【競馬】いよいよ3歳も佳境…どうなる春の最終戦【日本ダービー】
しかし心はすでに新馬戦、日本ダービーは意味不明で自信ナシ。
全然関係ないんですけど、米問題で農水省が絶賛大炎上中でございまして。まぁご存じ我らがJRA様の大本山である組織なのですが、「態度が悪い」だの「偉そう」だの「行動が遅い」だの「ウソばっかり」だのボロカスに言われています。でも、この行動の遅さや傲慢さや大ウソの付き加減を改めて見ても…
「うん、これまんまJRAだな」
と…w まぁ実質的な下部組織だからね。そら本山もこういう態度だわな、と。どこまで言っても、責任転嫁の丸投げっていうやつ。
オイラの記事でも100億回と言い続けてますけど、JRAを含めてここの組織は高圧的で偉そうでメディアを巻き込んで大ウソ付く癖に自分達で責任は取らない、っていうのは本当に昔からそうなので、今に始まったことじゃないです。レース時の制裁や馬場関連の不誠実さに関しては、皆さんも知っての通りだと思いますし。
これも前々から言ってますけど、昔はガチで海外陣営から言われてたくらいですしね。JRAやマスコミが都合の悪い事をスルーしてるだけで。メチャクチャな天下りの温床だっていうのも今の若い人達は多分知らないでしょうから、まぁそろそろ本気でそういうの改善していかないとダメなんでしょうね。
はてさて、どこまで燃え続けるのやら。
ちゅーことで、オークスを少し回顧。
勝ったのはカムニャックでした。メチャクチャ素晴らしかったですね。特にシュタルケ騎手の騎乗。マジで良いレース見れたというか。
血統的にも本当に面白いレースでしたね。春のレースも、ここに来てようやくオイラ好みのレースになってきたと言いますかw 個人的には、血統屋としてタガノアビーをきちんとピックアップできてたのは良かったかなーと。まぁ、自信1%だったので何の自慢にもならないですがw
ただ、やっぱりタガノアビーって言ってた通りスタートがいつもああなんですよね。本当にもったいないというか、あの悪癖が無かったら多分1着争いできたんでしょうね。
血統的に楽しいって思えるのが、今回のオークスみたいなレースって血統的な解釈がいくらでもできる…っていう点ですね。例えばですけど、オイラみたいにシンプルに…
「いやこのレースはそもそも非サンデーが強いから、エリカエクスプレスとタガノアビーしか残らない。」
って観点から見ていくこともできますし、あるいはこれも血統を細かく見ていって「今のダートっぽい馬場ならこの馬」、「いやドイツ血統が入っているからこの馬」みたいな解釈が一杯できるわけですよ。
本来は血統って、こうやってアプローチの仕方は違っても、結局はなぜか終着点が同じところに着く…みたいな面白さが魅力の1つなので、今回のタガノアビーとかその典型だなってオイラは思っています。実際に、競馬ってPOGにしろ予想にしろ当たった人間が正義ですからね。そういう正解に辿り着く血統的な手段が一つではなくて、一杯あるのがやっぱりメチャクチャ面白いところで、久々にこういうレース見れたなーって思います。POGの時にも毎回言ってますけど、別にオイラの考え方が森羅万象の唯一の正解!!とかマジで1回も思ったことないのでw
コースも距離も場所も違うのに、この系統しか勝てません…みたいなの明らかに不自然でしたからね。本当にそこ。
勝ち馬のカムニャックもそうで、父親はディープのお兄ちゃんでウインドインハーヘアが欧州の影響が強くて、母系にエルコンドルパサーもいるから…
「これは欧州型だ!!」
っていう人もいれば、オイラ達のように…
「いやサンデーの4×2で欧州型て…w」
って見る人も当然いるわけなんですけど、その中でも今回ってどっちの視点でも買えるっていうのがやっぱり血統の醍醐味と言いますか。
本当に面白いですよね。
実際に、オイラからするとタガノアビーもアルマヴェローチェもカテゴリー的には一緒ですしね。本質的にはここでも距離は長くて、脚が速い血統だって。4着のパラディレーヌもドチャクソに母系はアメリカ型ですし、リンクスティップもメチャクチャそうだし。
なので、個人的には久々に血統的に腑に落ちる結果だったからメッチャ面白かったですね。ダービーもこうだったら楽しいのですがw やっぱり、オイラは血統屋だから血統を見ていって納得できるなら、レース自体はどういう結果でも面白いんだなーって再認識しました。
マジで面白かったです。
ただ、レース内容そのものに関してはやっぱり騎手の技量があまりにも違い過ぎるな…とも率直に思いましたねw まぁここまで結果が偏ると、さすがにそっちの方も問題なのかなー?と。あえてどのジョッキーとかは言いませんけど…
「いやそこで仕掛けるの? そこ通るの?」
みたいなの。何を目標にレースしてるのかさっぱりわからん、ってやつ。
それこそ、海外のレースってムリヤリにでも位置取りに行って折り合い付けさせて、そういう調教師側の要求に応えられないと即クビ…みたいなの本当に多いらしいですからね。結局、そういうメチャクチャな要求に応えられる環境でレースしてきたから、日本の今のこういう環境とマッチしてるんだと思います。昔は、日本に来てた外国人ジョッキーって公然と…
「競馬が綺麗すぎる、ヌルイ」
って割とハッキリ言ってましたから。まぁだからといって、メチャクチャな騎乗して良い事にはならないですけど。ルールの範囲内で…ってことですね。
何が言いたいかっていうと、もうちょい日本人ジョッキーも頑張れ。
ちゅーことで、日本人騎手が勝つことを願って日本ダービー。
いよいよ総決算なのですけど、結局オイラのこの世代の結論は2歳からここまでずっと一緒ですね。
「悪い意味でドングリの背比べ」
っていう。マジでずっと言い続けていますけど、結果を見ても明らかにそうですしね。皐月賞を見てますますその思いも強くなりましたし。皐月賞だけ見ると、血統的にクロワが抜けてるのかな?って思いがあったのですけど、そういうのも無くなりましたから。
なので個人的には、オークスと同じで見て楽しもうかなーって思っています。配当があまりにも美味しかったら、チョロっと買うかもしれない。
というか、オークスもそうでしたけどやっぱり馬券的に軸がわかりやすくてしかも圧倒的な人気だと、穴党のオイラは買いづらいんですよねw
大前提として。
アルマヴェローチェもわかりやすかったですけど、今回も普通に考えたら3着以内なら…っていう条件ならおそらくクロワデュノールで問題なさそうですし。なんでかっていうと、やっぱり今年って去年当たったダノンデサイル的な狙いたい馬がマジでほとんどいないから、なんですよね。
血統的には、こんな感じで割と本当にハッキリとした理由があります。ここらへんも、ずっと言ってきましたよね。結局、今日のここまで来てもその結論って変わっていないです。
そもそも皐月賞段階でも思いましたけど、あまりにも特定の方向に傾くとマジで特定の系統しか勝てなくなるんですよね。オークスで血統的にダービー向きのカムニャックが勝てたのも、直前に雨が降った影響が大きかったからだと思いますし。ここまで…
・晴れたらキンカメ系(ミスプロ)
・雨降ったらダイワメジャー(サンデー系)
って本当にずっと続いてるから、馬場傾向から推測できる血統的な傾向って割と外してはいないんですよね。だからこそ、当日まで見ないとわけわからんって感じ。
実際に、皐月賞の馬場見た時も母系が速くて走りやすそうなサトノシャイニングあたりが割と面白そうって当時は本気で思いましたしね。フタをあけてみたら、それよりも速いマイル主戦の馬に負けたって、個人的には納得の結果だったわけで。ここらへん、今年ってガチで難しいです。
まぁ、去年も迷いに迷ってましたけど去年以上に意味がわからないですねw
実際に、去年のダービーでも強かった…
【中長距離×アメリカダート】
みたいな血統構成の馬が実は今年はほとんどいないです。牝馬の方も、血統的な傾向としてデータクラッシュ起きやすそうな雰囲気でしたけど、牡馬も本当に大概ですね。
で、近年でこういうデータがぶっ飛びそうな雰囲気の年に近い状態になったのがタスティエーラが勝利した年ですね。ディープ産駒が消えた年。
あの年は…
【短い距離×中長距離】
の逆パターンの組み合わせの上に、グレード制では本当に珍事中の珍事の乗り替わりによるダービー制覇だったので、ガチでデータ全部ぶっ壊れた年。なので、今年もこうなる可能性があるってことを頭に入れて予想した方が良いですよ。オイラも、こうなったら仕方がないと思って予想しますw
ちゅーことで、以下出走馬のメチャクチャ簡単な血統だけの評価。
・クロワデュノール
父親キタサンブラックに欧州血統の組み合わせ。母方はケープクロスにマイナー血統のダンテ系。常識的に考えたら、2400m以上はちょっと長い。
・ミュージアムマイル
父親リオンディーズに母父は欧州トニービンの影響が強いハーツクライ。ちなみに、ハッピートレイルズの一族ということはお馴染みのハッピーパスさんと同族。
・マスカレードボール
父親ドゥラメンテに母父ディープインパクト。インブリード・多重クロス祭りの血統なので、どこかで線がキレてもおかしくない。一族全体としてマイル周辺でも強いのは、おそらくヴァインゴールドのおかげ。
・サトノシャイニング
父親キズナに母父ヘイロー系。母方はアルゼンチン系統なので、今回の好走条件には一応合致している。ただ父親キズナのスタミナが持つかどうか不安。これが父親ディープだったらぶっちぎりの本命だった。
・ファンダム
父親サートゥルナーリアに母父ジャスタウェイ。母の母側がゴリゴリの欧州血統なので、この馬が勝つようなら多分タスティエーラの時のような状況になると思う。実際に血統構成もちょっと似てる。
・ショウヘイ
父親サートゥルナーリアに母父オルフェーヴル。ファンダムと同じく母方は欧州系。
・ジョパンニ
父親エピファネイアに母父ストームキャット系。ただ、この母父は欧州寄りの種牡馬で実際に英2000ギニーの勝ち馬。血統的な字面や構成だけ見ると、去年のジャスティンミラノの母方と似てるので爆走してもおかしくない。
・エムズ
父親ドゥラメンテに母父グレイソヴリン系。一応、母が南米の縁なので爆走してもおかしくはない。ただ母父グレイソヴリン系はどちらかというと、新潟とか小倉とかで長い脚使わせたい血統。
・エリキング
父親キズナに母父サドラー系。母方はゴリゴリの欧州血統。というか、母方のユーザーフレンドリーが欧州の中長距離の怪物だったので、この馬が勝つのが、このメンバーではおそらく一番のデータクラッシュ。
・ファウストラーゼン
どちらかというと、この馬も血統構成的にはタスティエーラ寄り。ただ、よりパワー・ダートタイプ。
・ファイアンクランツ
マスカレードボールと同じで、多重クロス祭り。正直よくわからん。
・レディネス
母系だけ見ると、従来型のダービー向き。あとは、この母系でスワーヴリチャードに2400mを走り切れる体力があるかだけ。
・トッピポーン
サンデーとキングマンボの多重クロス。今後の走りを見ないことには何ともいえない。
・ホウオウアートマン
血統的には、普通に従来型のダービー血統。あとはこの成績で買いたいかどうかだけ。
・リラエンブレム
エリキングもそうだけど、お馴染みキズナのこの手の血統はペースが流れてこそ。なので、本質的には皐月賞の方が合っていて、ダービーがそういう流れになれば…という感じ。
・カラマティアノス
母系のハーツクライ×アメリカ縁の血統は、エフフォーリアのお母ちゃんに近い。なので、実は近年の芝質には向いているかもしれない。
・ニシノエージェント
さすがに、イスラボニータがダービー勝ったら血統的には革命だと思うので、血統屋としては手が出ない。相手ならわかるけども。
・ドラゴンブースト
東京というよりかは中山向き。血統的にはモロにパワータイプ。人気が無くなって適条件に戻ったらいかにも穴をあけそう。
と、こんな感じで軽く見ていったわけですけど、買いたい馬いますか?
個人的にカテゴリーを分けるなら…
【オマケを含めてダノンデサイル的な血統】
サトノシャイニング、ジョパンニ、エムズ、レディネス、ホウオウアートマン
これだけなんですよねぇ…まっっっったく当たる気がしないw
今回のダービーが本当に厄介なのが、父と母でどちらかの条件に合致していても片方がちょっと力不足…みたいな感じに見えちゃうんですよね。今年のレースって、本当にこういうの多い。だからこそ、相対的にクロワデュノールが良く見えるんですよね。
例えば、サトノシャイニングとかレディネスあたりは個人的にはやっぱり「距離大丈夫か?」って不安がありますし、ジョパンニやエムズは逆にスタミナは大丈夫だけど「スピード足りてる?」って不安があります。当日の天気も、どうなるかわからないですしね。
反対に、エリキングあたりが勝ったらマジで今後のダービーの来る血統を見直さないといけなくなりますね。それこそ、新種牡馬のコントレイル産駒あたりで似たような血統があったら絶対に注目しないといけなくなるレベル。
なので、最終的なカテゴリー分けをすると…
【個人的な応援枠】
クロワデュノール、マスカレードボール
【勝ったら血統的に面白いので頑張れ枠】
エリキング、ファンダム
【馬券的な穴馬枠】
ジョパンニ、レディネス、カラマティアノス、サトノシャイニング(?)
ですかね。
皐月賞終わった後にも言いましたけど、クロワデュノールはさすがにボロカス言われすぎてかわいそうなのと、マスカレードボールはドゥラメンテ最終世代なので、個人的に応援しときますw
サトノシャイニングの?はって感じですけど、大外枠という結果を既に見てしまった後なので…w 正直、自信ナシ。というか、普通にミュージアムマイルが2冠する可能性もありますしね。
まぁ、穴馬をチラホラ買ってノンビリ見ることにします。
なんにせよ、春最後のクラシック戦を楽しみます(/・ω・)/
コメント