千葉 松戸 乳児死亡 逮捕の母親 前日に児童相談所に相談

28日未明、千葉県松戸市の住宅で生後4か月の男の赤ちゃんが意識のない状態で見つかり病院に運ばれましたが死亡しました。
警察は「子どもを殺した」などと通報してきた33歳の母親を殺人の疑いで逮捕し、詳しい、いきさつを調べています。

警察によりますと、28日午前1時ごろ千葉県松戸市の住宅でこの家に住む生後4か月の福井暁人ちゃんが意識のない状態で見つかり、病院に運ばれましたが死亡しました。

警察は「子どもを殺した」などと通報してきた母親で会社員の福井未紗容疑者(33歳)が自宅の風呂場の浴槽に沈めて殺害したとして殺人の疑いで逮捕しました。

調べに対し容疑を認めたうえで「育児をしていく自信がなくなった」などと供述しているということです。

警察が家に駆けつけた時、母親は赤ちゃんを抱いていたということで警察は育児に悩んでいたとみて詳しい、いきさつを調べています。

【母親は前日に児童相談所に相談の電話かけていた】
松戸市の住宅で生後4か月の男の赤ちゃんが意識のない状態で見つかり、死亡した事件について、千葉県は28日夜会見を開き、27日午後に母親から電話で相談があったことを明らかにしました。

県によりますと、27日午後2時ごろ、児童相談所虐待対応ダイヤルの「189」番を通じて母親から県の柏児童相談所に電話があり、育児がつらいことや自身の体調不良について相談があったということです。

児童相談所ではその後、会議を開き、家庭訪問を行うことを決め、午後6時ごろ、再度、電話で母親と話し合い、翌日に訪問する約束をしたということです。

しかし、実際に訪問する前に事件が起きてしまったということです。

母親からの相談は27日が初めてで、当日のうちに訪問することも含めて提案したということで、県と児童相談所は「対応に問題はなかった」としています。

県は今後、外部の有識者なども含めた委員会で経緯を検証することにしています。

千葉県児童家庭課の高木優子課長は、「このように痛ましい事件が起きてしまったことを非常に残念に思っている」と述べました。





首都圏のニュース