プロ性格診断士にMBTIを診断してもらったら、なんと私のタイプは……!
注:本レビューは非公式の個人診断サービスの体験談であり、MBTI公式機関とは無関係です。
つい先日、性格診断士にMBTIのタイプを判定してもらったところ、衝撃の結果となったので報告しようと思います。
いわゆるモニター記事になるのですが、興味深い体験だったのでお世辞抜きにオススメですよ!
自認はINFP
今まで私は、自分はINFPだとしつっこく主張しながら記事を書いてきました。もちろんこれはただの思い込みではなく、れっきとした根拠があります。
たとえばほら! メンタズルさんを用いた自己診断です。
こんな感じで、どこのサイトで診断しても七割くらいの確率でINFPと判定されます。残りの二割がINFJ、一割がENFPといった割合です。
INFPにしてはNiとFeが高くて、Neが低いとは思いますが、こんなのは誤差の範囲でしょう。
大体、普段から私の記事は自分語りばっかだし、職業はラノベ作家だし、オタサーの姫もどきだった過去もあるし、絶対INFPだわこれ、と自認しています。
そう。
私はまったく己のタイプを疑っていないにも関わらず、プロ診断士の桜さんにタイプ鑑定を依頼したのです。
どうしてそんなことをしたかといえば、桜さんが無料で診断を受けるモニターを募集していると知ったからでした。
彼女の記事を読めばわかりますが、MBTI公式や、ユング心理学の知識がなければ書けない内容です。明らかにきちんと学んでいる方なんですね。
そして既に大勢の顧客を有料診断してきた実績もある。
となると腕は確かなので、学べるものは多いはずです。
しかも対話形式で診断してくれるとのことで、何よりもその点に強く惹かれました。
だって本来ならお金を払わないと長時間お話できないお姉さんと、無料でいっぱいお喋りできるんですよ。
そんなの絶対応募しなきゃ損じゃないですか。
ぶっちゃけ桜さん目当てで申し込みましたね、ええ。
そうして運よく10名のモニター枠に入れた私は、ココナラのメッセージ機能を用いてタイプ診断を受けることになりました。
初日
桜さんみたいな楚々としたお姉さんと話せるなんて嬉しいな~。どうせすぐINFPって診断されるから、雑談ばっかするのかもな~。
などと浮かれた気分で挨拶をしたあと、桜さんから来た返信は意外な内容でした。
兼ねてからまふゆさんの投稿文章を読んでいると、Ni_Feを感じるなと。プロとしていかがな表現ですがいわゆるinfpぽさがあまりないと感じていました。
なるほど、桜さんは私の記事を読んでいたのですね。恥ずかしい。
うーん。INFPぽさがあまりない?
いや、バキバキのINFPだと思いますよ私は……。
ただまあ、リアルでもネットでも色んな人に、
「初見ではINFPに見えない」
と言われます。
どうも第一印象だとENFP、ENFJ、INFJあたりに見えるらしいですね。
でも時間が経つと「あ、こいつINFPだわ」となるみたいです。
私は自分のことを擬態型のINFPだと認識しています。
素の性格だと集団に受け入れて貰えないと幼女の時点で悟ったので、早々に社交的なペルソナを作り上げたんですね。
意識して表面上の振る舞いを変えたのは、小学三年生の時です。その頃から積極的に外遊びに参加し始め、クラスメイトには自分から話しかけ、なるべく大げさに感情表現をするようにしました。
そんなことをず~っと続けてきたので、ぱっと見だとE型っぽくなってるのかしれません。
……でも桜さんほどの人が、私のペルソナを見抜けないことなんてあるかな?
noteじゃFi全開の文章を書いてるのに……どこからどう見ても私の内面は陰キャオタクですよ!
さ、桜さん、私のことわかってくれるよね……?
少し不安を覚えながら、質問への回答を始めました。
どんなことを聞かれたかというと、
年齢
性別
先天的な疾患
特殊な経験があれば記述
INFPだと思う論拠
逆にINFPに当てはまらなさそうな点
などですね。
なお、INFPだと思う論拠はみっちり長文で書いておきました。
完全に「私のことINFPって診断してね!」と思いながら書いてるのがバレバレです。
しょうがないじゃないですか、INFPに当てはまる特徴がいっぱいあるんだし。
幼少期から絵や文章をよく褒められたこと、元々は暗い性格だったこと、ルールを守ったり集団行動をするのが苦手なこと、衝動性があったこと、お金の話に興味が持てないこと、やたらクヨクヨすること……。
これらを心理機能に基づいて書きまくりましたね。
逆にINFPに当てはまらなさそうな点は五行しか書けませんでした。
要約するとこんな感じです。
「他人からFeを持ってそうと指摘されることは結構あるし、学生時代のスクールカーストは低くはなかったですね。これは一般的なINFP像には当てはまらないみたいです」
まあ桜さんなら一発で私がINFPだと見抜いてくれるでしょう。
そしたら楽しい雑談の始まりだ!
なんて気楽に構えていたら、こんなお返事が来ました。
個人的にはENFJかINFPだと思っているんです。
初めてまふゆさんのnoteの文章を読んだ時、まだプロフィールなど見ていませんでしたから
" ああ ENFJの方の文章だ。" と感じたのです。
これを読んだ瞬間、思わずニヤリとしました。
というのも私が九歳の頃に作り上げた社交的なペルソナのモデルとなったのは、ENFJのクラスメイトだったからです。
皆の人気者だった、明るくて優しくて真面目な女の子。何年もその子の振る舞いを参考にしてきたので、ぱっと見ENFJに近くなるのは当然かもしれません。
桜さんはそこまで見抜けるんだ、やっぱりこの人は鋭いんだな、と面白がりながらも、
「私はENFJの真似をしてるだけなんですよ~、根底にあるのは自己愛だと思いますよ~。創作活動のためなら何するかわかんないとこがありますよ~」
という内容のお返事をしました。
擬態型INFPだよ! 早く気付いてね! とサインを送ったつもりです。
そのあとも何度かやり取りをして、一日目は終了しました。
二日目
さすがにENFJ説は取り下げてるだろうなぁ、と思いながらメッセージボックスを確認すると、桜さんから新しい文章が届いているではないですか。
どれどれ……。
まふゆさん。
やはりFe_Tiだと思いますよ。
(中略)
そのため今後の方向性としてはENFJ INFJ を前提として進めていきたいですがいかがでしょうか?
……はい?
なにやら桜さんは、あれこれと要素を上げて私の主機能がFeに見えると説明しているではありませんか。
しかも新たにINFJ説まで出てきたとまで書いてあるし!
この時の私の心境は、
なんでINFPって診断されないんだろ???
でした。
でもまあ、xNFJに悪いイメージはないし、別にこれらのタイプと診断されてもいいか。
INFPなのにxNFJにしか見えないくらい擬態できてるんだとしたら、それはそれで名誉なことだし。
このまま桜さんの考察がどう進むのか見届けようか……と苦笑いしつつ、またまた長文でのやり取りが始まりました。
今回は人を助ける時の心理や、己の美学について語りましたね。
私が好きだから助ける。
私が正しいと思うから行動する。
私はいつも心の中に住んでいる神様に従って動いている。
思いっきりFi全開な価値観をぶつけたので、こりゃ明日にはINFPと診断されるだろうな! わはは! と予想しながら就寝しました。
三日目
桜さんから来たメッセージはこんな内容でした。
診断士としての教科書的な推論をするなら、まふゆさんはINFPだと思います。
でも、主観的にはENFJの可能性を捨てきれない。いや、むしろロマンがあるのはENFJだと感じています。
う~ん。
あんなに自分の内心を打ち明けてもなお、ENFJ説が消えないとは。
さすがの私も、
「ひょっとして本当にENFJなのか?」
と己を疑い始めました。
いやでも、こんな内向的で自分の話ばっかするENFJなんていないでしょ……。
だけど経験を積んだ診断士に、ここまで言われるとなぁ……。
このあたりからタイプ自認が揺らぎ始めた私は、あちこちで「私、本当はINFPじゃないかも。どうしよ」みたいなボヤキを漏らしていました。でもそれを聞かされた人は全員、
「INFPに見えるけどなあ」
って反応でしたね。
だ、だよね。私INFPだよね?
ちゃんと陰キャでメンヘラで構ってちゃんでオタサーの姫気質だよね?
……こうして特徴を並べてみると、ENFJより良いところが全然ないのに何でこのタイプに拘ってるんだろ?
いやまあ、今までINFPを自称しながら書いた記事を書き直さなきゃいけないのが面倒くさいってのもあるけど……。
そうやって自問自答してるうちに答えが出ました。
私ってとにかく昔の自分が嫌いなんですよね。
物心ついた時点でのINFPは、弱々しい存在です。
暗くて引っ込み事案で、寂しがりやなくせに自分から人に話しかけることができず、いつも一人で絵を描いている女の子。
こんなの虐めてくれと言ってるようなもんじゃないですか。
ところが私と違って、世の中には最初から器用な性格に生まれてきた人もいます。
気が強くて明るくて、ハキハキと喋ることができて、大人達にも信頼されてて――そういう子が羨ましくて仕方ありませんでした。
私もああなりたい、そっち側に行きたい、キラキラした生活を送りたい、そう願ってやまなかったのです。
なので私は社交性と運動能力を鍛え、理想の自分に変身しようと試みました。そしてある程度それに成功したと思っています。
要するに私は、初期能力がズタボロのINFPとして生まれながらも、後天的な努力で明るい青春を掴み取った自分を誇っていたのです。
だから「実はINFPなんかじゃなかった、元々コミュ力のあるENFJだったんだよ!」という展開には拒否反応があるのでしょう。
そうして自分の本心を見つけたところで、今度は桜さんの心情に目を向け始めました。
桜さん、私がENFJであることにロマンを感じてるみたいだけど……。
他人のロマンを全否定するのは良くないよね、その気持ちも大事にしてあげなきゃいけないよね。
というわけで、
「確かに私はENFJっぽい部分もあるかもしれませんが、でもほぼ確実にINFPだと思います……!」
と解釈できる内容の長文を送りつけて、お布団に潜り込みました。
最終日
いよいよ最終日。
ENFJは嫌だ……ENFJは嫌だ……とスリザリンを嫌がるハリーのような心境でメッセージボックスをチェックしました(ENFJの人達すいません。貴方達の性格が嫌いなわけじゃないですよ! むしろ一番好きですよ!)
そこで目に飛び込んできたのは、
まず、今回のやり取りについて、少し騙すような形になってしまったことをお許しください。
ここで言う「騙す」というのは、ENFJの可能性を意図的に提案し、その視点から考察していただくことで、結果的にINFPの論拠をより明確にするための施策だったという意味です。
ん?
……ん????
続きを読むと、種明かしが書かれておりました。
桜さんってば、あえてENFJという対極の可能を浮上させて、私の認識や判断基準がどう動くかを見たかったようなのです。
な、なんですと!?
どうやら既に心理機能の知識がある私が相手なので、あえて搦め手を使ったみたいですね。
な、なるほど……!
そして一連のカウンセリングから得られた結論は、
私はINFPの可能性が極めて高いとのことでした。
そりゃそうですよ。
だって私はずっと、
「桜さんの意見もわかります。でも自分ではINFPだと思うんですよぉ」
って論調を貫いてましたもん。
相手の感情に配慮を見せるけど、なんだかんだで自分の考えを曲げようとしないこの頑固さ、どう見てもFi主機能でしょ!
Fe主機能ならもっと相手に流されますよ!
桜さんの解説によれば、私はFiを主軸としたアイディンティティーを確立しており、Ne_Siをコミュニケーションツールとして用いていて、Teを補助的に使った判断もしているとのことでした。
論理的に私の価値感や判断基準を説明してくれていて、しっかり納得できる内容でしたね。
なお、ENFJの可能性を挙げたのはフェイクだったと明かされた時、私が真っ先に抱いた感情は「やられた! でも楽しい!」でした。
私は昔からこういう、サプライズやドッキリが大好きなのです。自分が予想もできなかったことをされると好奇心が刺激されて、テンションが上がるのを感じます。
まさか無料でお姉さんに弄んでもらえるなんて、お得だなーって。
ほらね、この感性は明らかにNeユーザーでしょ。
というわけで無事にINFPであることが確定した私は、桜さんと和やかに挨拶を交わし、本記事の執筆に至ったのでした。
診断中のやり取りを全部コピペするわけにはいかないので、本当に一部しか貼ってませんが、実際はもっとボリュームがあって充実した内容でしたよ。
桜さん、めちゃくちゃこっちをヨイショしてくれますからね。
なんか私のこと、あざとさのような可愛さがあるとか言ってくれましたし。そんなこと言われたら照れるじゃないですか、もう!
よほど印象に残ったのか、なんか夢に桜さん出てきましたからね。私は何を言ってるんでしょう?
えー、そろそろ締めに入りますか。
自分のタイプが気になっている方はぜひ、診断を受けてみてくださいね。桜さんとお話するだけでも楽しいですよ。
*もっかいリンク貼っちゃう
コメント
32Faith.Kiwiさん
見事にしてやられました
あれー? 桜さん大丈夫かな? あれあれ? と不安になればなるほど素の私が出てきたわけですからね
見事の掌の上!
そらいろさん
ほぼ間違いなくINFP、ギリENFPもなくはないって感じですよね、私の普段の記事を見てると
いやENFJはないでしょ……もしENFJだったら嬉しいけど、絶対そこまでのコミュ力はないし……と診断を受けている間、自らの半生を自虐的に思い返してましたねw
そらいろさんはINTJとINFP、どっちでもおかしくない範囲内の性格に見えますね
エニアに関してはどっちかというと4w5かなーとは思います
ご自分で納得のいく答えを得るためにも、診断を受けてみるのは真面目に有りですよ
skさん
私も来世はESTPになってウェーイ! な人生を送りたいです!
書かれてることが全部強そう、楽しそうなんですよね
あのギラギラした感じは私には全くない要素なので、一度どんなものなのか味わってみたいです
そらいろさん
INFPよりイメージが良さそうなタイプの可能性を提示されて、それでもなおINFPに固執するのはちょっと珍しいかもしれませんねw
そらいろさんの文章やコメントを見ていると、どこか情緒的、有機的な雰囲気があるんですよね。5w4はもっと淡々とした傾向で、それでいて知性や有能さへの執着を感じさせる人が多いです。そらいろさんが求めているものはそれとは別のものに見えるんですよね
そしてここで衝撃の事実が判明、そらいろさんも桜さんの診断を受けてる最中だとは!
数日ほどかかるでしょうから、気長に待ってますね~
一体どのタイプなんだろう……!