とっても親切な、北村紗衣先生に感動!
先日、第1回「現代フェミニズム研究会」という会合が開かれたのだが、どれくらい人が集まったのだろうか?
この「現代フェミニズム研究会」は、かの「オープンレター」の面々が中心となって発足させたグループである。
「オープンレター」とは、現在「武蔵大学の教授」である北村紗衣が、歴史学者の呉座勇一に、ネット上で陰口を叩かれて傷ついたということから、北村紗衣自身が発起人の一人となって、呉座を批判する「オープンレター:女性差別的な文化を脱するために」を、1000人を超える賛同署名を集めて公開したものだ。
その結果、効果は覿面だった。
呉座は二度にわたり「公開謝罪」させられ、そのうえ職まで奪われたという、なかなか凄惨なネットリンチで、日本における「キャンセルカルチャー」の代名詞にもなったほどの、事件だったのだ。
ちなみに、呉座勇一は後に復職がしたそうである。いくらなんでもな話だったので、復職が叶ったのは本当に良かった。
ところで、そんな「オープンレターの面々」が、新たに「現代フェミニズム研究会」なんてグループを設立するなど、何やらキナくさい動きだなあと思っていたら、やっぱりいろいろあるようである。
今日、「note」に自分の記事をアップした後、他にどんな「北村紗衣」関連の新しい記事があるかなと見ていたら、与那覇潤が、新しい記事をアップしていた。
(1)ある "学会乗っ取り" の背景: トランスジェンダリズムは「戦前の右翼」である
これだ。
内容は、簡単に言えば、「オープンレター」の面々が、既存の「日本女性学会」を乗っ取ろうと策動した、という報告。
詳しくは、同記事を参照願いたい。
次に見つけたのは、
私の知らない書き手、「MS-420」氏による記事だが、書かれているのは、北村紗衣の盟友で、「オープンレター」と「現代フェミニズム研究会」の両方に名を連ねている、東京大学教授・田中東子の「動き」を批判したもの。
細々としたことは同記事を読んでもらうとして、「MS-420」氏が訴えているのは「論文査読」における「中立性」の問題。田中東子教授の「査読」は、中立性への配慮が十分ではない、という指摘である。
要は、「身内(仲間・同志)びいき」の「査読」になっており、「利益相反」の問題がある、と指摘するものだ。
そして、最後に紹介したいのが、これもぜんぜん知らない人だが、まだ若い「学者の卵」さんのようで、文章がどことなく幼く、微笑ましい。
(3)日本社会学会
これは短文なので、面白い部分を引用して紹介しておこう。
皆さんも、読んでニコニコして欲しい。
『鈴木さちひろ Sachihiro SUZUKI
2025年4月19日 12:43
博士論文を書くにあたって、そもそもの条件が色々とあり、論文投稿やら学会での発表やら…そのためには◯◯学会へ加入しなければならず、とりあえず…急ぎ“日本社会学会”への入会申込書を本日郵送発送。 入会には推薦者の記名捺印が必要だったので、名古屋学院大学で准教授を務める知人にお願いをし、書類を整えた。
過去には“表象文化論学会”へ加入していて、この時にもやはり推薦者がマストだったのどけれど…Twitterで「入会したいけど、身近に推薦して頂けそうな方がいません…」と呟いたら(御著書も色々拝読していた)北村紗衣先生から「推薦しますよ」というありがたいリプを頂き、加入することができた次第(本当に感謝です)
こちらの学会へは、以降、色々なセミナーに参加させて頂いたりしていて凄く役立っている。(以下略)』
驚くべきことに、北村紗衣先生は、Twitterのつぶやきを見ただけで、頼まれたわけでもないのに、ご自分の方から積極的に、見も知らぬ人の推薦人になってあげたらしい。なんと、度を越して親切なことか!
これが裏の無い「本物の親切」なら、私が知ってる北村紗衣とは、どう考えても別人なのだが、それにしても、この記事を書いた「鈴木さちひろ」氏にあっては、学者を目指すのであれば、くれぐれも、学問的「中立性」に配慮して、義理人情などで「党派」に取り込まれたりしないようにと、老婆心ながら、一言ご注意差し上げたい。
若い人は知らないかもしれませんが、「うまい話には裏がある」という格言もある。くれぐれもご用心を(合掌)。
(2025年5月22日)
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【訂正報告】(2025年5月26日)
2025年5月22日にアップした本稿では、北村紗衣が、当時学生であり面識もない「鈴木さちひろ」氏の学会加入のため推薦人になったのは、「日本社会学会」だと誤認による記述をしていたが、鈴木氏の文章を読み返したところ、「表象文化論学会」であろうことが判明した。したがって、鈴木氏が現在所属しているのは「日本社会学会」である。
なお、私のこの思い違いは、鈴木氏の記事のタイトル「日本社会学会」に引っ張られたのと、北村紗衣の専門であるフェミニズムは、社会学者が扱うことが多いための印象からであった。以上、記して訂正する。(2025年5月26日)
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(※ 北村紗衣は、Twitterの過去ログを削除するだけではなく、それを収めた「Togetter」もすべて削除させている。上の「まとめのまとめ」にも90本以上が収録されていたが、すべて「削除」された。そして、そんな北村紗衣が「Wikipedia」の管理に関わって入ることも周知の事実であり、北村紗衣の関わった「オープンレター」のWikipediaは、関係者名が一切書かれていないというと異様なものとなっている。無論、北村紗衣が「手をを加えた」Wikipediaの項目は、多数にのぼるだろう。)
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コメント
24> 「手駒」というのは、おそらくそうなんでしょう。要は、使えるものは何でも使うという、頭を抱える程幼稚な戦略(?そんな高尚なものでもないと思いますが……)なんでしょうねぇー。
いやいや、「荒らし」と同じで、馬鹿でも「頭数」が大きな力になるというのは、民主主義の弱点であり、記事の中で紹介した、与那覇潤さんも指摘している通りの事実ですよ。
ここで考えなければならないのは、今回の「鈴木」さん単体が問題なのではなく、北村紗衣が所属する各種「学会」の多くには、すでに「鈴木」さんのような戦闘員が、かなり紛れ込んでいるだろうという事実です。一一そこまでは、考えていなかったでしょう?(笑)
しかし、そうした人がいるからこそ「田中東子教授の身内贔屓の査読」ということも起こってくるのだろうし、「戦闘員集め」をしているのも、北村紗衣一人ではないだろうということです。
また、だからこそ、「日本女性学会」の乗っ取りなんてことも画策されるわけです。5人や10人でできることではないですからね。
つまりこれからは、学会の会員が「推薦できる人数に制限を加える」などの、具体的な対応策も必要となるわけです。
ご返信頂きまして、ありがとうございます。
例えば斉藤佳苗さんとのやり取りと、スロウ・ボートさんや糞リプマンさんとのやり取りに質の差を感じましたので、おそらく相手を見分けて対応に差を付けているのであろうと推察しましたが、あくまで個人的な仮説に過ぎませんでした。今回、具体的なお話を伺えて納得すると共に、その詳細について知る事で、大変勉強になりました。
また、私の甘さと人を見る目の無さを率直にご指摘いただき、大変恐縮です。知識の無さと経験の乏しさも相まって判断が鈍ってしまうのは、人の良さを通り越して臆病な性質の為だと思います。璃羅荘寺賢さんへのコメントも併せてデータを保存しておき、折に触れて読みなおして自分への戒めとさせていただきます。
この度は、とんだ甘ちゃんな面を開陳してしまい大変失礼致しました。
それにも関わらず懇切丁寧なご対応を賜りました事、改めて感謝申し上げます。
> 懇切丁寧なご対応を賜りました事、改めて感謝申し上げます。
いえいえ。私はこう見えて世話焼きなんですよ。だからこそ、頼られないかぎり、こちらからは関わらないことにしています。キリがありませんからね。
もちろん、いずれにしろ人を見た上での話ですが。(笑)。
璃羅荘寺賢さんは、古い友人です。
昔、ミステリファンのサークル「SRの会」で知り合ったんだったかな。
同年生まれで、ずっと仲良くしてきました。喧嘩したことはありません。彼が必ず、退いてくれるからです(笑)。
ところで、あなたと璃羅荘寺賢さんは、弱点が裏腹なんですよね。
お二人とも「いい人」なんですが、あなたは小心に真面目すぎるて、「理由なんてない。嫌なものは嫌」とは言えないタイプでしょう。断るのに、言い訳の必要を感じてしまうタイプ。でも、そういう人は、押しの強い人に押し切られてします。
一方、璃羅荘寺さんには、馬鹿を舐めすぎるところがある。馬鹿ほど相手にしづらいものなんですが、賢い人は得てして、馬鹿を甘く見てしまいがちなんです。
だから、いずれにせよ、相手を見極めて対応を変えないと、火傷をする。みんな平等に、同じような対応するのが正しい、というわけではないんです。
例えば、私の常套句で言えば、こういうことなります。
「犬猫を論破することは、決して出来ない」
犬猫が人間より馬鹿だからといって、簡単に論破できるなんて思うのは間違い。もちろん、説得も無理。
つまり、犬猫には犬猫向けの対応をしなければならないということです。