千葉県野田市で令和元年に小6男子児童が自殺した問題で、市の再調査委員会が「いじめが自殺の主な要因」と認定したこと受けて、児童の両親は28日、代理人弁護士を通じて「この調査結果に関係者は真摯(しんし)に向き合うことを望む」とするコメントを発表した。
その中で両親は「自殺したい、これが息子が残した最後のメッセージになってしまいました」と悔しさをにじませ、「息子はなぜ死を選んでしまったのか。その答えは、はっきりと示されました」とした。「いじめの事実がなければ、自死に至ることはなかった。直接的な因果関係が認められる。この重い調査結果にすべての関係者が真摯に向き合うことを望みます」と訴えた。
また、教員に対しては「息子は必死にSOSを訴えていました。その声が届かなかったことが残念でなりません」と言及した。さらに、「いじめを感知するアンテナ感度が欠けていたのではないか。まるで見殺しにされたような気持ちになった」と憤り、その上で「どんなに忙しくても子供の命より大切なものはない」と訴えた。
再調査結果については「息子のSOSを真正面から受け止めてもらえた。すべての手を尽くし、徹底した真相究明、再発防止に取り組んでくれた」と高く評価した。
鈴木有・野田市長は「再調査の結果を重く受け止め、再発防止に取り組んでまいります」とのコメントを発表した。