埼玉 蕨 郵便局立てこもり事件 初公判 起訴内容を一部否認
おととし、埼玉県蕨市の郵便局で拳銃が発砲された立てこもり事件で、殺人未遂などの罪に問われている88歳の被告の初公判がさいたま地方裁判所で開かれ、被告は「拳銃を発砲したが殺すつもりはなかった」などと述べ起訴内容を一部否認しました。
住所不定で無職の鈴木常雄被告(88)はおととし10月、診察をめぐってトラブルになった埼玉県戸田市の病院で医師らに向かって拳銃を発砲したあと、以前、配達バイクと接触事故を起こした蕨市の郵便局に押しかけて人質を取って立てこもったうえ駆けつけた警察官2人に発砲したとして殺人未遂や銃刀法違反などの罪に問われています。
26日、さいたま地方裁判所で開かれた初公判で、被告は「拳銃を発砲したがいずれも殺すつもりはなかった」などと述べ起訴内容を一部否認しました。
検察は冒頭陳述で「病院でトラブルになった際『100万倍にして返してやる』と発言している。病院、郵便局のいずれも報復しようとしていて殺意があった」と述べました。
弁護側は「驚かすことを思いついただけで殺意はなかった。被害者がいるので相応の責任は取らなければならないが、殺人未遂には当たらない」と述べました。