駝鳥に乗って駆け抜けろ。
ここらへんではっきりさせておきたいのだが、地味は害悪。地味な服装は害悪。地味なおばさんは害悪。素朴は最高。地味は害悪。スーパーのレジで働いていそうな服装をしたおばさんを見ると死にたくなる。短髪眼鏡に灰色のパーカーは地獄。地獄の使者に俺は負ける。女は好きだがおばさんは嫌い。嫌われても構わない。おばさんは害悪。地味な服装で「誰も私を人間とみなしてくれないんです」とか言われてもうるせえ。お前が周囲の人間を人間としてみなしていないからだゴルァ。服装は相手への敬意の表明。地味な服装をした人に会うと「なんだかものすごい損した」と思う。
女性は服や髪や爪やメイクに時間とお金をかけているのだから食事はご馳走してもらって当たり前と港区女子が言いそうなことに、おおいに賛同。これか。これなのか。地味な人に会うと「おしゃれをしてきて損した」と思う。早起きして顔を洗って諸々の準備をして損したと思う。地味なだけで奪われる。地味は犯罪。地味は強盗。シンプルはいいけど地味は最悪。不幸そうだから最悪。不幸を脱する意思と努力を放棄しているから最悪。地味な服装をして「幸せになりたい」とか言われても白目。地味は害悪。着飾レボリューション。素朴はいいけど地味は最悪。人生の疲れは最悪。
地味な人に会うと「金返せバカヤロー」と思う。金を払った訳ではないが、お前に会うために諸々の準備をした俺の手間賃を返せこの野郎と思う。逆に言えば、金さえ貰えば「おっけー」となる。地味なおばさんや地味なおじさんが地味ではない人に会うための通行許可証は金。自己投資が無理なら他者投資。「人に会うのにお金を出さなきゃなんて世知辛い」とか言っている場合ではない。湿り気は無価値。おしゃれな人はおしゃれになるために、散々ダサい服を買って失敗している。地味な人は「悪気はなかったんです」的な謝罪をするが、お前にないのは悪気ではない。想像力だ。
地味なおばさんが、地味なおばさんのまま駝鳥に乗って駆け抜けたら面白い。地味なら地味なほど面白い。地味な服装のまま「駝鳥に乗って駆け抜けませんか」と誘われたら興奮する。立場が逆転して、この人はただのおばさんではないと畏怖が生まれる。その時はもう金は要らない。金はこちらが出すから「是非、駝鳥に乗らせてください」と土下座。形勢逆転。おばさんが師になる。生徒は先生に金を出す。当たり前だ。地味な害悪を振り撒くおばさんは、生徒なのに奪う。生徒なのに「お金を出さなきゃ学ばせてくれないのですか」と嘆く。当たり前だ。それが嫌なら死になさい。
生き恥をさらさないための地味さこそ、生き恥。自分を隠せば隠すほど、世界に害を撒き散らす。貴様、おフランス帰りか。腐乱臭がするぜ。パンクともあろうものが、尊敬されてどうする。偉大だなどと感心されたら、それはもうパンクではない。罵詈雑言を浴びせられ、猛烈に嫌われてこそのパンクである。誰だって恥さらしにはなりたくない。そこを行く。逆を行く。能動的に恥さらしになる。消費されてたまるか。反骨飯店を開くのだ。他人になんと言われようとも、幸福になったモン勝ち。地味は害悪。着飾レボリューション。駝鳥に乗って駆け抜けろ。男一匹、今日も行く。
坂爪さん
本日もありがとうございました。
坂爪さんとお会いすると、
自分にとても惚れたくなります。
己を、美しくて超面白い奴と認識している人は、めちゃくちゃかっこいいと私は思うのです。憧れです。
そして自分も本当は自分のことを、かっこいいと思っちゃっているのです。面白い奴だなと思っちゃっているのです。けれども、なぜか、その認識をコソコソと心の奥底でしか感じられないようにしているものの正体が、「罪悪感」ってやつな気がします。
「罪悪感循環型社会」的なものが、やっぱりあるのかもしれませんね。罪悪感を「支払ったり」、「受け取ったり」して、エネルギー循環していく世界の感覚、すごくよく分かるんです。
全く居心地はよくないので、今すぐ抜け出したいですが、それと同時に「罪悪感」ってちょっと味わいもあるなぁと思って。
話は逸れるのですが、私はオペラやバレエの作品の中で、「自己犠牲」による「悲劇」のロマンチックさが大好物なのです。
でもよく考えてみたら、「自己犠牲」ってある意味「罪悪感」からきているなと気づき、ってことは、「罪悪感」ってちょっとロマンがあるんだな、なんて思ってきました。
また「罪悪感」って「甘えたい」欲求でもあるのかなって思います。私は「分かってよ!」「理解してよ!」の甘えたい欲求を「罪悪感」の裏に隠れる「悲しみの捏造」によって、チラ見せしているような……
「罪悪感」は今まで、自分に全く必要のない感情で取り除くべき!と思っていましたが、もしかしたら考察しがいのある面白い代物なのかもしれない、と坂爪さんに大共感です。
とにかく私は自分に惚れたくて、甘えん坊になりたい、つくづくしつこくて、変な人間なのだなということに今日気づくことができました。
またお会いしましょう!
39!!サンキュー!!!
おおまかな予定
5月31日(土)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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