放火事件は国土交通省が新幹線で初の「列車火災事故」と認定した。ツイッターでは新幹線が緊急事態に際して迅速に停止し、車両の延焼が最低限だったことを評価、「新幹線自体の安全神話に揺らぎはなかった」とする意見も多かった。しかし、これが「新幹線大爆破」のような爆発物ならどうだったかという不安はある。ちなみに映画では新幹線の清掃員として働く犯人の1人が爆弾を仕掛けている。
いまだ示唆に富む「新幹線大爆破」は今月5日に公開40周年を迎えた。当時、国鉄(現JR)は模倣犯が出る可能性があり、「夢の超特急」のイメージが損なわれると一切の協力を拒否した。この姿勢は40年後の今も変わらず、新幹線での撮影にGOサインをなかなか出さない。このため三池崇史監督作「藁(わら)の盾」(2013年)は台湾まで行って新幹線の場面を撮影し、米映画「ウルヴァリン:SAMURAI」(同)はCGを駆使して新幹線上での格闘シーンを描いた。