文系でも医学部に編入できる?医学部学士編入について解説
医師には論理的に物事を考える力が必要です。医学部は理系に分類されているものの、文系でも医学部への編入は可能です。そこでこちらの記事では、文系から医学部に入る方法について解説していきますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
文系から医学部に入る方法
一般的に、文系の人が医学部に入るのは難しいイメージを持たれがちです。その理由としては、文系出身の場合には「生物」「物理」「化学」の3教科が未履修であるというハンデがあるため。そこで、ここでは文系から医学部に入る方法について紹介していきます。
医学部学士編入
医学部への学士編入がひとつめの選択肢です。これは、主に4年制大学の卒業者を対象としたものです。募集定員が少ないことから倍率は高くなってしまうためにしっかりと対策を行っておく必要がありますが、医学部学士編入の場合は受験科目が少ない点や、2年次以降の編入が可能である点などさまざまなメリットがあります。
編入試験の受験科目で選ぶ
編入試験の筆記試験は、「生命科学+英語+α」が基本となっており、二次試験では面接や総合問題、小論文などの内容となっている大学が多くみられます。編入試験を受験する大学を選択する際には、文系のハンデを補うため試験にて数学や物理の比重が少ない大学を選ぶのもひとつの手といえるでしょう。
ここで、医学部編入試験を実施した大学における試験科目についてご紹介します(下記の内容は各大学の募集要項2023年実施試験によるものとなりますので、実際に受験を検討する場合には各大学の募集要項をご確認ください)。
| 大学名(国公立) | 一次試験科目 | 二次試験科目 | 編入年次 |
|---|---|---|---|
| 旭川医科大学 | 学力試験(生命科学、英語) | 個人面接 | 2年次 |
| 北海道大学 | 生命科学総合問題 | 課題論文、面接 | 2年次 |
| 秋田大学 | 書類 | 小論文、生命科学、面接 | 2年次 |
| 筑波大学 | 学力試験1・2、適性試験1・2 | -- | 2年次 |
| 群馬大学 | 小論文Ⅰ、小論文Ⅱ | 面接 | 2年次 |
| 東京医科歯科大学 | 自然科学総合問題 | 面接 | 2年次 |
| 富山大学 | 課題作文、総合試験 | 口頭発表及び面接 | 2年次 |
| 金沢大学 | 書類 | 生命科学 (3次試験:口述試験) |
2年次 |
| 福井大学 | 自然科学総合(生命科学) | 面接 | 2年次 |
| 浜松医科大学 | 生命科学、外国語(英語) | 小論文、面接(個人) | 2年次 |
| 名古屋大学 | 英語、生命科学を中心とする自然科学 | 小論文、面接 | 2年次 |
| 滋賀医科大学 | 総合問題、外国語(英語) | 小論文Ⅰ・Ⅱ、個人面接 | 2年次 |
| 大阪大学 | 学力検査 | 小論文、面接 | 2年次 |
| 神戸大学 | 生命科学と英語の総合問題 | 口述試験 | 2年次 |
| 鳥取大学 | 基礎科学、英語、面接 | -- | 2年次 |
| 島根大学 | 外国語(英語)、自然科学総合問題 | 面接 | 2年次、3年次 |
| 岡山大学 | 書類 | 生物学、面接 | 2年次 |
| 山口大学 | 学科試験、小論文試験 | 面接試験 | 2年次 |
| 香川大学 | 自然科学総合問題 | 面接 | 2年次 |
| 愛媛大学 | 自然科学総合問題 | 個人面接 | 2年次 |
| 高知大学 | 総合問題 | 面接、グループワーク | 2年次 |
| 長崎大学 | 生命科学系科目 | 小論文、面接 | 2年次 |
| 大分大学 | 書類 | 生命科学に関する総合問題 英語 (3次試験:個人面接、発表 及びグループディスカッション) |
2年次 |
| 鹿児島大学 | 学力試験Ⅰ、学力試験Ⅱ | 個別面接 | 2年次 |
| 琉球大学 | 生命科学総合試験Ⅰ、Ⅱ | 小論文、個人面接 | 2年次 |
| 大学名(私立) | 一次試験科目 | 2次試験科目 | 編入年次 |
|---|---|---|---|
| 岩手医科大学 | 学科試験①②、小論文 | 面接 | 3年次 |
| 北里大学 | 基礎学力検査、論文、面接 | -- | 1年次 後期 |
転部
非常に狭き門といえる選択肢ですが、転部をするという選択肢もあります。これは、同一の大学内で所属する学部を変更することを指します。例えば、1年から2年に進級する際、また2年から3年に進級する際に転部が認められるケースが多いといえるでしょう。 ただし、転部を許可している大学はごく一部であり、毎年実施されているわけではないため、自分の大学に転部の制度があるかを確認するところから始める必要があります。もし大学で転部が認められている場合でも、対象となるのは成績がトップクラスであり、医学部のレベルについていける学力を持つ学生のみとなっています。
一般受験
医学部を目指す方法として、一般受験で合格を目指す方法も考えられます。医学部の中には、数学を使わずに受験できる大学もあります。例えば、帝京大学の受験科目は英語が必須となっているほか、数学・化学・物理・生物・国語のうち2科目を選択する形となっています。そのため、必須の英語に加えて国語・化学などの3科目などでの受験が可能となります。文系のハンデを補うには、このように数学を使わずに受験できる大学を狙うのもひとつの方法といえるでしょう。
まとめ
こちらの記事では、文系の方が医学部を目指す方法についてご紹介しました。文系から医学部を目指す場合、一般入試または編入試験のどちらか決め勉強をすることになりますが、自分が有利に勉強を進められる方で対策を行っていくことが重要です。
また、下記のページでは医学部学士編入制度がある大学を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。