中谷歩さんの写真と講話で使ってきたスケッチブックを見ながら、事件後の思いを語る中谷加代子さん(撮影・安部慶彦)

 20068月に山口県内の高専で長女の中谷歩(あゆみ)さん=当時(20)=を同級生の少年=当時(19)=に殺害された山口県防府市の中谷加代子さん(62)が刑務所を訪れ、受刑者への講話を続けている。再犯防止を願って命の尊さを伝える活動は今月、12年目に入った。「幸せを感じる心を持っていてほしい。そうでなければ罪は償えない」。この信念が力となっている。