千葉県野田市で令和元年7月、市立小6年の男子児童が自殺した問題で、市の再調査委員会(委員長・浜口佳和筑波大教授)は28日、児童がいじめを受けていたことを認定した上で「いじめが自殺の主な要因である」とする再調査結果を公表した。
同3年2月、当時の第三者委は、男児が同級生からいじめを受けていたと認定した一方、「いじめが自殺の主要因とは判断できなかった」とする調査結果を公表。市は遺族が再調査を求めていることなどを考慮して同年11月、新たな第三者委の下で再調査を行うことを決定していた。
男児は同級生1人から席を離されたり、教科書で壁を作られたりするなどの行為を受けていた。元年7月13日に国語の音読でつかえたところを同級生から「練習していない」と追及されたことにショックを受け、帰宅後に自殺したとしている。男児の学習ノートには、「SOS 助けて欲しい むしされる さけられる 物をなげられる うそ情報をながされる 自殺したい」と書かれていた。
当初の第三者委はこのメッセージについて「いつ、誰に対し書かれたものなのか認定できない」としていたが、再調査委は、男児が残したメッセージは6月下旬から自殺当日までの間に記されたと判断。短期間に自殺リスクが急速に高まっていたとして「いじめの事実がなければ自殺に至ることはなかったと言え、直接的な因果関係が認められる」と結論付けた。