逆にこの発言で問題が悪化したかもしれない
1. 田中東子研究室に属していないという形式的主張
1. 確かに田中東子研究室には確認されない
そもそも専門外の方が、大学院生の執筆したものに対してソーシャルメディアやYouTubeで批判すること自体、問題だと思います。批判するのであれば、同様に紀要でも良いので投稿論文を執筆すれば良いのではないでしょうか? 冷さんの所属先は、私の研究室ではありません。研究室のHPにもおりません。
— 田中東子@『現代思想』表現の自由を考える🏳️🌈🏳️⚧️ (@enfanteest72) May 15, 2025
また、私が指導した学生ではありませんので、私に色々と申し立てられても伝えようもありません。中村さんの指導教授とは前年度、総長補佐会の会合などでお目にかかっておりますが、東大の院を出られているので、研究室が違う場合、指導などしていないことはご存知ですよね?
— 田中東子@『現代思想』表現の自由を考える🏳️🌈🏳️⚧️ (@enfanteest72) May 15, 2025
また、件の論文のもとになった女性学会には出席はされていますか?
— 中村慎太郎@闘争アカウント 出版してみたい方はお気軽に連絡してください! (@_Shintaro_) May 15, 2025
私、女性学会には所属もしてませんけど。
— 田中東子@『現代思想』表現の自由を考える🏳️🌈🏳️⚧️ (@enfanteest72) May 15, 2025
なるほど。
— 中村慎太郎@闘争アカウント 出版してみたい方はお気軽に連絡してください! (@_Shintaro_) May 15, 2025
承知しました。
まず、恐らく私が誤認した理由が、田中先生の研究室に中国人留学生が多く、名前を読み間違えた可能性があります。事実関係がないということなので、その点については修正します。…
田中東子@『現代思想』表現の自由を考える🏳️🌈🏳️⚧️ @enfanteest72 東京大学大学院情報学環の教員です。専門はメディア論、カルチュラル・スタディーズ、フェミニズムなど。2025年は新しいことを色々やってみようかな。#私はトランス差別に反対するフェミニストです
中村慎太郎@闘争アカウント 出版してみたい方はお気軽に連絡してください! @Shintaro 株式会社西葛西出版をはじめました。本を書いてみたいという方、気軽に連絡してください!相談はもちろん無料。自費出版ではないので出版費用もかかりません。Youtube色々やってます。元タクドラ、元アワビ研究者。関東1部リーグ東京23FCを応援。連絡先:lifeisluck007@gmail.com 詳細なプロフは
問題の論文は
「悪」の団体を燃やすーColabo に対するハラスメントにはたらくネットワーク・ミソジニーの論理Burn the “Bad” Organization: The Logic of Networked Misogyny in Harassment Against Colabo冷君暁(Leng Junxiao)、唐井梓(Karai Azusa)
https://www.iii.u-tokyo.ac.jp/manage/wp-content/uploads/2024/03/106_7.pdf
学環No106 査読付き論文であると表示
https://www.iii.u-tokyo.ac.jp/manage/wp-content/uploads/2024/04/defb8cbd468ca9a06940a0bbc522704c.pdf
田中東子氏自身がX(旧Twitter)にて、「論文を書いた院生たちは、私の研究室の学生ではない」と明言(2024年5月)。
よって、形式上「指導教授ではない」「直接の研究室所属ではない」という点では形式的な関与は否定されている。
2. しかし実質的な関係がこれだけでは否定されない
しかしこれは、実質的影響関係の否定にはならない。
当該論文は田中東子自身の査読論文を直接的に引用・参照している。
また田中氏は、学会での討論者・研究発表の受け手として関与している。
2. 論文は田中東子の既存研究を基盤として成立している
冷君暁・唐井梓両名による論文『「悪」の団体を燃やす —Colaboに対するハラスメントにはたらくネットワーク・ミソジニーの論理』
この論文は明示的に以下の論文を基礎にしている:
『なぜ男性より女性のほうがインターネットで炎上しやすいのか』(President Online, 2020a)
『可視化されるフェミニズム』(三田社会学, 2020b)※査読誌掲載
よって、影響関係は否定できず、むしろ「指導的立場」の学問的影響圏内にあると解される。
3. 論文は「査読付き論文」であるという事実
掲載誌:東京大学学際情報学府発行『学環』(第106号)
表記:明確に「査読論文」として区分されており、学術的信頼性と倫理的責任の対象となる。
よって、
査読の中立性・COI回避義務
学問的責任の所在 が本格的に問われる領域となる。
4. 「研究室不所属」「匿名的発表」自体が倫理上の問題である
東京大学発行の学環ジャーナル第106号に掲載されており、査読論文として明示されている。
これは学術的責任・COI(利益相反)回避義務・研究倫理的透明性が強く求められる対象である。
にも拘わらず、論文上には指導教員の記載がない。東京大学発行の査読誌であるにも関わらず、研究倫理上の責任構造が曖昧。
JST・JSPS等の研究倫理ガイドラインでは、
「匿名性」「指導関係の不明瞭さ」は影響開示義務違反またはCOI未申告と判断され得る。
東大発行論文だからこそ、その責任と透明性が厳格に求められる。
5. 「田中東子は影響を与えただけ」という主張は成り立たない
東大内部の討論会で討論者を務め、同研究者らの議論に関与した事実がある。
実質的に研究方向性・評価に影響を及ぼしており、「指導していない」としても明白な実質的影響関係(de facto COI)、指導関係・利害関係が存在。
科研費・学会倫理の基準では、この関係は明確に査読回避対象である。
特に田中東子氏のように、当該研究領域に強い影響力を持つ人物の場合、利益相反(COI)とみなされる可能性は極めて高く、この説明では説明責任を果たしたとは言えないだろう。
6. 利益相反(COI)と影響関係の認定基準との照合
1.ソース
JST:研究活動における不正行為防止等に関する規程(2022年7月)
JST:利益相反マネジメントガイドライン
JSPS 科学研究費助成事業(科研費)における不正防止対策
JSPS 倫理・利益相反に関するQ&A(2022年度)
2.該当部分
3.社会学は例外があるか
もし査読制度が中立性を軽視すれば、その“論文”は思想表明と変わらず、もはや「科学的知見」としては扱われない。
「社会学だから例外」ということはなく、むしろ一般化された倫理基準が明示的に適用される**。
JST・JSPS・大学倫理規定は「分野による例外」を認めていない
下記の文書に明確な指針がある:
むしろ「社会的関与が強い学問」ほど、中立性・COIの管理が厳密でなければならない。
現実の当事者・政策・資金に直結する
感情・政治信条・利害関係がからみやすい
客観性を失うと、運動の「お墨付き」づくりに学問が悪用される
もしそれを緩めたら、学問が運動の広報になる。
そしてその先にあるのは、「反対意見はヘイト」「異論は封殺」という言論統制である。
事例:Sokal Hoax(1996年)
社会学・文化研究の査読の甘さを突いた「偽論文事件」
内容:意味不明の文を「ポストモダン風」に装って投稿、査読を通過
結果:社会学・ジェンダー研究の査読体制に国際的な批判と反省が起こる
現在も「Sokal事件」は査読中立性を軽視した領域への警鐘として引用され続けている
7. オープンレター参加者=査読不適格者
例えば田中東子らは
呉座教授、ジェンダー系のオープンレター活動に署名している。これは、対象主題に対する明白な政治的・社会的スタンスの表明であり、査読には中立性の欠如があると認定されうる。
にもかかわらず、
オープンレターに署名することで、査読にかかわっていれば問題であることが自覚できない という行動は、社会学界における倫理意識の低さを象徴している。
署名しておいて「査読は中立です」は通らない。以下のような問題がおきる。
シュライアー本はヘイト本、ちゃんと読んではいないけどレビュー等は読んだ
査読や助成金審査の非中立性
学術界がイデオロギー運動と癒着している事実
相互署名・相互擁護による閉鎖的ネットワーク
反対者が研究活動から排除されるリスク
8. 「研究室外」であることが逆に問題を深刻化させている
所属・責任関係の明示を避け、「研究室外の成果」として曖昧にしていることで、
責任主体の所在不明
査読回避の操作
COIの隠蔽 が可能となっている。
この構造のまま放置すれば、
匿名性を利用した情報操作
指導者の不透明な関与 が常態化し、「東大発」査読論文の学術的信頼性そのものが崩壊する。
東大がこの構造を温存し擁護するならば、「もはや学問機関ではなく政治的情報発信機関である」との批判は免れない。
9. 結論
中村慎太郎がこのまま形式的な謝罪でおわれば、このような情報をデマとして否定するためにわざとやったのではないかとも疑われる。
なぜなら、タイミング的にここで問い合わせる理由がないからである。単なる謝罪ではなく、むしろ査読論文の経緯について問うべきだった。
また、オープンレターに匿名で参加することは許されないし、オープンレターに参加すると査読できない、というルールがあることを社会学者、フェミニストは認識するべきである。
さらに査読は匿名でいいという事にもならない。
学問の中立性はそれくらい厳格なのである。
むしろ、形式的な否定により、逆に問題は複雑になり、査読者が問題となってしまったわけである。おそらく、誰が査読したのか?ということを東大を挙げて説明するどころか全力をあげて隠ぺいするであろうから、もうすでに学問の府としては終わっているし、税金を投入する意味はなくなっている。漫然と国会議員が税金を投入しているのは問題である。
✅ 厳格化以外に道はない:
COI開示を義務化
運動関与者同士での査読禁止
運動的文書は「論文」とは別枠で明示
査読体制・編集委員を公開し、第三者が監視可能にする
結局のところ、真に学問として成立しうるにはこうしたことを厳格に守るべきであって、それ以外は、「学術論文」の看板を下ろし、思想文・活動報告に戻るべき。当然予算もなにもない。
10.関連資料
〇問題の発言
田中東子@『現代思想』表現の自由を考える🏳️🌈🏳️⚧️
@enfanteest72
この論文を書いた院生たちは、私の研究室の学生ではありません。フェイク情報を拡散するのはやめていただけないでしょうか?
https://x.com/enfanteest72/status/1922955241940570224
〇対象論文
「悪」の団体を燃やすーColabo に対するハラスメントにはたらくネットワーク・ミソジニーの論理Burn the “Bad” Organization: The Logic of Networked Misogyny in Harassment Against Colabo冷君暁*、唐井梓** Leng Junxiao*, Karai Azusa**
https://www.iii.u-tokyo.ac.jp/manage/wp-content/uploads/2024/03/106_7.pdf
学環No106 査読付き論文であると表示
https://www.iii.u-tokyo.ac.jp/manage/wp-content/uploads/2024/04/defb8cbd468ca9a06940a0bbc522704c.pdf
引用されている論文
田中東子. 2020a.
『なぜ男性より女性のほうがインターネットで炎上しやすいのか』
President Online(Web記事)
田中東子. 2020b.
『可視化されるフェミニズム: ポリティクスとエコノミーのはざまで』
三田社会学, 25: 15-29(査読誌)
〇数多くの人が研究室の人間と認識
森奈津子
@MORI_Natsuko
以前にも話題になった暇空茜叩き論文『「悪」の団体を燃やす ーColabo に対するハラスメントにはたらくネットワーク・ミソジニーの論理』ね。田中東子東大教授の研究室の冷君暁さん、唐井梓さんの論文ね。どなたかが検索したときにヒットするよう、ここにお名前を記しますね🥰 読者、増えろ~❤️
引用
暇空茜
@himasoraakane
2024年8月26日
https://iii.u-tokyo.ac.jp/manage/wp-content/uploads/2024/03/106_7.pdf
田中東子研究室といえばこの論文なんだよなあ
むろん暇空氏は研究室の人間とは言っていない。
〇田中東子さんの業績
https://note.com/____twitte____/n/ncd1773360f88
〇田中東子と冷君暁の関係
2023.04.07
第38期第32回研究会「デジタル・フェミニズムの現在」(ジェンダー研究部会)(5/4開催)
■日 時:5月4日(木曜日)午後4時~6時
■場 所:東京大学・福武ホールB2のラーニング・スタジオ
■司 会:李美淑(大妻女子大学)
■問題提起者:冷君暁(東京大学)
■問題提起者:Misha Cade(東京大学)
■問題提起者:加藤穂香(ICU)
■討論者:田中東子(東京大学)
業績によるとこのようなイベントがあり、田中東子の影響下にあるため、田中教授は査読できない。
〇オープンレターその1
「日本女性学会2024年大会分科会調査報告書」を受けての反省の表明 および
女性学・ジェンダー研究の発展と多様性の尊重をもとめる声明への賛同の呼びかけ
*この文章は有志によるもので、日本女性学会を代表するものではありません。
[有志による声明
womensstudiesstatement.wordpress.com](https://womensstudiesstatement.wordpress.com/)
唐井梓(お茶の水女子大学大学院博士後期課程1年)
清水晶子(東京大学教員)
田中東子(東京大学大学院)
隠岐さや香(東京大学教育学研究科・教授)
服部恵典(東京大学 高大接続研究開発センター 助教)
本田由紀(東京大学大学院教育学研究科教授)
松本夏織(東京大学大学院博士後期課程)
ここで唐井梓と田中東子が出てきており、前述のルールに基づくと査読ができない可能性がある。また、ここに出てくるものも査読はできない可能性がある。かなり厳しいルールである。
〇オープンレターその2
名前を連ねている一人から、積極的に連なっていることが窺える。
https://sites.google.com/view/againstm/home
弁護士 太田啓子 「これからの男の子たちへ」(大月書店)
@katepanda2
「オープンレター」、ぜひ多くの方に読んでほしいです。「女性差別的な文化を脱するため」のとても的確で本質的な言語化です。
違法性なんてないことも、弁護士ならわかるでしょうし、弁護士でなくてもそう思われるでしょう。呉座氏が、違法との主張を撤回され和解申出されたことはよかったです。
引用
エトセトラブックス
@__etcbooks
2023年9月27日
“呉座氏が、オープンレターが名誉毀損で違法であるとの主張を撤回し和解を申し出ましたので、和解に応じることとしました”
オープンレターは神原弁護士のお知らせおよび『エトセトラVOL.8』に全文掲載しています。女性差別的な文化を脱するために、今一度お読みください。
https://note.com/kambara7/n/n5d73b7f453d0?sub_rt=share_sb
午後7:00 · 2023年9月27日
2.4万 件の表示
弁護士 太田啓子 「これからの男の子たちへ」(大月書店)
@katepanda2
2021年4月4日に、研究者・メディア関係者らが呼びかけ人となった「オープンレター~女性差別的な文化を脱するために」、名誉毀損だという損害賠償請求をされていましたが、「名誉毀損という主張を撤回する」ということで和解が成立しました。とても的確に「女性差別的な文化」を言語化した文章なので全文貼ります
https://x.com/katepanda2/status/1706873531164995962
隠岐さや香 名古屋大学大学院教授
金田淳子 やおい・ボーイズラブ研究家
北村紗衣 武蔵大学准教授
清水晶子 東京大学大学院教授
松尾亜紀子 エトセトラブックス
田中東子 大妻女子大学教授
三木那由他 大阪大学講師
本田由紀 東京大学大学院教育学研究科教授
鈴木啓之 東京大学大学院・特任准教授
加治屋健司 東京大学大学院教授
鳥山祐介 東京大学大学院准教授
四本裕子 東京大学准教授
他にも東大生がいるようだが、少なくともこの人たちも査読に関与できない
〇シュライアー本はヘイト本、ちゃんと読んではいないけどレビュー等は読んだ
怠惰に暮らしたいトド
@tsukuru_ouu
シュライアー本はヘイト本、ちゃんと読んではいないけどレビュー等は読んだ
でツイッターをざわつかせた大阪大学講師の三木那由他先生、案の定、どこかで見たリストに名前が載っていました。
オープン?レター?と言うのですか?
誰がまとめたか知りませんが、実に有用なリストですね。https://x.com/tsukuru_ouu/status/1786193353006318051
コメント