ノイズデータそのものを配布するという愚行について説明するよ
以前紹介した記事について
その時点でぼくのツールは完成7割程度でしたので、まぁその場しのぎにはなりますよねということで、あえて触れなかったのですが…さすがにいつまでも放置するのも、世の中のためによろしくないと思うので。
未だにぼくのほうはビルドが通らなくて、下手すりゃ6月頭に試用版リリースかなぁって感じなのでね。
引き続き作成を続けていらっしゃるようで。
で、これについて「いかに愚行であるか」を説明します。
最初の記事についてはスキ400を超えていらっしゃいますので、界隈にとっては評価が高いものなのでしょう。
何がアカンのか
作成したノイズを画像にし、単にそれを重ねたものを対策と考えることがいかに愚かであるかというお話です。
対策を意識するのは大切なことですが、これを「方法を教える」のではなく、単純に「重ねる画像を配布する」という手段をとってしまったこと。これは非常によろしくないのです。この行為は「ノイズパターンの学習データを提供している」事に他なりません。
これほどまでに美しいほど、きれいに「一番やってはならないこと」をやって、それが素晴らしいことであると評価されるというのが本当に恐ろしくてならない。
この事が起こす問題
GlazeやNightshadeで作成したノイズというお話ですので、場合によってはGlazeおよびNightshadeのノイズ解析に利用できると考えられなくもないわけです。
ぼくの記事を見て危機感を覚えて作成したとのことですが、本質に目を向けず、考えなしに行動することがいかに愚かであるか、あなた方はよく考えたほうがいい。
ぼくがemamoriの後続サービスについて問題となる可能性が示唆できるとした記事はご覧になられたでしょうか。
m-Aliceはこれを「そんな信用できんものに月いくらとかけんと、500円買いきりでローカルで安心して使えるツールをワイがつくったらぁ」としたものなわけです。
しかし、そのぼくのツールに対抗するためにとった手段が、自分で「私の絵はこの素材でノイズをかけたものです」として、学習パターンを悪質な人間に対して開示するという、まぁ確かに真逆のアプローチだったわけです。
じゃあどうすればよかったんじゃろね
まず考えられるのは、ノイズのかけ方の問題でしょうかね。
ノイズ用の素材を公開してしまうというのは最悪も最悪な悪手なのですが、それをそのまま全体適用しなければいいのです。
全体にかけてしまうとパターン認識として学習されやすくなる。なので、顔の一部であったり、特徴点を破壊する形で局所的にノイズフィルタを適用すると、学習データとしては足りずに、アンチノイズが効きにくく、かつその学習も難しいとなるでしょう。
そのフィルタを使うなとは言いません。使うとしても「使った」と明言せず、かつ決まったかけ方は絶対にしない。ノイズの効果範囲や位置、サイズはズラして、パターン認識されることを回避することを心掛ける。そこは絶対に守ることをお勧めします。
じゃあお前のモンはどうなんじゃい
ノイズパターンや適用順序をランダムにしているとはいえ、アンチノイズはいずれ通ってしまうものでしょう。
単に、このツールだからこのノイズ除去が有効!であるとか、m-Aliceで使用されたノイズの解析という点で考えるならば、対策として打てるものはすべて打っているつもりです。
しかし、こういうものは結局のところどこまでたってもいたちごっこでしょう。だから、ぼくはm-Aliceを単なるノイズ付与ツールとは考えません。
ノイズのかけ方に対して創造性を持たせる、これが表現につながるのならば、それは新たな創作表現の一つなわけで、現在はそこを目指してツール内でのノイズ適用範囲のマスク処理の開発を行っています。
対策そのものが表現であり、自らの意思で行う創作行為であることが重要です。そこにストレスがあるようでは、面白くないですからね。
とはいえ、文章が読めない方が多すぎるようなのでこの記事が正しく伝わるか、それすらわからないわけなのですが…。哀しいね。



コメント
2本題と関係ないコメントですが、SNSって(リアルでも同じ傾向はありますが)言ってることの中身そのものを読む以前に、それを言ってる人が(自分にとって)敵か味方かのレッテルを貼りたがりますよね。
そうですね、全く関係ないコメントも全然問題ないのでご安心ください
みんな最低でも年イチくらいで診断受けたほうがええんとちゃうか?と日々思います。