認知症でないのに富山県内から報徳会宇都宮病院に連れてこられ強制入院させられたとして、富山市在住の元福祉施設経営者男性(83)が運営法人と担当医らに対し約1470万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が29日、宇都宮地裁であった。本多哲哉(ほんだてつや)裁判長は「違法に男性の身体の自由を侵害した」などとして、法人側に約310万円の支払いを命じた。