提出者:ユラリア・ウィンターフィア
『薬理学理論』レポート課題5
1.序論
本レポートでは、ブラウン・セカール症候群において観察される「損傷した脊髄部位の少し上での感覚過敏」という現象について、講義内容に基づいた論理的考察を試みる。
2.分析と仮説
ブラウン・セカール症候群は脊髄の片側に損傷が生じた際に現れる症候群である。講義内容から推察すると、この症候群では以下の症状パターンが確認される。
1.損傷側と同じ高さの神経支配領域:完全な機能喪失
2.損傷側の下方領域:運動麻痺
3.非損傷側の下方領域:粗大皮膚感覚および温痛覚の減弱
4.非損傷側の損傷地点と同じ高さの神経支配領域:症状なし
感覚過敏現象について論理的に考察すると、脊髄における神経線維の枝分かれの特性が関与していると思われる。教授の講義によれば、感覚神経が脊髄に入ると多方向に枝分かれし、「ちょっと上で交叉する」経路も存在する。
従って、私は以下の仮説を提示する。
損傷部位の少し上で感覚過敏が生じる原因は、通常であれば損傷部位を通過するはずだった感覚情報が、損傷を迂回するために別経路を辿り、その結果として特定の領域に過剰な感覚入力が集中するためではないだろうか。この現象は一種の代償機構と考えられる。
また教授が指摘したように、脊髄に入った感覚神経は複数に枝分かれする。通常の状態では、これらの枝分かれは適切に分散して情報を伝達するが、損傷があると情報伝達のバランスが崩れる可能性がある。
損傷部位の少し上に位置する神経回路には、本来よりも多くの感覚情報が流入することになり、これが感覚過敏として知覚されるのではないか。
3.限界
この仮説では、なぜ感覚減弱ではなく過敏が生じるのかを十分に説明出来ていない。また、講義で説明された枝分かれの機能が具体的にどのようにこの現象に関与するのかについても、より詳細な神経回路の理解が必要である。
4.結論
ブラウン・セカール症候群における感覚過敏は、脊髄内の神経枝分かれの特性と損傷に対する神経系の代償反応によって引き起こされる可能性がある。しかし、この仮説を検証するためには、より詳細な情報や実験が必要である。
5.付記
どうすればいいと思いますか?
《参考文献》
1.『世界から魔法を消す魔法の魔法陣メモ』 リーシャ著
2.『世界に魔法を復活させる魔法の魔法陣メモ』 リーシャ著
提出者:リーシャ
『薬理学理論』レポート課題5
■はじめに
脊髄の片側が寸断されると、その人の身体は二つの世界を同時に生きることになる。片側は動かない、もう片側は感じない。でも興味深いことに、寸断部の「少し上」で感覚が過敏になる現象が起きる。これって何? まるで切断された神経が「ここにいるよ!」と叫んでいるみたいです!
■切れた神経の悲鳴?
教授の説明によると、脊髄に入った感覚神経は枝分かれするとのこと。「ちょっと上に行く」枝があるなら、「ちょっと下に行く」枝も絶対あるはずです! だって、ない理由がありませんから!
《私の仮説》
1.下向きの枝分かれが存在する!
2.その枝は下で交叉して反対側へ
3.でも交叉した先が寸断されている
4.行き場を失った神経の切れ端が「暴走」している
■想像実験『切断神経暴走説』
想像してみてください!
あなたがメッセージを持って走る伝令です。いつも通る道が突然崖崩れで塞がれました。伝令はどうしますか?
1.諦めて帰る? いいえ!
2.別ルートを探す? もちろん!
3.でも全部の道が塞がれたら? パニックになる!
神経も同じです。信号を送りたいのに送れない。行き場のない信号が蓄積して、自然発火が起きる。火炎魔法を発動していない所で何故か作動する防火魔法のようなものです。そして脳はこれを「何かが触れている!」と誤解します。
■今のところの証拠!
・教授は「ちょっと上行く枝」の存在を確認した(下行く枝の存在も十分あり得る!)
・感覚過敏は損傷の「少し上」で起きる(下行く枝と一致!)
■結論:切断神経も夢を見ます!
結論として、ブラウン・セカール症候群における感覚過敏は、断線した神経の「行き場のない信号」が引き起こす幻覚的感覚なのではないか? これは私が名付けるところの「切断神経が見る夢」現象です!
簡単に言えば!
下行き分岐→交叉→断線→切断端が自発的に信号発生→脳が誤って感覚と解釈
ということです!
■参考文献
1.薬理学理論第五回講義ノート ユラリア著
2.自分のやけど体験 リーシャ体験
3.寮のネコが足をケガした時の観察記録 リーシャ観察
4.『第一級虚空魔法理論』総合学院図書館404書庫保管 (読んだら面白かったです! おすすめ!)
5.『現実性基礎論』 著者不明 (こっちは難しいので、あんまり!)