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「規則違反だが私物のカードを使用した」医師が患者の個人情報紛失 富山大学附属病院とあさひ総合病院

2025年5月29日 19:31
「規則違反だが私物のカードを使用した」医師が患者の個人情報紛失 富山大学附属病院とあさひ総合病院

富山大学附属病院の医師が、病院の患者と非常勤として勤務するあさひ総合病院の患者の個人情報が入ったSDカードを紛失したことがわかりました。
およそ600人分の個人情報が紛失した可能性があるということです。


富大病院の会見
「申し訳ございませんでした」

富山大学附属病院などによりますと、形成再建外科・美容外科の医師が今月16日、患者の名前や手術の際の画像など個人情報を保存していたSDカード、1枚を紛失しました。
このカードには、富山大学附属病院の患者18人分の個人情報が保存されていました。

また、非常勤で勤務するあさひ総合病院の患者577人分の個人情報も含まれていた可能性があるということです。

SDカードは現在も見つかっておらず、外部で不正に使用された事実は確認されていないということです。

いずれの病院も私物のSDカードに患者の個人情報を持ち出すことを規則で禁止していました。

医師は聞き取りに対し、「診療に生かすためにデータを持ち帰っていた。規則違反と認識していたが、私物のカードを使用した」と説明しているということです。

富山大学附属病院はこの医師に対し、今月26日から自宅待機を命じています。

最終更新日:2025年5月29日 19:31
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