サッカー=故マラドーナ氏医療チームの公判が無効に、判事不祥事で
サッカー界のレジェンドで、2020年に亡くなった元アルゼンチン代表ディエゴ・マラドーナ氏の医療チームが過失致死罪に問われている事件の公判で、担当裁判官の1人が倫理違反の疑いを理由に審理から外れたことを受け、審理が無効となった。医療チーム側の弁護士が29日に明かした。写真右はマラドーナ氏の娘ダルマさん(2025年 ロイター/Agustin Marcarian)
[ブエノスアイレス 29日 ロイター] - サッカー界のレジェンドで、2020年に亡くなった元アルゼンチン代表ディエゴ・マラドーナ氏の医療チームが過失致死罪に問われている事件の公判で、担当裁判官3人のうち1人が倫理違反の疑いを理由に審理から外れたことを受け、審理が無効となった。医療チーム側の弁護士が29日に明かした。
マラドーナ氏は20年11月、ブエノスアイレス近郊の自宅で心不全により60歳で死去したが、その後に対応が不適切だったとして医療従事者7人が起訴された。当時、マラドーナ氏は複数の健康問題を抱えており、死亡する数週間前には硬膜下血腫の緊急手術を受けていた。
審理は3月11日に開始され、すでにマラドーナ氏の家族や友人、ジャーナリストらが証言を行っていた。しかし、最近、担当裁判官のうち1人が裁判所の廊下や自身のオフィスでドキュメンタリー番組の取材を受けているとみられる動画が流出。事件を担当する裁判官が取材を受けることは禁止されており、問題の裁判官は27日に審理から外れた。
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マラドーナ氏側と検事当局は裁判官3人を新しくするよう要求。一方、医療チーム側の弁護士は残った2人の裁判官で審理を続けるよう求めていた。
マラドーナ氏の元パートナー、ベロニカ・オヘダさんは無効の発表を受け、「この5年間の取り組みが水の泡になったということなので、悲しい」と取材陣に涙ながらにコメント。遺族の弁護士は、裁判が今後再開され、「年末までには判決が出ると信じている」と語った。
医療チーム側の弁護士は「非常に恥ずべきこと」とコメント。裁判の再開にはさらに時間がかかると見込んでいる。
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