出来ました。(大雪で行くのが大変でしたが着いた時の玄関の写真をUPします)
義父が昨年に退職をし、長年中国でお仕事をしていたので、年末年始は日本であまり過ごした事がなかったいいます。(あちらは、2月上旬の旧正月休み)義父は佼成会には縁が遠かった方ですが、義母と職員である私の顔を立てて、元旦に教会に参拝して下さりました。父の心遣いと共に、若かった頃のお話を聞かせてもらい、婿とはいえ、実の息子のように可愛がって下さる、両親に心から感謝をさせて頂きました。
また、久しぶりに正月に帰省できなかった私の事を気にかけてくれていた、実の両親にも感謝をさせて頂けたお正月でした。
これからもまずは、「親の恩」に少しでも気付いていける私でありたいと思っています。
さて、山田さんのかみしめの後に、篠崎学長先生からお話を頂きました。
かつて、佼成学園高等部時代に同級生であった、レストランチェーン「サイゼリア」の社長、正垣 泰彦さんのお話をして下さりました。
正垣社長のお母さまは、昨年92歳でご逝去されましたが、立正佼成会の信仰暦50年の大幹部さんでした。ひたむにき信仰を続ける姿を、朝に板橋教会に車で送るという日課で見守ってきた正垣社長でしたが、一昨年お母さまから「ご命日の日は一家揃ってご供養したい。導師は家長のあなたがするのです。遅くなっても家族全員で待っています」と言われ、ご供養を始めたそうです。この家族揃ってのご供養の中で、「私は母に親孝行を全然していない」と思い至ったそうです。この後、この正垣社長さんのエピソードはまだまだ続くので、別の機会に投稿しますが、親の恩に気付く中で、自分が成功して来た陰に、母の想い、教えが息づいていたとおっしゃっています。
社会的な成功を裏付けていた、お母さまの信仰の深さを感じられたそうです。
長くなりすぎましたので、正垣社長さんのお話はまとめさせて頂きますね。
是非感想を聞かせてくれると嬉しいです。