スクリーン雑記帖

迫るタイムリミット、犯人追跡…原発テロ映画「天空の蜂」は現代版「新幹線大爆破」だ

 「天空の蜂」は、ヘリ墜落のタイムリミット、息子の救出、犯人追跡が大きな3本柱になる。見ていて気付いたが、これは1975年公開の「新幹線大爆破」(佐藤純彌監督)の現代版だ。

 日本を代表するパニックサスペンス映画「新幹線大爆破」は、東京-博多間のひかり109号に時速80キロまでスピードを落とすと爆発する爆弾が仕掛けられ、ノンストップで疾走する車内がパニックに陥る中、身代金を要求する犯人捜しと爆弾の除去作業が並行して描かれる。タイムリミットが迫る新幹線に対処する一方、犯人を欺いて逮捕しようとするところが「天空の蜂」と共通する。ちなみに8月29日公開の東宝映画「S-最後の警官-奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」では核燃料を積んだ貨物船が乗っ取られるが、「新幹線大爆破」と同時期に公開された「東京湾炎上」を想起させる。

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