編入時の奨学金は?手続きを解説
現在奨学金を利用している方は、編入学奨学金継続願を提出することで編入後も奨学金の継続が可能です。ただし、進学後に給付奨学金を受け取るためには、所定の学力基準を満たす必要があります。本記事では、編入学奨学金継続願や学力基準、編入時の手続きなどをご紹介します。
大学編入者向け「編入学奨学金継続願」とは
編入学奨学金継続願は、他の大学へ編入学後も継続して奨学金を受け取るために必要な届け出です。日本学生支援機構の奨学金を受け取っている場合に必要で、編入前の大学(現在在籍している大学)へ作成を依頼します。基本的に編入学奨学金継続願を学生本人が提出する必要はなく、編入前の大学が作成した後、編入先の大学へと直接提出されます。
提出期限に注意
編入学奨学金継続願は提出期限が定められており、編入後3ヶ月以内に提出しなくてはいけません。提出期限が過ぎると奨学金の給付に影響するほか、継続できない可能性があります。他大学への編入が決定した後は、期限に間に合わせるよう速やかな対応をおすすめします。
また、編入学奨学金継続願の提出が遅れると、奨学金の振込のタイミングにも影響が及びます。スムーズに受け取るためには、1日でも早く手続きすることが重要です。
編入の奨学金制度にも学力基準がある?
大学編入時の奨学金制度には、所定の学力基準が設けられています。しかし、学校成績によっては採用されない可能性があるため注意しましょう。
学校成績の学力基準
編入後も日本学生支援機構の奨学金を利用する場合、以下の学力基準を満たす必要があります。
- GPA(平均成績)が在学する学部などの上位2分の1以上の範囲であること
- 修得単位数が標準単位数より多く、目標を持って学修する意欲が学修計画書で確認できること
GPAと修得単位数は、入学時〜前学年までの累積を基準に判断されます。ただし、災害や傷病などやむを得ない理由があり、かつ学習意欲が確認できる時は、修得単位数が標準単位数に足りなくても上記基準を満たせます。
奨学金に採用されない条件
下記のいずれかの条件に当てはまる場合、奨学金に採用されないので注意しましょう。
- 修業年限で卒業・修了できないことが確定している
- 修得単位数の合計が標準単位数の半分以下である
- 履修科目の授業の出席率が5割以下で、かつ学習意欲が著しく低い状況である
4年間で大学卒業・修了が難しい時や、修得単位数が半分に満たない時は奨学金を受け取れません。また、授業の出席率が5割以下で学習意欲が低い場合も対象外となります。
ただし、上記の条件に該当する方でも、災害や傷病などやむを得ない事情がある時は支給対象になる可能性があります。
一般入試よりも情報の少ない大学編入は、併願時の複雑な日程調整や受験条件の確認も踏まえて、いろいろ準備するのが大変です。1人で悩まず、まずは編入のプロに相談するのが合格への近道かもしれません。
編入時に奨学金手続きをする際の流れ
大学編入時の奨学金手続きの流れは次のとおりです。
- 編入前の大学に「編入学奨学金継続願」の作成を依頼する
- 履修計画に関する書類を作成する
- 編入先の大学に履修計画の書類を提出する
- 編入元の大学から編入先の大学へ継続願が送付される
- 転入先の大学から日本学生支援機構へ継続願が送付される
- 日本学生支援機構で審査を行い、承認・不承認を判断する
必要な書類は編入学奨学金継続願のみで、編入前の大学が作成してくれます。なお、別途履修計画に関する書類の提出が必要です。
履修計画について
履修計画は、編入から卒業までの学習計画のことで、申告内容を書類にまとめる必要があります。卒業までの奨学金支給の有無に関わるため、早めに作成に取りかかりましょう。なお、履修計画のフォーマットは大学によって異なります。
編入時の奨学金手続き【まとめ】
大学編入後も奨学金を受け取る場合、編入学奨学金継続願を提出する必要があります。書類の作成は編入前の大学が対応しますので、学生課などに作成を依頼しましょう。ただし、学校成績によっては奨学金に採用されない可能性があります。GPAなどを満たせるようにしておきましょう。
また、大学編入の年次にも注意が必要です。2年次編入と3年次編入では、大学や学部の選択肢が異なるため、編入先の大学は慎重に選びましょう。
大学編入の受験勉強は、いつから・何から始めたらいいか悩みがち。そんなときは、まず試験当日から逆算してスケジューリングしてみましょう。ネット上の「合格体験記」と合わせて、自分に合った編入試験の攻略方法を探したい人は、以下もチェックしてみてください。